活躍が目立つ女性サックス奏者(海外2人、日本4人)キャンディ・ダルファーから矢野沙織、ユッコ・ミラーへ
キャッチ画像左キャンディ・ダルファー、右お父さんのハンス・ダルファー。
最近女性の管楽器奏者がたくさん出てきているようです。
特にアルトサックス奏者が目立ちます。
海外ではキャンディ・ダルファーが一番早く活躍を始めました。
日本では例の映画「スウィング・ガールズ」のあたりから、ブームが来たようです。
(*この映画自体は私には余り出来の良い映画とは思えませんでした)
今回は女性ということで、全てライブ動画で行きたいと思います。
Contents
海外の女性サックス
キャンディ・ダルファー
何といってもその知名度と実力でキャンディ・ダルファーがピカイチでしょう。
1969年オランダ生まれ
お父さんのハンス・ダルファー(単にダルファーと呼ばれていました)が実力のあるサックス奏者です。
そのキャンディですが、ちょっと目を離すとこんなことになっています。
(以前はもう少しおとなしかったのですが、なんか凄いことになってます。)
でもまあ、ファンキーでかっこいいですね。
ミンディ・エイベア
アメリカからはミンディ・エイベア。
キャンディと同じ1969年生れです。
ミンディは現在はMindi Abair & The Boneshakersというバンドを組んでいるようです。「骨揺らしバンド」!
実は割と正統的な演奏をしていた動画をアップしていたのですが、それらは削除されて、全てBoneshakers の演奏だけになっています。(女性は変わり身が早いようです^^)
Mindi Abair&The Boneshakers “Summertime”
日本の女性サックス
小林香織
人気と実力で一番に来るのはこの人でしょうか。純粋にジャズというよりフュージョン的ではありますが。1981年生まれ。
Nothing Gonna Change My Love For You
うまくてかっこいいです。
矢野沙織
この人はですねー。最初CDで聴いた時吹けてないなぁ、と思いました。
その後日野皓正のグループにいたときの映像をテレビで見たときも「お飾り」のようでした。
今、Youtube検索しても超ミニスカの映像ばかりで、ちょっと変な扱いをされているようです。
しかし、だんだん実力をつけてきているようです。
Youtube映像で一番まともにジャズを演奏しているのがこれです。
◆追記(2017、June)
矢野沙織、最近XperiaのCMに出てますね。
消されたもう一つのCMで矢野が吹いている曲はチャーリー・パーカーの〈Confirmation〉でした。
寺久保エレナ
寺久保は1992年生まれの女性サックスですが、本格ジャズ指向のサックスです。
いや、すごいですねぇ!
ユッコ・ミラー・Yucco Miller(大西由希子)
こちらは年齢公表していないですが、かなり若いようです。
でも演奏はすごいです。
Love Come Back To Me
最初の1分30秒のドラムソロが余計ですが。(ここはいきなりサックスのテーマで飛び出しが良かったです)
サックスの腕はすごいです。
人は見かけで判断してはいけないですね。特に最近の若い人は。
新しいところを見るとこんなものもアップされていました。
(コレ、音採りと映像採りを別々にやっていると睨みました^^Jazzでは禁じ手です)
*ユッコ・ミラーのミラーは驚いたことにグレン・ミラーから取ったそうです。
最後に
おわりの二人、寺久保とユッコはちょっと突然変異的なものを感じたりします。
どうして、日本の若い女性にこんな演奏が出来る人が出てくるのでしょうか?
ちょっと昔の感覚では測れない才能が出てきているのですね。
昔はバークリーに留学して修行を積んでみたいなルートみたいなものがあったのですが、もうまるで漫画(「BLUE GIANT」のような)を見るようです。
*たださすがにテナーサックスを吹く人は少ないようです。
おそらく女性だとテナーのキー・ボタンに指が届きにくいのかもしれません。それに重いし。
余程大柄な女性でないと、テナーは難しいでしょうか。
(*あ、でも別の映像で大柄でもない女性がバリトンサックスを吹いているところを見た覚えがあります)
女性サックス奏者特集でした。
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