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ズート・シムズ:ジャズの楽しさ満載、ズートの名作、名盤一挙に紹介

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ズート・シムズを嫌いという人には会ったことがない。

終生、温かな音でスィングするジャズをやった、テナーサックス(&ソプラノサックス)奏者ですから、積極的に嫌いになる人なんているはずがない。

大好きという人はたくさんいる。

その代表の一人が、かの寺島靖国氏。

著書「辛口!JAZZ名盤1001」で、調べると何とズートのアルバムを23枚も取り挙げてます。

この数はこの本で1番多いでしょう。(この本マイルスがたったの5枚ですからね)

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*忙しい方へ:そんなにたくさん聴く暇ないよ、という方。
 一番最後のZoot At Easeの1曲〈In The Middle of A Kiss〉だけでもお聞きください。

ズート・シムズのこと

Zoot Sims, 1925年10月29日 – 1985年3月23日 )

ズートって’85年に59歳で亡くなっているんですね。
そうかあ、還暦まで生きなかったのかぁ(・・・しみじみ)

(生年は日本式に言うと大正14年ですね。もし生きていたら91歳です。)

筆者が最初にズートを知ったのは多分 Al & Zoot (アル・コーンとの2テナー)の演奏だったと思います。

レコードで言えばこれかなぁ。

 

このアルバムはアルトサックスのフィル・ウッズまで参加して、ライブということもあり白熱した演奏でした。

★1曲目の〈Lover Come Back To Me〉が特に有名でしょうか?

 

それから Al& Zoot を何枚か追いかけ、Zoot 自身のアルバムを聴いたという順だったと思います。

生粋のズートファンからはバカにされそうな順序ですけど。

探したら、ズートのCD、筆者も20枚以上持っていました。

Al & Zoot の演奏

アル・コーンとズート・シムズとか言われても知らない人は分からないでしょうから、

動画を探しました。これが意外とないのです。やっと見つけました。

★バカラックの曲〈What The World Needs Now〉から
続けて〈 Doodle-Oodle〉というスウィンギーな曲を演っている映像です。

聴いて(見て)ください。 1968年の映像です。

いいでしょう? アル・コーンもズート・シムズもかっこいいですね。

このバカラックの曲、私が持っているCDでは後年の1974年のアルバム〈Motoring Along〉に入ってます。

しかし、この二人の演奏は本当にいいですねー。ジャズの楽しさに溢れています。

 

★この二人でもっと聴きましょう。今度は〈Emily〉というバラード曲です。

二人の音の聞き分けは、あくまでも柔らかな音がズートで、若干鋭い音が入るのがアル・コーンです。
この曲では左スピーカーがズートで、右がコーンですね。
Al Cohn, Zoot Sims (tenor sax), Jaki Byard (piano), George Duvivier (bass), Mel Lewis (drums) というメンツです。
アルバムはこちら↓です。

★この二人の演奏あと1曲だけ。有名なスタンダード〈You’d Be So Nice To Come Home To〉

アルバムはこれです。↓(1960年)

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ズートと誰かの共演盤

数あるズートの名演からどれを選ぶか・・・まったく途方にくれるのですが・・・

もうエイヤッと、思いつくもので、

★カウント・ベイシーとの共演盤から、〈I Never Knew〉

 

この二人の共演が悪いわけないですね。

★続いてオスカー・ピーターソンとの共演を。〈I Got Rhythm〉

このメンバーは凄いです。
Zoot Sims (tenor sax), Joe Pass (guitar), Oscar Peterson (piano), George Mraz (bass), Grady Tate (drums)

★ソニー・スティットとの共演 
〈My Blue Heaven〉「私の青空」1965年

スティットもテナーを吹いている。音色が非常に似ているので分かりにくいが左:スティット、右:ズートだと思う。ヘンなピアノを弾いているのはジョン・ヤング。

 

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ズート個人のアルバム

まず筆頭に〈In Paris〉という名盤から

In Paris

曲は〈You Go To My Head〉

●ポイント

pianoはフランス人のアンリ・ルノーです。 このアルバムは全曲いいです。

こういう音楽、演奏が、もしかしたら最も一般的にジャズらしい演奏として喜ばれるのかもしれませんね。

Zoot sims quartet

〈9:20 Special 〉 1956

Zoot Sims (tenor sax), John Williams (piano), Knobby Totah (bass), Gus Johnson (drums)

Down Home

〈I Cried for You〉

  

Zoot Sims (ts), Dave McKenna (p), George Tucker (b), Dannie Richmond (ds)  ,1960

Zoot At Ease

後期1973年の名作アルバム〈ZOOT AT EASE〉から

〈In The Middle Of A Kiss〉 を聴きましょう。

Zoot Sims (ts) Hank Jones (p) Milt Hinton (b) Grady Tate (ds)

●ポイント

ズートとしては後期の’73年のアルバムですが、素晴らしいバラード演奏ですね。

ハンク・ジョーンズのピアノ、ミルト・ヒントンのベースというのも実に嬉しいです。
この曲の名演の一つになりました。

まとめ

キリがないので、この辺にしておきます。

何だかたくさんのアルバム、曲をずら~っと並べただけになりましたが、何しろいいアルバム、いい曲が余りにもたくさんあるもので、困りました。
(紹介し切れなかったアルバムがまだまだたくさんあります)

これではどれがいいのか却って分からないという方・・・
2枚だけに絞るなら

*Zoot Sims In Paris
*Zoot At Ease

の2枚でズート・シムズの真髄に触れることができると思います。

ーーーーーーThanks a lot for visiting the site!

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