ジャズの名盤:【BEST500】のうち最後のベスト451~500
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JAZZ BEST 500 いよいよ最後の50枚です。
451~460
451 ケニー・カークランド Kenny Kirkland debut! ブランフォード・マルサリスのバンドでいい演奏をしていたK.カークランドの遅くなったデビュー盤。 452 ブルー・ミッチェル The Thing To Do / Blue Mitchell Blue Mitchell – trumpet 453 ジョニー・グリフィン A Blowing Session / Griffin, Mobley, Coltrane これを聴いてグリフィン、モブレイ、コルトレーンのテナー音の違いを聴き分けましょう。
残念なことに早逝したのでカークランド名義はこの1枚のみ。
Junior Cook – tenor saxophone
Chick Corea – piano
Gene Taylor – bass
Al Foster – drums recorded in 1964
BLUENOTE 1559
454 ジャッキー・マクリーン One Step Beyond / Jackie McLean BLUENOTE 4137
グラチャン・モンカ―(tb)とボビー・ハッチャーソン(vib)を擁してワン・ステップ・ビヨンド。ドラムスにトニー・ウィリアムス。
455 アンドリュー・ヒル Point Of Departure /Andrew Hill これはもう、LPレコードでジャケ買い!。
しかもこのメンバーなら ⇩
ケニードーハム(tp)、エリック・ドルフィ(as,fl)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、アンドリュー・ヒル(p)、リチャード・デイヴィス(bs)、アンソニー・ウィリアムズ(ds)
456 ハーブ・エリス Ellis In Wonderland /Herb Ellis -Sweetheart Blues 素晴らしいです。メンバーは上動画に書いてあります。
458 アート・ペッパー Art Pepper+Eleven ペッパーの他に11人もいたら、もはやアレンジを担当しているマーティ・ぺイチ楽団と言えそうだが、どっこいやはりソロを取るアート・ペッパーが光っている。いや、いいアルバムです。「バーニーズ・チューン」短いけど最高です。
459 パット・マルティーノ Remember/ Pat martino マルティーノによるウエス・モンゴメリー・トリビュート。
ウエスの愛奏曲(Full House , Four on Six など)が並んでいて興味深い。
ピアノがキコースキーでベースがパティトゥッチ。
460 フランク・ウエス Wheelin’&Dealin’/ Frank Wes (with John Coltrane) フランク・ウエスが主にフルートを吹き、ポール・クイニシェットとコルトレーンがテナー(この二人は全然違うので聴き分け易い)。ピアノがマル・ウォルドロンでベースとドラムスがダグ・ワトキンスとアート・テイラーという良き’50年代ジャズ。
461~470
461 バド・シャンク Bud Shank Quartet (Pacific Jazz 1230) クロード・ウィリアムソンのピアノが凄くいい。クラクストンによる秀逸なジャケット。
462 ラリー・ヤング Unity / Larry Young 1965年録音。ラリー・ヤングは37歳で早死にした。 ウディ・ショウ(tp)、ジョー・ヘンダーソン(ts)、ラリーヤング(org)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)
-softly as in a morning sunrise
463 ウィントン・マルサリス Black Codes / Wynton Marsalis ケニー・カークランドがいた頃のマルサリス・グループ。(1985年)いいバンドでした。
(輸入盤COLUMBIAは参加メンバーを表示しない習慣があり、困る)
464 ミロスラフ・ヴィトウス Infinite Search / Miroslav Vitous このチェコ出身のベーシストの出現には驚かされた。ウェザーリポートの初代ベースとなるが、これはその前の驚異的作品(’69)。ヘンダーソン、ハンコック、マクラフリン、ディジョネットなど。
465 ブランフォード・マルサリス Eternal / Branford Marsalis ブランフォードのバラード集。この頃のピアニストはジョ-イ・カルデラッツオ。
