『誰にも奪えぬこの想い』They Can’t Take That Away from Meというガーシュウイン兄弟が作ったスタンダードナンバーを聴く
『誰にも奪えぬこの想い』They Can’t Take That Away from Me
という古い曲はガーシュウィン兄弟によって1930年代に作られました。
作詞アイラ・ガーシュウィン、作曲ジョージ・ガーシュウィン。
スタンダードナンバーとして今でも残っている名曲です。
それを聴きましょう。
Contents
ルイ・アームストロング&エラ・フィッツジェラルド
まずは曲を思い出して頂くためにエラ&サッチモの演奏から聴きましょう。
エラが歌い出し、ルイがペットでオブリガードをつけ、ルイが歌うという順になっています♪
この曲も収められたこのアルバムは不朽の名作と言えるでしょう。
トニーベネット&ダイアナ・クラール
続けてベネット&ダイアナ・クラール
ベネットは先日 (2023年7月21日)96歳で天寿を全うしました。
クリス・コナー
ハスキーヴォイス、クリス・コナーの歌唱も捨てがたいものがあります。短いですが。
ダイアナ・クラール
クラールは自己のアルバムでもこの曲を取り上げています。
ラッセル・マローン(ギター)を入れたトリオでのライブ映像で聴いてみましょう。
ジェーン・モンハイト&ジョン・ピザレリ
男女ペアでの演奏が多いのでモンハイト&ピザレリもいきましょう。
この美男美女の歌&演奏は粋な感じになりますね。
イリアーヌ・イライアス
イリアーヌのLive です。
Eliane Elias piano and vocals
Marc Johnson bass
Rubens de La Corte guitar
Rafael Barata drums
デニ―・ザイトリン
ここで歌から離れてインスト演奏を聴きます。 ピアニスト、デニーザイトリンが日本のVenusレコードから出したアルバムに入っているものです。
バスター・ウィリアムズ(ベース)アル・フォスター(ドラムス)というトリオで’97年に録音されています。
フランク・シナトラ
シナトラの歌唱も聴きましょう。
ヴァース付きで歌っています。さすがに聴かせますね。
ビリー・ホリディ
ビリー・ホリディは若い頃、コロンビアレコード時代にも何回か歌っていますが、
私はこの晩年の歌唱を(断然)採ります。(ホリディ死の2年前の歌唱です)
ハリー・エディソン、ウエブスター、ケッセルなどの伴奏も聴き所です。
Ben Webster(ts)
Red Mitchell (bass)
Larry Bunker(ds)
Harry “Sweets” Edison (tp)
Jimmy Rowles(piano)
Barney Kessel (guitar)
(晩年の)ホリディが歌ったものを聴くと恋歌がただの恋歌ではなくなります。
こちらはアナログレコード盤です。↓
*この曲は収録されていませんが晩年のホリディを聴ける必携の徳用盤セットです。↓
まとめ
「誰にも奪えぬこの想い」Theny can’t take that way from me を聴きました。
女性の歌ですので女性歌手が多くなったのも当然ですね。
サラ・ヴォーンなどの歌唱もありましたが割愛しました。
最後のビリー・ホリディの歌唱はやはり(私にとっては)格別のものでした。