So In Love(ソー・イン・ラブ):スタンダードナンバーとなったコールポーターの名曲、日曜洋画劇場のエンディングテーマを含む11選
So In Love はコール・ポーター作曲のミュージカル曲ですが、ジャズで取り上げられて、スタンダードナンバーとなりました。
福岡市梅林にあるジャズ喫茶ADAMSのマスターから、この曲が日曜洋画劇場のエンディングテーマだったと聞いて驚きました。全く記憶になかったのです。
帰宅してYouTubeで聴いてみると、、確かにそうでした。子供のころ聞いていたあのメロディがコール・ポーターの曲だったのかと不思議な気持ちになりました。
Wikipediaにも次のようなエピソードが書いてありました。
「日曜洋画劇場のエンディングテーマ」として、日本では認識度が上がるが、元からのクラシック曲として勘違いされるにいたる。例えば、クラシックの著名なピアニストである中村紘子は、これをセルゲイ・ラフマニノフの作品と勘違いしていたと『題名のない音楽会』で告白している。
確かにラフマニノフの曲のように聞こえますね。(↓記事参照ください)
ラフマニノフは美メロディの宝庫ーオール・バイ・マイセルフなど
Contents
日曜洋画劇場のエンディングテーマ
という訳でまずそのエンディングテーマを聞きましょう。
せっかくだから淀川長治さんの映像があるもので、当時の様子を懐かしみながらエンディングを聞きましょう。
ちなみに演奏は
クロード・フィリップ・オーケストラのものだそうです。
パティ・ペイジ
ポップス~ジャズ曲として、ヒットし始めた頃の雰囲気がよく分かる
パティ・ペイジの歌唱から聴きましょう。(1948年)
エラ・フィッツジェラルド
続いてエラ・フィッツジェラルドです。
ストリングスが入ってポップス寄りになっています。
カエターノ・ヴェローゾ
ちょっと早いですが、この記事の中での唯一の男性歌手カエターノ・ヴェローゾのヴォーカルをアップします。
筆者はカエターノを「ラテンの覇者」と呼んで偏愛しています。
こちらがその記事です⇒ラテンの覇者、カエターノ・ヴェローゾの名盤を聴く
この曲が入ったアルバム〈A Foreign Sound 〉はカエターノが珍しく全編英語で歌ったものです。
So In Love どうぞ!
ドン・フリードマン
ピアノトリオによるインスト演奏にいきます。
ドン・フリードマン(1935年~2016年)のことを耽美的なピアニストで片づけることは出来ないと思うのですが、「サークル・ワルツ」を初めて聴いた時にはその抒情性に驚いたものです。その中にSo In Loveが入っていました。
チック・コリア
ピアニスト、チック・コリアはこの曲が気に入っていたようで何度も演奏していますが、YouTube音源では余りいいモノがなくこれが一番良かったのでアップします。
コリア(piano)~ジョン・パティトゥッチ(bass)~デイヴ・ウエッケル(ds)の
アコースティック・トリオの演奏です。(Akoustic Trio とスぺります)
これは結構凄い演奏ですね。
この曲の新しい演奏でもありますね。
ヤン・ラングレン
スウェーデンのピアニスト、ヤン・ラングレンのトリオの演奏です。(1966年生まれ)
まるでビル・エヴァンスのような・・・と言うと失礼でしょうか。
2007年リリースのアルバムです。
フレッド・ハーシュ
アメリカのピアニスト、フレッド・ハーシュのトリオです。1955年生まれ。
この人もどちらかと言えば耽美派です。爆発的な売れ方はしていませんが、結構ファンがいると思われます。
ヴォーカルの伴奏をしているアルバムも何枚か出しています。
尚、HIVに感染して重篤な状態からカムバックしたことでも有名です。
パスカル・ラヴォーレ
ピアノトリオが続きましたので、ここで新しいカナダの美人シンガー、パスカル・ラヴォーレ(ラヴォア)の歌唱を聴きたいと思います。
このアルバムからの1曲でした。↓なかなかステキなジャズ・アルバムですね。
曲目リスト
1 | Change Partners |
2 | You’d be so nice to come Home to |
3 | Speak Low |
4 | So in Love |
5 | The shadow of your smile |
6 | My funny Valentine |
7 | It’s wonderful |
8 | Night & Day |
9 | Sway |
10 | In the still of the night |
11 | The best is yet to come |
12 | Watermelon Man [ bonus track ] |
K.D.ラング
同じくカナダからK.D.ラングです。彼女の表現力はもう定評のあるところです。
亡くなったトニー・ベネットとの共演盤も素晴らしいものでした。
ジュリー・ロンドン
さて最後になりますが、また1965年のヴォーカル、ジュリー・ロンドンです。
そして伴奏は嬉しいことにバド・シャンクのクインテットです。
Bud Shank(fl),Russ Freeman (p), Joe Pass (g),
Monty Budwig(b),Colin Bailey(ds)
ジュリー・ロンドンのコールポーター曲集からでした。
やはりいいですね!
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