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【ジャズ】テナーサックスとギターが共演するカッコいい名盤・6組のテナー&ギター

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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テナーサックスギター

この2つの楽器は非常に相性がいいんです

だから共演した名盤がいくつか生まれています

何故そんなに相性がいいのか?

それを理論的に説明することは私には難しいです^^

ただテナーサックス(アルトではちょっと違うんですよねぇ)とギターの音のブレンドが気持ちいいことは間違いありません

テーマをユニゾンで合奏することも多くてすごくカッコイイですよネ。

*ただこの2つの楽器の共演、意外と少ないのです。

有名テナーサックス奏者でギターとの共演の録音が全くない人も多いのです。

という訳で、とにかく聴いてみましょう。

ジョン・コルトレーンとケニー・バレル

はい、1枚目はこれです。

〈Freight Train〉

やはりテーマのユニゾン・プレイで始まってテナー・ソロ→ギター・ソロと続きます。カッコいいです。

ケニー・バレル (g)
ジョン・コルトレーン  (ts)
トミー・フラナガン  (p)
ポール・チェンバース  (b)
ジミー・コブ   (ds)              1958年録音

このアルバムからもう1曲聴きたいのですが、コルトレ―ンとバレルのデュオで演奏される〈Why Was I Born?〉にします。

Why Was I Born?” is a 1929 song composed by Jerome Kern, with lyrics written by Oscar Hammerstein II.ーーーWikipedia

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ソニー・ロリンズとジム・ホール

はい、次はこれです。

ロリンズの作った名盤の1枚です。「橋」 The Bridge

〈Without A Song〉

*この曲、ヴィンセント・ユーマンス Vincent Youmansにより1929年に作られてその後ポピュラーソング、ジャズでも多く取り上げられてスタンダード曲となりました。

ソニー・ロリンズ  (ts)
ジム・ホール  (g)
ボブ・クランショウ  (g)
ベン・ライリー  (ds)                  1962年録音

タイトル曲〈The Bridge〉をかけようと思うのですが、これは動画がありますのでそちらにします。

 

いやー、実にカッコいいですね!

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ウエス・モンゴメリーとジョニー・グリフィン

次も超有名盤です。 ウエス・モンゴメリー〈Full House〉

カリフォルニア、クラブTsuboでのライブ録音です。

メンバーが以下ですから!

ウエス・モンゴメリー (g)
ジョニー・グリフィン  (ts)
ウィントン・ケリー  (p)
ポール・チェンバース  (b)
ジミー・コブ   (ds)                1962年録音

1曲目〈Full House〉は耳タコなので止めておきます。
他にもカッコいい曲満載ですからね。

〈Blue ‘N’ Boogie〉

〈Come Rain Or Come Shine 〉

 

もう5人全員が聴き所ですね。
この時代のジャズが未だによく聴かれる理由がよくわかります。

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ハンク・モブレーとグラント・グリーン

次、モブレー&グリ-ンです。

これ↓

このメンバーも

ハンク・モブレー   (ts)  
グラント・グリーン  (g)
ウィントン・ケリー  (p)
ポール・チェンバース  (b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ  (ds)            1961年録音

1曲目タイトル曲の〈Workout〉 

この曲テナー&ギターのユニゾンなど無いですから、何にも知らずに聴いているとモブレー・カルテットの演奏かな?と思うのですが、4分辺りでグリ-ンのカッコいいシングルトーンが入ってくるのです。

〈The Best Things In Life Are Free 〉

このアルバムの他の曲は全てモブレーの自作曲ですが、この曲だけがスタンダードです。
●ところでこの曲のタイトルですが
「人生で一番大事なものは自由だ」みたいに訳されることが多いようですが、実は
「人生で大切なものは無償のものである」が正しいと思います(複数形であることからもそれが分かりますねーー大切なものは全て無償)

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グラント・グリーンとジョー・ヘンダーソン

〈Idle Moments〉

タイトルナンバーを書いたのはこのアルバムでピアノを弾いているデューク・ピアソンです。夢魔的な名曲だと思います。

美しいピアノの後に入ってくるグリーンのギターが痺れさせます。その後のヘンダーソンのサックスも見事に雰囲気を引き継ぎます。ハッチャーソンも。
 夜の曲です。

〈Jean De Fleur〉
こちらはグリーンの曲です。

グラント・グリーン  (g)
ジョー・ヘンダーソン  (ts)
ボビー・ハッチャーソン (vib)
デューク・ピアソン  (p)
ボブ・クランショウ  (b)
アル・ヘアウッド  (ds)     1963年録音

G.グリーンとJ.ヘンダーソンの共演盤では’64年に録音されながらお蔵入りしていて、M.カスクーナにより発掘されBNLTシリーズで出た〈SOLID〉というアルバムがあります。
マッコイ・タイナー、エルヴィン・ジョーンズを擁し、何でこれがお蔵入り?といぶかる名作です。

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ケニー・バレルとスタンレー・タレンタイン

最後の組み合わせはケニー・バレルとスタンレー・タレンタインです。

これも有名盤 Midnight Blue

〈Midnight Blue〉

〈Saturday Night Blues〉

2曲ともバレルの作曲でした。

ケニー・バレル  (g)
スタンレー・タレンタイン   (ts)
メジャー・ホリー  (b)
ビル・イングリッシュ   (ds)
レイ・バレット (conga)               1963年録音

ピアノレスでコンガが入っているのが特色です。ありそうで余り無い編成です。

まとめ

6組のテナー&ギターを紹介しました。

テナーは6人揃いましたがギターは4人でした。

(テナー)              
ジョン・コルトレーン          
ソニー・ロリンズ
ジョニー・グリフィン
ハンク・モブレー
ジョー・ヘンダーソン
スタンレー・タレンタイン

(ギター)
ケニー・バレル 
ジム・ホール
グラント・グリーン
ウエス・モンゴメリー

誉めるときの語彙が「カッコいい」しかないのが情けないです^^

最後までありがとうございました。
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