ジャズの名盤セレクション・ベスト100(51~100)
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団塊世代ど真ん中です。
定年退職してからアルト・サックスを始めました。
プロのジャズサックス奏者に習っています。
(高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました)
主にジャズについて自由に書いています。
独断偏見お許しください。
ジャズ名盤と言われるアルバム・ベスト100セレクションです。
ありきたりな、良くあるセレクションではなく、他では選ばれていないようなものにもスポットを当てたいと思っています。
前半50位までに続き、後半51位~100位のセレクション、楽しんでください。
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BGMは59番の Happenings からもう一つの「処女航海」
51 Koln Concert / Keith Jarrett
*完全即興ピアノソロ・神が降臨 ’75
52 Modern Art / Art Pepper
*ペッパーのカッコよさはこの辺りが一番かと!
53 Art / Art Farmer
*このアート・ファーマーが切々と語りかけてくるような音楽を繰り返し聴いていた時期がありました。
54 Leapin’ and Lopin’ / Sonny Clark
*31才で亡くなったソニー・クラークのラストアルバム。〈Deep In A Dream〉が深いバラード。この1曲だけテナーサックス がアイク・ケベック。
55 Undercurrent / Kenny Drew
*Freddie Hubbard(tp),Hank Mobley(ts),Kenny Drew(p),Sam Jones(b),Louis Hayes(ds)という布陣でハード・バップ!悪い訳ない。
56 Undercurrent / Bill Evans & Jim Hall
この音楽の精神性の高さと集中には驚きます。高速で演奏されるMy Funny Valentineを聴いてください。
57 Town Hall Concert / Charles Mingus
*ミンガスの音楽の凄まじい迫力!E.ドルフィー、クリフォード・ジョーダン、ダニー・リッチモンドなどの6重奏団。
58 Maiden Voyage / Herbie Hancock⇨
*この盤については「当時のジャズ界に新しい、爽やかな風が吹き抜けた」というような表現をされます。同感です。
59 Happenings / Bobby Hutcherson
58の盤と同じくらい新鮮で、カッコよくて、’60年代ジャズを象徴するような、ハッチャーソンを有名にした1枚。
61 Moon And Sand / Kenny Burrell⇨
*軽快にスィングするバレルと優雅なバレル。どちらも好きだがこれは後者の代表的な作品。静かな音楽。
62 Pike’s Peak /Dave Pike
*唸りをあげるデイブ・パイクのヴァイブラフォーンに対抗するのはビル・エヴァンズ。
63 Some Like It Hot / Barney Kessel (1959)
*1959年というのはジャズの当たり年で”Kind Of Blue””Giant Steps”を始め来たるべき60年代を予見させる音楽が数多く発表されたが、西海岸でもこのように燃えていたというケッセル、ペッパー、シェリー・マン達の心意気。
65 A Day In The Life / Wes Montgomery
*CTIレーベルが全力を注入したイージーリスニング・ジャズの金字塔。
ビートルズのオリジナルより好き。
66 Dippin’ / Hank Mobley⇨
*「リカード・ボサ・ノバ」楽しさ爆発。ハンク・モブレイにこんなヒット作があったことが喜ばしい。
67 Hub Tones / Freddie Hubbard⇨
*フレディの盤はたくさんあるのに何故かこのアルバムに愛着を感じる。演奏される曲が好きだからか。
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68 The Complete Roost Session Vol.1 /Stan Getz⇨
*天才スタン・ゲッツの若き日々を捉えた傑作。
これとVol.2の2枚は私の宝物(のひとつ)です。
70 At The Black Hawk vol.1 / Shelly Manne
*シェリー・マンが背後からヒシヒシとシンバルを叩くと、まぎれもないマンのジャズになる。西海岸のライブ。このシリーズVol.5まであるが全部聴きたい。
71 Chet Baker Sings
*中性的と言われるチェットの歌声だが、決して軟弱ではない。こんなに長く愛されるのがその証拠。何よりヴォカールの後のペットのソロが曲を引き締める。
72 Cannonball Adderley Quintet in Chicago /Cannonball Adderley⇨
*キャノンボールがコルトレーンを迎えたクインテット(5重奏団)はこれだけ!
