ジャズの名盤ベスト500(のうちの301~360)
ご注意)容量が大きすぎてスマホではちゃんと表示されないことがあるようです。
過去にベスト300を発表しています。
よって、この後
301~360(コレです)、361~400, 401~450, 451~500(←遅れていましてスミマセン)
の4回に分けてのの発表となります。
◆お断りしますが、当然ベスト300に入っているべき名盤がボロボロとこぼれ落ちていました。 よってこの300番以降は、まずそのようなこぼれ落ちた盤の「落穂拾い」から始まることになります。
*順位は余り気にしないでください。
注)過去の名盤と言っても、1950年代、60年代の名盤をいちいち挙げていたら、BLUENOTE、prestige, pacific jazz, RIVERSIDE, CONTEMPORARY, Impulse などだけで、すぐ1000枚くらいになってしまいます。それでは面白くありません。
筆者が取り上げるのはそれら過去の名盤の中でも、自分の耳で聴いて特に好きだというものに限ります。
他は出来るだけ「新しい名盤」を心がけるつもりです。
◆300位までヴォーカル盤を避けてきましたが、ここで一挙に解禁します。 ! !
341~360 & 381~400(全て音源付き)ーーご期待ください!
●すみません・1つの記事に100枚紹介するのは容量が大きすぎて重たくなるようですので
301~360.361~400 の2つに分けます。
301~320
301 Miles Davis and the Modern Jazz Giants
*言わずと知れた名盤。マイルスとM.ジャクソンとモンクがぶつかり協調し作る音楽。
クリスマス・セッションと呼ばれる。Bag’s Groove は同日録音。
302 A Studio Chronicle(1940-1948)(5枚組ボックスセット)
*パーカーは’40年代を聴かねばならない。その時に便利なイギリス編集の5枚組。
303 Place Vendome / Modern Jazz Quartet +Swingle Singers
*「無人島に持っていきたい10枚」に入れる1枚。そんな盤がこんなところに・・・
304 Milt Jackson
*prestige LP7003 ジャクソン(vib)、ホレス・シルバー(p)、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds) ジャズのイメージを写真にしたようなジャケットも素晴らしい。
305 TRISTANO / Lennie Tristano
*ジャズ史においてトリスターノの果たした役割と影響は大きかったと思う。L.コニッツの原点。
ハードバップ全盛期にこのように演奏した人は他にいない。
307 TributeTribute To Jack Johnson /Miles Davis
*ジャズ・ファンもロック・ファンも満足させ得るのではないか?!!
これでダメならあなたは(トータルに)マイルスを聴くのに向いていない。
312 MUCHO CALOR /Are Pepper,Russ Freeman ・・・
*この曲のテーマ何かに似てません?そうです「ルパン三世のテーマ」イヤ全然かまわないです。アート・ペッパー、コンテ・カンドリのソロが溌剌としていることが嬉しいアルバム。
316 Portrait of Thelonious / Bud Powell
後期バド・パウエルによるセロニアス・モンク集。全然悪くない。悪いわけがない。
321~340
322 SOLID /Grant Green
*いわゆるオクラになっていた音源の発掘盤。しかしこのメンバー、ジョー・ヘンダーソン、ジェイムズ・スポールディング、マッコイ・タイナー、ボブ・クランショウ、エルヴィン・ジョーンズでのこの演奏。これをお蔵入りにするアルフレッド・ライオンの完璧主義には呆れるしかない。
*2種類のジャケットがある。
*ハンコック、ショーター、カーター、ウィリアムズ そしてウォレス・ルーニーによるマイルス・トリビュート。そのルーニーも2020年にコロナにより亡くなった。
326 I Remember Miles / Shirley Horn
*こちらは、ピアニスト、歌手のシャーリーホーンによるマイルス・トリビュート。
ペットは亡きロイ・ハーグローブ。ジャケットの絵はマイルスによるもの。
328 Quintessence / Bill Evans
*このビル・エヴァンスとケニー・バレル、ハロルド・ランド、レイ・ブラウン、フィリー・ジョー・ジョーンズという顔合せは一度限り。内容は見事なものになった。
