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ジャズ最後の巨人、ソニー・ロリンズの初期名盤を聴こう!ロリンズの凄さは1曲聴けば分かる

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ソニー・ロリンズ: ジャズ界最後の巨人 (1930年生まれ)

楽器は勿論 テナー・サックスです。

ロリンズ、初期の名盤を聴きたいと思います。

 

はじめに、今回筆者が取り上げる7枚のアルバムを列記します。

1.Clifford Brown and Max Roach at Basin Street

2.Sonny Rollins +4

3.Saxophone Colossus

4.Sonny Rollins Vol.1

5.Sonny Rollins Vol.2

6.Way Out West

7.Newk’s Time 

ベイズン・ストリートのクリフォード・ブラウンとマックス・ローチ

では1枚目。ロリンズ名義ではなく、クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ名義のアルバムから行きたいです。ベイズン・ストリートでのライブ。(1956年1月)

Clifford Brown: Trumpet
Max Roach: Drums
Sonny Rollins: Tenor Sax
George Morrow: Bass
Richie Powell: Piano

というメンツは凄いです。

曲は Love is a many spledored thing にします。

 

その前年に公開された映画「慕情」のテーマを早速取り挙げてくれています。

クリフォード・ブラウンの輝かしいソロに続いて、ロリンズも豪快トーンでかっこいいソロをとっています。(クリフォードはこの年の6月に25歳で交通事故死しますので、伝説となります)

それからマックス・ローチのドラムが超モダンでカッコいいです。

ソニー・ロリンズ+4

このアルバム、1と全く同じメンバーでのスタジオ録音です。(1956年3月)

ロリンズ、豪快、重量級と言われる音なのですが、当時ロリンズはまだ、クリフォードと同じ25歳なのですね。

二人の共演を聴くために Kiss And Run を選びます。

本当にこの頃のジャズは凄かった(勢いに満ち溢れていた)と思います。

クリフォードは早死したために伝説となり
ロリンズは長生きして最後の巨人になりました。

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サキソフォン・コロッサス

これはもう有名過ぎるアルバムです。通称「サキコロ」で通ります。 

曲はもうベタに St.Thomas(セント・トーマス) です。

このメロディはジャズにあまり詳しく無い方でも聴いたことがあるのではないでしょうか?

このメンバーは

Rollins :tenor sax
Tommy Flanagan : piano
Doug Watkins : bass
Max Roach : drums    というものです。

このアルバムの全5曲とも名演です。

ソニー・ロリンズ Vol.1

正確には BLUNOTE の Volume.1 というべきなのでしょう。

しかし、このジャケットのカッコよさ!

このアルバムからは、この1曲 Decision 

Sonny Rollins (tenor saxophone)
Donald Byrd (trumpet)
Wynton Kelly (piano)
Gene Ramey (bass)
Max Roach (drums)

●ポイント

どうです!このかっこよさ。
ロリンズが短い間に急成長しているようです。
サキコロでも十分にカッコよかったのに、さらにハード・ボイルドに凄みを増しています
この凄みはロリンズ以外誰も出せません。コルトレーンもデクスター・ゴードンも。

そしてペットのドナルド・バードも最高です!
そしてウィントン・ケリーのピアノも。
最初から最後まで「決まって」ます!

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ソニー・ロリンズ Vol.2

さてVolume.2 です。

このジャケットもカッコイイですね。

ここではこういうメンバーになります。

Sonny Rollins (tenor saxophone)
J.J. Johnson (trombone)
Horace Silver, Thelonious Monk (piano)
Paul Chambers (bass)
Art Blakey (drums)
ピアノが曲によってT.モンクとH.シルバーが交代に弾きます。

バラードも聴きたいので曲は Poor Butterfly にします。ピアノはシルバーです。

ウエイ・アウト・ウエスト

’57年録音のCONTEMPORARY盤。(録音エンジニア:ロイデュナン、カバー写真:W.クラクストン)
ロリンズ、レイ・ブラウン、シェリー・マンによるピアノレス・トリオ。
ーCome,Gone

●ポイント

演奏の質、音質ともに65年前の録音とは信じられないレベルです。
’57年のロリンズが間違いなくその時代の最高のテナー・プレイヤーだったことが分かります。(コルトレーンも驚いていたと思います)

上に挙げた「サキソフォン・コロッサス」とともにロリンズの良さが最も端的に表れている盤と言えるのではないでしょうか。

 

ニュークス・タイム

Bluenote 盤どれもジャケットがカッコイイです。 さあ、本日の最後 ニュークス・タイムです。 これもどの曲をかけるか、迷う盤です。

メンバーは

Sonny Rollins (tenor saxophone)
Wynton Kelly (piano)
Doug Watkins (bass)
Philly Joe Jones (drums)

迷った挙句この曲にします。 Asiatic Raes

あれっ?聴いたことあると思ったそこのあなた、そうです、ケニー・ドーハムが作った曲、
Lotus Blossum 蓮の花 と同一曲です。

ちなみにこのアルバムではマイルスの曲 Tune Up もやっているのです。

ケリーのピアノ、フィリー・ジョーのドラムもかっこいいです。

もうカッコイイしか言ってないですね^^

まとめ

ロリンズはね。凄すぎます。

 

もうね。これぞジャズって感じですね。

DECISION 1曲だけでも、聴いてもらえて、そのカッコよさに痺れてもらえれば本望です。

まだこの後も多くの名盤を作っていくのですが、とりあえず1957年作品まで紹介しました。

 

読んでくださってありがとうございます。

*なお、1958年録音の 「コンテンポラリー・リーダーズ」⇨ については
別に記事を書いていますので、良かったら御覧ください。

Sonny Rollins
In Fukuoka
photo by takashi honda
 

 

まとめてお手軽にロリンズを聴きたい方にはこちらのボックス・セットがお徳用です。
(3セット合計でLPレコード21枚分です)

Thanks A Lot For Visiting The Site, and See You Again.

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