73 Smokin’ At The Half Note/Wynton Kelly&WesMontgomery
*ウィントン・ケリーにウェス・モンゴメリー:ジャズの楽しさを満喫できるライブ・アルバム。
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74 Unforeseen Blessings / The Leaders
*素晴らしい演奏だと思うのだが、日本人が書いた文でこの盤に言及してある文章に出会ったことは一度もない。Amazonレビューでもこの盤を褒めているのはたった一人です。(それは私です^^)
75 The Sixth Sense / Don Pullen
*これは新主流派ジャズの一つの完成形であり到達点です。
Olu Dara-tp、Donald Harrison-as、Don Pullen-p、Fred Hopkins-b、Bobby Battle-ds、しかしこの盤を褒めている文章に出会ったことは一度もない。
76 Pearls / David Sanborn⇨
*これがサンボーンのJazzだ。偏見無しで聴いてください。バッパー魂もちゃんと息づいている。
77 Basie And Zoot / Count Basie & Zoot Sims (1975) /Zoot Sims⇨
*これはもう文句なし。カウント・ベイシーとズート・シムスがやるとこんなジャズになる。
78 Encounter / Pepper Adams
*ペッパーアダムスのバリトンサックス、トミフラのピアノ、ズートの参加、エルヴィンのドラム、聴きどころ満載アルバム。
79 Montreux ’77 / Tommy Flanagan
*ジャズ界のジェントルマン、トミフラのモントルーでのライブ。ここでも背筋がシャンと伸びた端正な演奏で、しかも聴衆を楽しませる。名人芸。
80 Everybody Digs /Bill Evans
*1958年のRIVERSIDE盤。ドラムがフィリー・ジョー。全曲が素晴らしいと言える。
81 Basra / Pete La Roca
*ピート・ラロカというドラマーの代表作。一度は聴きましょう!
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82 Page One / Joe Henderson
*ジョーヘンダーソンのデビュー作。ケニードーハム”Blue Bossa”はここから生まれた。
83 Stablemates /ROOTS
*アーサー・ブライス、ネイサン・デイヴィス、ドン・プーレンなどが組んだスーパー・ユニットで素晴らしい曲たちを演奏。⇒ STABLEMATES
84 Cannonball Adderley Live! (1964)
*C.ロイド、ザヴィヌルがいた時代の白熱ライブ。
85 The Great Pretender / Lester Bowie
*忘れられたトランペット、レスター・ボウイの代表作。(ECM盤)
The Great Pretender が聴きどころ。
86 Forest Flower / Charles Lloyd
*これは忘れられないアルバム。キース・ジャレット、セシル・マクビーも聴けます。
87 Musical Romance /Billie Holiday &Lester Young
*ビリー・ホリディとレスター・ヤングの共演オムニバスで最良の1枚。
88 Dusty Blue / Haward McGhee
*ハワード・マギーの代表作。”Cottage For Sale”は必聴!
89 Domino / Roland Kirk⇨
*カーク入門と言われたらこれをお勧め。〈Domino〉や〈Get Out Of Town〉の名演奏。
90 Volunteered Slavery /Roland Kirk
*異様な出で立ちの盲目の怪人カークだが、その本質はジャズでありソウルだ。B.バカラックの〈I Say A Little Prayer〉が途中から、コルトレーンの「至上の愛」 に変わる瞬間ゾクッとする。
91 BACKLASH / Freddie Hubbard
1970年代ジャズ喫茶の大きなスピーカーからフレディ・ハバードの「反撃」ラッパが鳴り響いていました!思い出の1枚。
92 Flamingo / S.Grappelli & M. Petrucciani
*仏のステファン・グラッペリとミシェル・ペトルチアーニの共演。支えるベースがムラーツでドラムはロイ・ヘインズ。1曲目、These Foolish Things でジャズの楽しさがスタート♪。
93 Black And Blue / Gene Harris⇨
*Concord のジーン・ハリスは全部好きだがこれは選曲が抜群に良くて、ベスト。
94 Live At Yoshi’s / Pat Martino
*デフランセスコ(オルガン)とマルティーノの競演は白熱!
95 Standards /Alan Pasqua
*抜群の良い音で聴くステキなピアノ・トリオ
96 Live / Pharoah Sanders
ファラオ!ヒックス!
このアルバムの1曲目〈You’ve Got To Have Freedom〉を聴いてみましょうか。
これが騒音のように聴こえるようなら・・・まだ、このようなJazzを聴くにはちょっと早いのでしょうか。
97 Shakill’s Ⅱ/David Murray
誰も言わないけど、これ、名盤!
これなら聴き易いですよ!メロディがまるで歌謡曲みたいです。
このアルバムの中の1曲〈For Cynthia〉です。
98 Blue Bash !/ Kenny Burrell&Jimmy Smith
*この二人の競演は最高です。
99 Recado Bossa Nova/Gianni Basso &Irio De Paula
*イタリアのテナーサックスの巨匠ジャンニ・バッソ(2009年死去)とブラジル出身のギター、イリオ・デ・パオラがラテン・ジャズをかっこよく決めている。
100 New Standards / John Pizzarelli ⇒
*ピザレリ好きです。ここでは映画「マンボ・キングス」挿入歌〈Beautiful Maria Of My Soul〉なんかもやってくれています。
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ちょっと特色のある50枚を選べたかな…♪
しかしやってみて、思ったけど100枚では少ないですね。
せめて250枚くらいいきたい感じですね。
というわけで・・・
⇨
……….I need a cup of coffee.
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