12/26プレバト俳句・2019の最後は冬麗戦予選・決勝へ進む4人は?お題は「年末年始の駅弁売り場」
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
2019年納めは
恒例の 冬麗戦 です
今年も予選・決勝戦と行われます。
Contents
出演者
●名人
・梅沢富美男
・千賀健永
・立川志らく
・千原ジュニア
・中田喜子
・東国原英夫
・藤本敏史
・村上健志
・横尾渉
●特待生
・岩永徹也
・皆藤愛子
・北山宏光
・松岡充
・森口瑤子
■予選
(「金秋戦」で6位以下だった)シード権を持たない9人
梅沢富美男を含む4人の名人もいます。
予選上位4人が決勝に進む。
■決勝
予選上位4人+
名人5人
・東国原英夫
・藤本敏史
・横尾渉
・中田喜子
・千原ジュニア
予選結果速報
お題は「年末年始の駅弁売り場」
4位 北山宏光
決勝進出4位です。
初旅や 頬にぷくりと ボンタンアメ
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直し無し
先生:初旅、良い季語ですね。型にきっちりと入れてきた。
ボンタンアメという具体的な表現がいい。ぷくり、ボンタンという響きが呼応している。
5位 岩永徹也
惜しかった5位
駅弁の 箸割る音や 去年今年
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駅弁の 箸割る去年今年の 車窓
去年今年という季語は高浜虚子の句で有名。
去年今年貫く棒の如きもの 虚子
先生:ものすごく頑張っている。しかし勿体なかった。
「去年今年」は一瞬と永遠を意味する難しい季語。
この句だと一瞬だけ片方だけを表現したことになる。
添削句、この季語を活かすためにはこのような工夫が要る。
6位 森口瑤子
シウマイは 売り切れ駅も 年の暮れ
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シウマイは 売り切れ駅は 年の暮
千原ジュニア:シウマイという書き方で崎陽軒のものと分かる。
先生:気負いがなくてよい。いつも日常をうまくすくい取る句を作る人。
もったいないのは「も」、これでは散文的になる。
「暮れ」も送り仮名「れ」はないほうが良い。
2位 村上健志
予選通過、決勝進出の2位!
抜型を 重ねて 仕事納めかな
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直し無し
先生:これはやはりうまい。
抜型という単語で語る情報量がしっかりとある。
「かな」という詠嘆も見事。
8位 松岡 充
弁当あり 水屋に三つ 冬の朝
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冬の朝 水屋に弁当の 三つ
先生:ブツブツと切れている。勿体なかった。
意図はよく分かる。語順を変えるべきだった。
3位 梅沢富美男
初旅や ほのかに匂ふ ポリ茶瓶
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直し無し
東国原英夫:これは置きに行っている。勝負してない。
先生:基本の型に入れた。しかし工夫はしている。
最後にポリ茶瓶という懐かしいグッズを持ってきて上手い。
梅沢:どんな手を使っても予選通過したかった。
藤本敏史:それが出来るのがすごい。
7位 立川志らく
名人志らく予選落ち。
正月の 麻雀強し 弁当屋
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正月の麻雀 弁当屋の 勝ち逃げ
梅沢名人:訳がわからん。失敗こいたね!
先生:このままでは誤解を生む。弁当屋が強いことを分かるように書いたらいい。ネタはいいのに勿体ない。
9位 千賀健永
千賀ビリでした!
酔い買った 駅弁忘れ 冬の空
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酔って買った 駅弁 冬空の何処
東国原英夫:動詞の使い過ぎで、分からなくなっている。
先生:確かに動詞を使い過ぎている。
添削句のように動詞を回避して言い換えることで分かる句になる。
1位 皆藤愛子
1位は名人たちを差し置いて皆藤愛子でした。
右肩に 枯野の冷気 7号車
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直し無し
先生:うっとりとするようないい句。
上5中7で芽生えた疑問が7号車という言葉で状況が分かり、車窓の広がりも見えてくる。
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今日はここまで。
決勝は年明けの3日(金曜)放送とのことです。
予選通過、決勝進出の4名は
皆藤愛子
村上健志
梅沢富美男
北山宏光
でした。
★読んで下さってありがとうございます。
昨年の「冬麗戦」の記事はこちらです。⇒東国原英夫が「生産性」の句で・・・