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ラテンの覇者、カエターノ・ヴェローゾの名盤を聴く:カエターノの魅力をまだ知らない方へ捧ぐ

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

キャッチ画像はWikipediaより引用

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現代のラテン音楽のヴォーカルで最も世界的な成功をおさめているのは

カエターノ・ヴェローゾ( 1942年8月7日ブラジル生まれ- )ではないでしょうか?

例えに出すのも悪いですが、むかーしスペインのフリオ・イグレシアスが世界的人気がありましたが、カエターノの成功はそういうレベルではなく、音楽家として高い評価を受けています。

何しろ同郷の先輩ジョアン・ジルベルトのレコードのプロデュースをするような立場にありますから。

ちなみにカエターノがプロデュースしたのはこのCDです。

そんなカエターノの歌と演奏の魅力を主に2枚のCDから探ってみたいと思います。

*ただお断りしておきますが筆者はジャズが一番で、ラテン音楽は傍系で聴いている程度ですので、本当に詳しいことは分かっていません。ジャズ好きが聴くラテン音楽、程度の気軽さで読んでくださると助かります。

アルバム「粋な男」Fina Estampa

私が個人的にカエターノの最高傑作と思うCDです。

*私が持っているのは輸入盤なのですが、こればっかりは国内盤を買えばよかったと思いました。 スペイン語が分からないのです^^曲のタイトルの意味も分からない!

日本盤はこちらです

まあとにかく1曲を聴きましょう。

〈Pecado〉

 

●同曲、ライブヴァージョン

*出だしのジョノセ(Yo no se)はわかりませんが、さすがにテ・キエロ(Te quiero)はわかります。Pecado は「罪」という意味だそうです(Google翻訳で調べました^^)

 

このアルバムはカエターノの母国ブラジルを除く中南米各国の歌を唱うという趣向でできています。 従って全てスペイン語で歌っています。
それらの歌のオリジナル国はキューバ、アルゼンチン、メキシコ、パラグアイ、ペルー、プエルトリコ、ヴェネズエラとなっています。
一番多く歌われているのはアルゼンチンの歌で4曲歌われています。
今かけたPecadoもアルゼンチンの曲でした。

次はメキシコの歌〈Maria Bonita〉

● カエターノ・ヴェローゾはジョアン・ジルベルトと同じようにヴォーカルとギターを弾いています。
カエターノの声ですが、独特ですね。ちょっと言葉では現し難いです。
甘さや哀愁もあるのですが、それだけではありません。
まあ、とにかく「巧い」ですね。一聴そうは聞こえないかもしれませんが、こんな風にはなかなか歌えるものでは無いと思います。
それと、ジョアン・ジルベルトの時にも書いたのですが、その声にはブラジル音楽的な「揺らぎ」も感じます。
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是非聴きたいのはピアソラの曲〈Vuelvo Al Sur〉「南へ帰る」です。

●この曲はピアソラが映画音楽として書いた曲だと思いますが、大好きな曲です。
カエターノの歌唱も見事です。深くて哀しみを感じる声ですね。

やはりキューバの曲も聴かなくてはいけませんね。
〈Contigo en la Distancia〉邦題は「遠く離れても」となっています。

●いい曲ですねぇ。またカエターノが雰囲気を出して歌いますねぇ!

アルバム A Foreign Sound

このへんでもう1枚のアルバムに行きます。

こちらは全て英語で歌ったアルバムです。

まず1曲。コール・ポーターのスタンダード〈So In Love〉

● カエターノは無敵です
ジョアンと違って英語でも何でも歌います。そして見事に成功しちゃうのですねー。

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次の曲はライブ動画にします。ポール・アンカの曲〈Diana〉

● もうどんな曲でも自分の世界を作ってしまいます。
こうなると無敵ですよね。
また外見がカッコ良すぎます。こんなカッコいいオジサンがいるでしょうか!

はい、「煙が目にしみる」も行きましょう!

このアルバム23曲も入っていて、英語の有名曲がズラッと入ってますからたまりません。

〈Feelings〉もいきます?この曲はもともとラテンの曲でしたっけ?

ボーナストラックでは〈Love Me Tender〉なんかもやってます。

あとはCDを買って、自分で聴いてくださいネ。

普段ジャズを聴くことで大半の時間を過ごしている者として、このカエターノ盤に接した新鮮な驚きは大きいです。

初めの4曲ぐらいは「ふーん、そんな感じね」と聴いていたが、5曲目”Body and Soul”あたりから、ぐんぐんカエターノ・ワールドに引き込まれていく。
8曲目”There will never be another you”のボッサ風の歌唱も新鮮。
その後の”Smoke gets in your eyes”と”Diana”で決定的にこの人の世界に連れて行かれてしまった。
何なんだ!この世界は?こんなの有り?
という心境です。
参りました。 
”Stardust”にも意表を突かれた。
私は大人しくJazzの世界に戻ります。
とりあえず5つ星です。(しかたないでしょ)
ーーー筆者がAmazonレビューに書いたモノ

まとめ

とりあえず、以上です。

カエターノ・ヴェローゾについては、私よりラテンに強い方が、もっと切々と語ることができると思います。

他にもたくさんのアルバムがありますが、カエターノ紹介として(好きな)2枚を選びました。

その結果本来のポルトガル語で歌った曲を取り上げないことになりました。

●ブラジルの(ボサノヴァの)代表曲 〈 chega de saudade 〉なんかも勿論やっているのですが、今日は止めておきます。

●ビートルズ・ナンバーなども歌っているアルバムもあります。

 

最後までありがとうございました
Thanks A Lot, See You Again

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