プレバト俳句「金秋戦」決勝2023結果速報(10月12日放送) 優勝は森迫永依!
プレバト俳句 恒例の秋のタイトル戦 金秋戦2023 の
予選が10月5日に行われました。
すでにシードの6名は下記のように決まっていますので、残る4枠を巡って
「母の背中」というお題で予選を戦い4名の決勝進出者が決まりました。
Contents
シードの6名
シードされているのは次の6名です。
・梅沢冨美夫
・千原ジュニア
・藤本敏史
・村上健志
・横尾渉
・皆藤愛子
10月5日予選で入った4名
8名の候補者から次の4名が勝ち上がりました。
その予選句とともに紹介します。
1位 春風亭昇吉
乳房切除す 母よ芒の 先に絮
2位 森口瑤子
黒ぶどう 甘やか母の 背にほくろ
3位 犬山紙子
発熱の母 月光の 車いす
4位 森迫永依
薄月夜 母の電卓 スタッカート
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星月夜 母の電卓 スタッカート
(星流る)
決勝 (10月12日放送) 結果速報
「水彩画コンクール」で随分盛り上がっていますね。
1位(光宗薫)と2位(辻本舞)スゴイですね!
★ ★ ★ ★ ★ ★
さて、俳句です。お題は 月
2位 藤本敏史
*速報で交通事故トラブルが報じられたフジモン。しばらく消えるかもしれません。
月白の ワーディ渡る ヌーの群
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直し無し
先生:季語月白(つきしろ)がいい。ワーディは枯れた川。
5位 春風亭昇吉
名月は 東に 父島観測書
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満月は 東に 父島観測書
先生:固有名詞が利いている。 しかし名月より満月かと。
4位 村上健志
良夜かな 香典返しの 茶漬け食ふ
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直し無し
先生:梅沢指摘の「食ふ」が要らないのでは、はあたらない。
10位 皆藤愛子
細月を探す 三箇所 残り蚊に
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月さがす 間を残り蚊に 刺されけり
6位 横尾渉
*話題の渦中のジャニーズ、Kis-My-Ft2の横尾。
良夜の ノーヒッター 肘の手術跡
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直し無し
先生:情報を詰め込み過ぎているが、かといって削る言葉もない。
7位 千原ジュニア
あんな家 二度と帰るか 睨む月
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あんな家 二度と帰るか 月に吼ゆ
先生:生々しい言葉。月そのものより睨む行為が強いのでいっそもっと強く。
8位 梅沢冨美夫
!!! ここで梅沢冨美夫が!
桂月や キャラメルの香の 満ち満ちて
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キャラメルの香か 桂月の甘からん
先生:桂月は陰暦の8月という意味もある。しかしここは(写真もあるので)単純に月のこととみるべき。すると単に知識をひけらかしてみたという句になっている。
*永世名人は全員出てしまいました。
3位 森口瑤子
こりりと すっぱそうな 三日月のかど
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直し無し
先生:こんな句読んだのは初めて。しかしちゃんと「かど」に着地している。
9位 犬山紙子
別れるはずだったのに 月が綺麗
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別れるはずだった 月が綺麗だった
先生:惜しいのは「のに」が説明的。
私:なるほど。こういう句はこういう添削になるのですね。
1位 金秋戦 2023 優勝 森迫永依
朝月の アザーン 砂漠の空港へ
あさつきの あざーん さばくのくうこうへ
ドラマ AVANTのような世界。
先生:実体験じゃないと作れない。
この人だったのかと。将来への期待。
アザーン:イスラム教における礼拝への呼び掛けのこと。
まとめ
という結果でした。
森迫永依、1月の冬麗戦に続く優勝です。
森迫永依の優勝句、やはり若さのチカラを感じます。
口に出して詠むと実に決まっています!(破調なのに違和感なくカッコいい)
*過去のタイトル戦の結果は ハッシュタグ「プレバト俳句タイトル戦」から見ることができます。👇