中洲ジャズ2017報告:EK²はジャズらしいバンドだった(コルトレーン・トリビュート)
中洲ジャズ2017,オープニング ブルーステージで
EK²を聴きました。
コルトレーン没後50周年を記念した臨時編成バンドということで、興味を持って聴いたのです。
(*ジョン・コルトレーンが亡くなったのは1967年7月17日ですからちょうど50年経ちました)
メンバー&曲目
吉岡かつみ:ピアノーージャズピアニスト。作曲家、編曲家。
清水賢二:テナーサックス
香月宏文:ドラム from 宮崎
これがなかなか良かったです。
以下の4曲、約40分のステージでした。
1.ミスターPC
2.オーバー・ザ・レインボー
3.モリタート(マック‥ザ・ナイフ)
4.マイ・フェイヴォリット・シングズ
演奏
しょっぱな「ミスターPC」のメロディが流れた時、すでにコルトレーン世界になりました。
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◎ドラムが時にエルヴィン・ジョーンズを思わせる・・・と言ったら褒め過ぎになりますが、良かったです。
◎吉岡さんのピアノは、もうベテランという感じで、うまいものでした。
トークも手慣れたもので貫禄でした。
EK² の意味は・・・イケ、イケ!・・・だそうです。
惜しむらくはやはりエレクトリックではなく、普通のピアノで聴きたかったです。
◎サックスの清水さん、はじめちょっと緊張してあったようです。
音がちゃんと出てないところありました^^
しかし、サックスは(特にテナーは)重労働だと思いましたねー。
いや運動量で言えばドラムスとかのほうが大きいでしょうが、
何しろ楽器に息を吹き込む作業ですから、あがったりすると、それこそ息が上がってものすごく疲れるはずです。
清水さんもこのステージで疲れたと思います。
しかし2曲目のバラードを含めいい演奏でした。
また贅沢を言わせてもらえば「マイ・フェイヴォリット・シングズ」はソプラノ・サックスでやってもらえたら、もっとコルトレーン・トリビュートらしくなったかも・・・なんて。
まとめ
(いまや中洲ジャズでは珍しいと言ってもいい)純粋ジャズの演奏で感激しました。
1,4曲目にコルトレーンの曲で、3曲目に敢えてロリンズ の曲「モリタート」を入れる構成なども良かったです。
もっとじっくり聴きたくなるバンドでした。
もう一つ贅沢を言えば、やはりベースを入れてカルテット演奏だともっと嬉しかったかも。
★最後にジョン・コルトレーン・カルテットが演奏する Mr.P.Cを聴きましょう。
*P.C.は勿論 ポール・チェンバースのことです。
このアルバムです。
*コルトレーンについては以下の記事で書いています。