JAZZという音楽の魅力を中心に

ジャズの名曲シリーズ:Without A Song (アート・ペッパー、ソニー・ロリンズ、ジョー・ヘンダーソン、フランク・シナトラ、カーペンターズなど)

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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この曲、ヴィンセント・ユーマンス Vincent Youmansにより1929年に作られた曲なのですが、なかなかステキなメロディの曲なので、ジャズだけでなくポップス系でもヒットがあって、スタンダード曲となりました。

作詞: ビリー・ローズ、エドワード・エリスク Billy Rose, Edward Eliscu
作曲: ヴィンセント・ユーマンス Vincent Youmans
ミュージカル Great Day (1929) より

Without A Song というタイトルの意味ですが

歌がなければ⇒歌がなければ生きていけない

という意味になりますね。(歌詞がそうなっています)

アート・ペッパー

とにかく筆者が一番好きなアート・ペッパーの演奏から聴きます!

 

Art Pepper (alto sax)
Carl Perkins (piano)
Ben Tucker (bass)
Chuck Flores (drums)
THE ART OF PEPPER, VOL.II’ (Omega Records) 1957年録音

●ペッパーは絶好調なのですが、カール・パーキンス(ピアノ)、ベン・タッカー(ベース)、チャック・フローレス(ドラムス)のトリオがまた最高なんです。

(*このペッパーのOmega Records への吹き込みはLP時代Vol.1~3となっていてややこしいのですが、今は12曲をCD1枚で聴くことができます。
これを買えばいいのです。↓)

ソニー・ロリンズ

続いてはロリンズが作った名盤の1枚The Bridge 「橋」に収録されている同曲です。

ロリンズが演奏すると本当に貫禄勝ちというか、みんな格調が出てしまいます。凄い人です。
(*1930年生まれ、最後の巨人、いつ知らせがあっても不思議はない歳になりました)

ソニー・ロリンズ  (ts)
ジム・ホール  (g)
ボブ・クランショウ  (g)
ベン・ライリー  (ds)                  1962年録音

このアルバムはギターのジム・ホールとの共演が焦点になります。そしてそれが見事に成功している点です。

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ジョー・ヘンダーソン

ロリンズと同じテナーサックスのジョー・ヘンダーソンが1967年に作ったアルバム「ザ・キッカー」でこの曲を採りあげました。 さすがいいセンスしています。

ジョー・ヘンダーソン  (ts)
マイク・ローレンス   (tp)
グラチャン・モンカ― (tb)
ケニー・バロン (p)
ロン・カーター  (b)
ルイ・ヘイズ  (ds)

ヘヴィー級のカッコいいサウンドですが、筆者は特にドラムのLouis Hayesが叩きだすシンバルを中心とするドラムス音に痺れます。

 

ビル・エヴァンス

ビル・エヴァンスの耽美的なアルバム You Must Belieave In Spring にこの曲が収録されています。但し、注意書きが必要ですので曲の後をお読みください。

 

このアルバムですが、私が持っているCDにはこの曲Without A Song は入っていません。

入っているのは次の7曲です

1.B Minor Waltz
2.You Must Believe In Spring
3.Gary’s Theme
4.We Will Meet Again (For Harry)
5.The Peacocks
6.Sometime Ago
7.Theme From M*A*S*H  (aka Suicide In Painless) 
   Recorded at Hollywood,CA Aug.23.24.25,1977

ずっとこの7曲だったはずです。この7曲で完結したアルバムでした。

それがいつのまにか次の3曲が追加されているようなのです。

8.Without A Song
9.Freddie Freeloader
10.All Of You

amazonは例によって曲目表示をしていませんので、私が挙げているこの盤↓もどちらかわかりません。 (「通常盤」とあるのがおそらくオリジナル7曲なのでしょう)

●話が長くなって申し訳ないのですが、このWithout A Song の演奏悪くない。全然悪くない演奏なんですが、どこから持ってきた3曲なのか、初めの7曲が作る世界と全く合っていません。最初に書いたように、7曲で世界が完結していたのです。
兄と妻の自死という過酷な事件に必死で耐えてつむぎ出した余りにも哀しい1枚なのです。
追加された3曲は録音の時期も全然違うはずです。
こんなことはしてはいけません。余りにも無神経です。

フランク・シナトラ

元々が歌詞付きの歌ですから、歌で聴きましょう。

そうなるとシナトラさんに登場願うのが適切でしょう。

 

素晴らしいアルバムです。トミー・ドーシーに捧げられた1961の作品です。
サイ・オリバーが編曲・指揮を担当しています。昇り竜だったシナトラを捉えた作品。

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カーペンターズ

ここでカーペンターズを聴きましょう。

*この曲カーペンターズに良く似合うとは言い難いかもしれません。しかしコーラスなど他ではやらない試みもやっていましたね。

カレンの死後に未発表作品集として出されたアルバムです。

カレンが亡くなった後と聞くとジャケットの表も裏もカレン(リチャードも)の顔が寂しげに見えます。

 

フレディ・ハバード

1969年、ドイツMPSレーベルにトランぺッター、フレディ・ハバードが吹き込んだアルバムから同曲を聴きます。

フレディ・ハバード  (tp)
エディ・ダニエルズ (ts)
ローランド・ハナ  (p)
リチャード・デイヴィス  (b)
ルイ・ヘイズ  (ds)

●実はバンドのまとまりは良くないです。急造バンドという感じ。
ジョー・ヘンダーソン The Kicker のところでルイ・ヘイズのドラミングを褒めたんですがこれが同じ人?同じ曲?というくらいヨレヨレ状態です。(コンディション、何等かの事情でこれ程までに変わるという意味で興味深い)ピアノのハナも精彩がない。(←ただコードを叩いているだけ)
*ジョーヘン盤ではリズムを先導していたルイ・ヘイズ、ここでは遅れ気味に慌ててシンバル乱打しています。これではドラムスの役割を果たしていません。
ところがフレディは絶好調で周りのことなど委細構わずバリバリ吹きまくってます。
このアルバムが好きなフレディ・ハバード、ファンがいることに納得します。
やっぱりジャズは不思議というか生物なまものみたいなところがあって、そこが面白かったりします。

まとめ

7組の演奏、歌を聴きました。
歌も演奏ももっとあるのですが、特に興味深いもの(いい意味でも悪い意味でも)をピックアップしてみました。

最後まで見て頂いてありがとうございました。
Special Thanks

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