バッハのジャズ化の代表としてジャック・ルーシェのG線上のアリア(Air On A G-String)を聴き直す
バッハのジャズ化と言えば、まずジャック・ルーシェでしょう。
(Jacques Loussier, 1934年生まれ、フランスのピアニスト)
何しろPLAY BACH Vol.1(プレイ・バッハ)が出たのは1959年のことです。
私が初めてコレを聴いたのは60年代の半ばだっと思います。
他の誰もこういうことをやっていなかった時代でしたから、かなり衝撃でした。
ルーシェはその後もずっとこの作業を続けています。
これは1996年のアルバムです。
ジャック・ルーシェのAir
このアルバムでの「G線上のアリア」Air On A G String を聴きましょう。
(単に Air またはAria と表記されていることもあります)
最初に出たものとは大分変わってきています。
ベースとドラムも違います。やはりジャズの変化に応じての変化ですね。
ジャック・ルーシェのトッカータとフーガ
ついでにと言ったら悪いですが トッカータとフーガ(in D Minor)
も聴きたいものです。ジャズ的にも大変面白いものですから。
ジャック・ルーシェの新しい動画
そしてこの動画です。
実はYouTubeを見ていて、この動画を見たことがこの記事を書くことになりました。この動画を見て頂きたくて、この記事を書いています。^^
何年のものか書いてありませんが、動画の状態を見ればかなり新しいものと分かります。
やはりまずベースとドラムの演奏の新しさに目が行きますが、ルーシェのピアノも変わってきていますね。
MJQ+スウィングルシンガーズ
MJQ(モダン・ジャズ・カルテット)のリーダー、ジョン・ルイスがアレンジしたAir On G String のこのヴァージョンが好きです。
ミルト・ジャクソンのヴァイブラフォンが見事に生かされています。
このアルバムでした。
まとめ
発表当時ほどは注目されることがなくなったジャック・ルーシェの演奏ですが、ひとつのことをここまで続けられるだけでも、すごいことなのではないでしょうか。