466 ソニー・クラーク Dial ”S” For Sonny / Sonny Clark ソニー・クラークとアート・ファーマー&カーティス・フラー&ハンク・モブレイ
468 ズート・シムズ If I’m Lucky /Zoot Sims Meets Jimmy Rowles ズートとロウルズも勿論いいのですが、私はこれをベースのジョージ・ムラーツを聴く盤としても愛聴しています。
471~480
472 マルグリュー・ミラー Live At The Kennedy Center Vol.1/ Mulgrew Miller 2013年に57歳の若さで亡くなった優れたピアニスト、マルグリュー・ミラーは幸いというかMAXJAZZにたくさんのいい演奏を残しています。これもその1枚。 473 ハンク・ジョーンズ Upon Reflections / Hank Jones ハンクとエルヴィンのジョーンズ兄弟+ジョージ・ムラーツの3人でサド・ジョーンズの曲をやるという企画。1993年のアルバムです。 ーmean what you say
474 ジム・ホール Commitment / Jim Hall ソロからウイズ・オーケストラまで様々なフォーマットでジム・ホール(guitar)を聴くアルバム。 -indian summer
475 ロイ・ハーグローブ The Vibe / Roy Hargrove ロイ・ハーグローブ・クインテット+ジャック・マクダフ(org) ロイ・ハーグローブが残した演奏は全て高い価値がある。
-Blues For Booty Green’s (*マクダフ参加はこの1曲のみ)
Roy Hargrove Quintet:
Hargrove(tp),Antonio Hart(as),Marc Cary(p),Rodney Whitaker(b),Gregory Hutchinson(ds)
これはハーグローブ23歳(1992年)の記録。23歳でこのようなクインテットを率いたのは驚異的。
476 ロイ・ハーグローブ HABANA / Roy Hargrove ロイ・ハーグローブとその仲間(ゲイリー・バーツ、ラッセル・マローンなど)がハバナに乗り込んで地元のミュージシャン(チューチョ・ヴァルデスなど)と共演。(キューバはご存知のように音楽大国です)1997年録音。
477 ガトー・バルビエリ Bolivia Under Fire / Gato Barbieri ガトーはどこかいかがわしさが漂うプレイヤーなのだが、それがまた魅力になっているという不思議な人だった。この「ボリヴィア」ではキーボードにロニー・リストン・スミスを迎えている。
478 ガトー・バルビエリ In Search of the Mystery (ESP) / Gato Barbieri ほほデビューに近いESP盤。この頃ガトーはフリージャズをやっていた。結構カッコいいです。
479 ゲイリー・バートン Like Minds /Gary Burton G.Burton(vib),Chick Corea(p),Pat Metheny(g),Dave Holland(b),Roy Haynes(ds)
一番カッコいいのはきっちり対応できるロイ・ヘインズかも知れない。
*バートンはジャズ界では珍しくホモセクシュアルをカミングアウトしていますね。
480 アート・ペッパー Tokyo Debut /Art Pepper 1977年4月5日、郵便貯金ホール、ペッパーの初来日、初公演はカル・ジェイダー・グループの一員という形になったが、このアルバムは「記念碑」だ。ペッパーは日本のファンの温かい声援と拍手に「生きていてよかった」と自伝に記している。ペッパーはともかく充分に吹いている。
481~490
481 アラン・パスクァ Twin Bill /Alan Pasqua アラン・パスクァによるビル・エヴァンズへのデディケート。それも2台のピアノをパスクァ自身によってオーバーダブすることによって作られている。エヴァンズの愛奏曲がずらりと並ぶ。と思ったら最後の2曲だけはパスクァのオリジナル。この試みが見事に成功しているかは判断保留だが、そのエヴァンズ愛は充分に伝わる。
482 デヴィッド・ゴードン Angel Feet /David Gordon Trio -Bebop Tango UK,オランダなどで活躍するデヴィッド・ゴードンのトリオだが、ありがちな甘いだけのトリオではない。
上の曲を聴いて頂けば分かると思う。
David Gordon (p)、Ole Rasmussen (b)、Paul Cavaciuti (ds)