*ショーターさんには悪いけど、これが一番好きな演奏かも。
From Wayning Moments 1962 Copyright VeeJay Records
Wayne Shorter – Tenor Sax
Freddie Hubbard – Trumpet
Eddie Higgins – Piano
Jymie Merritt – Bass
Marshall Thompson – Drums
332 Idle Moments / Grant Green
*グラント・グリーンが作る真夜中のブルーな世界。たまりません。タイトル曲”Idle Moments”は「あの」デューク・ピアソンが作った曲。
333 Byrd In Flight / Donald Byrd
*バード、ハンク・モブレイ、ジャッキー・マクリーンのフロント3管にデューク・ピアソン、ダグ・ワトキンス、レジー・ワークマンのトリオ。バードとモブレイがいつも以上にスムース。
たまにはこういうハードバップ世界に浸るのもいいのじゃないでしょうか。
339 Swedish Schnapps / Charlie Parker
*1951年録音のチャーリー・パーカー。マイルスとの最後の共演(6曲)も聴くことが出来る。
340 MINGUS AH UM / Charlie Mingus
*このメンバーのミンガス・グループは聴かねばならない・
John Handy (as,cl)
Booker Ervin (ts)
Shafi Hadi (saxes)
Jimmy Knepper (tb)
Horace Parlan (p)
Charles Mingus (b)
Dannie Richmond (ds)
341~360 (vocal -1)
341 The Source / Jimmy Scott
意表をついて,記念すべき純ヴォーカル盤第1号はジミ-・スコットです。
-unchained melody
*ジミー・スコットについて 詳しくは←で、どうぞご覧ください。
347 This Is Anita / Anita O’Day
ーbeautiful love
*これはもう今更言うことはありません。
349 Matt Dennis Plays and Sings
◆Angel Eyes
*マット・デニスという人はピアノの弾き語りで歌う。そして歌う歌がほとんど自作というのだから参る。本当に才能ある人にしかできないこと。しかも、このAngel Eyesを聴いて頂くと分かるのだが作る曲が並みじゃない。天才です。しかしその歌や演奏が余りに粋なので、天才と呼ぶより「才人」「粋人」と呼ぶほうが似つかわしいようだ。
こうしてマットが作る曲はその後インスト・プレイヤーに演奏され、多くがスタンダードナンバーになっている。 特別にもう1曲
◆Will You Still Be Mine ?
351 Welcome Matt Dennis
*このアルバムは349,350とは違ってマットの弾き語りにプラス、サイ・オリヴァーの編曲指揮のオーケストラがついています。よってマットも自作曲意外のスタンダード曲も歌っています。
352 Swings Shubert Alley / Mel Torme
*マット・デニスで才人、粋人という言葉を使いましたが、メル・トーメも粋という共通点がありますが、歌の巧さという点ではトーメが最高です。
元々ドラマーだったし、アレンジもできて音楽のことが全て分かっている人が歌っているという感じです。このようなフルバンドをバックにしたライブ盤が最高に好きです。
355 Blues, Dues & Love News / Ernestine Anderson(アーネスティン・アンダーソン)
-The Thrill is gone
*1995年11月カリフォルニアの B.B.King’s Blues Club でのライブ録音。
356 Who Is This Bitch,Anyway? /Marlena Shaw (マリーナ・ショウ)
– Feel Like Makin’ Love
-You Taught Me How to Speak in Love
357 Songs for a Raney Day / Sue Raney (スー・レイニー)
雷鳴と雨音が最初と最後にあって、その間に素敵な歌声。その声は言葉で表しにくいけど、少しハスキーでカッコイイ魅力のある声。それはスー・レイニー。古さを感じない魅力。
360 Song Lives On / Lalah Hathaway with Joe Sample (レイラ・ハサウェイ)
*レイラの歌声がお父さんのダニー・ハサウェイにそっくりなのに驚きます。
ーFever