483 スティーヴ・トゥーレ The Spirits Up Above / Steve Turre トゥーレは主流派のジャズをやり続けてている優れたトロンボーン奏者なのだが、いま一つ知名度が上がっていないかも知れない。このアルバムのようにJ.カーター、V.ハーリング、M.ミラー等をそろえてローランド・カーク曲集をやるような楽しめることもやっている。
485 ビル・エヴァンス Turn Out Of The Stars / Bill Evans 1980年、エヴァンズ死の3カ月前のヴィレッジ・ヴァンガードでのラスト・ライブの記録。
6枚組のボックスセット。残念ながら今は大変高価になっているがエヴァンズ・ファンなら何とかして聴きたい。
486 キップ・ハンラハン Coup De Tete / Kip Hanrahan キップ・ハンラハンがプロデュースするAmerican Clave(アメリカンクラ―ヴェ)からは1枚1枚が密度の高いアルバムが出ている。この「クー・デ・テテ」でも曲によってはカーラ・ブレイ、チコ・フリーマン、アート・リンゼイ、フレッド・フリス、ジャマラディーン・タクマなどを起用してまるで1冊の短編小説集のような世界を作っている。
ともあれ上質なジャズであることは保証する。
487 キップ・ハンラハン Vertical’s Currency / Kip Hanrahan ラテン・ブラス&パーカッション・アンサンブルの中から湧き上がるジャック・ブルースのヴォーカルそしてデヴィッド・マレイのサックスの咆哮!。 -Shadow Song
488 キップ・ハンラハン A Thousand Nights And A Night (千夜一夜物語) / Kip Hanrahan ハンラハンが作る音楽世界については上記2枚と同様だが、このアルバムでは晩年のドン・ピューレンが起用され美しいピアノを聴かせる。
489 ビレリ・ラグレーン Standards / Bireli Lagrene ジャンゴ=ジプシー・スウィング系のギタリスト、ビレリ・ラグレーンがスタンダードに挑んだ意欲作。
支えるベースはN.H.O.ぺデルセン。
490 ジェリー・マリガン Gerry Mulligan Quartet Pacific Jazz の名盤。1952年、マリガン=チェット・ベイカーによるピアノレス・カルテット(カーソン・スミス(b)、チコ・ハミルトン(ds)) ウエストコースト・ジャズの原型を作った。
491~500
492 アダムス~プーレン・カルテット George Adams~Don Pullen Quartet Live At Montmartre アダムス~プーレンのカルテットにジョン・スコフィールドが何の違和感もなく加わって素晴らしいライブを繰り広げる。これはクセになる。オランダ、Timelessレコード。
493 ジャッキー・マクリーン&デクスター・ゴードン The Meeting /J.McLean&D.Gordon もし、ヨーロッパにSteepleChaseというレコード会社が無かったらと思うとゾッとする。これだけ多くのアメリカ・ミュージシャンの貴重な記録を残してくれた。
このアルバムは1973年コペンハーゲン、クラブ・モンマルトルの記録。ケニー・ドリュー(p)、ニールス‐へニング・ぺデルセン(b)、アレックス・リール(ds)
新感覚だけど主流派のジャズ。マルグリュー・ミラーのピアノが光る。
ケニー・ギャレット(as)とシーン・ジョーンズ(tp) もいい。
カテリーン(guitar)とトム・ハレル(フルーゲルホーン)とベースのトリオでNardisなどスタンダードとオリジナル曲を。チェット・ベイカーへデディケートされている。
J.マクダフ(org)にジミー・フォレスト(ts)、更にレム・ウインチェスター(vib)という組み合わせの妙が成功。
2013年のECM盤
Carla Bley (piano)
Andy Sheppard (ts & ss)
Steve Swallow (bass)
この密やかな音楽を聴いていると何故「ニルヴァーナ」というタイトルがついたか分かる気がする。派手さはないが、本物のいぶし銀の味わい。 -Memories of You (この曲ではシムズ&ピザレリのデュオ)
シムズ&ピザレリを中心にバディ・リッチとミルト・ヒントン。
まとめ~過去に発表したBEST450
500枚完結しました。 長い時間がかかりました。
訪れて頂いて誠にありがとうございます。
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過去に発表した1~450 です。