ラフマニノフは美メロディの宝庫ーオール・バイ・マイセルフ(セリーヌ・ディオン)など

クラシック音楽を題材としたポップスについて書いていますが、
今回はラフマニノフです。
セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ(Sergei Vasil’evich Rachmaninov、1873年4月1日 – 1943年3月28日)は、ロシア帝国出身の作曲家、ピアニスト、指揮者。ーーーWikipediaより
身長が198cmあったそうです。死んだ場所はアメリカ、カリフォルニアでした。
ラフマニノフは、美メロディの宝庫です。
特にピアノ協奏曲2番からはいくつかのポップス曲が生まれています。
それを紹介させてもらいますが、この2番は各楽章に印象的で美しい旋律に溢れているのです。
Contents
ラフマニノフピアノ協奏曲2番
まず、原曲を聴きたいのですが、誰のピアノかで迷ったのですが
我らが世界に誇る辻井伸行で聴きましょう。
第1楽章のあと、拍手が入ります。
その後11分25秒から第2楽章
22分05秒から第3楽章です。
イギリスBBC Proms での演奏です。
年月の記載はありません。場所はロイヤル・アルバート・ホールだと思われます。
筆者はクラシック音楽をよく聴いているわけではありませんが、この辻井伸行の演奏がどれほど感動的なものであったかは分かります。
オール・バイ・マイセルフ
All By Myself という曲はアメリカのポップス、ロック・ミュージシャン エリック・カルメンが1975年に発表した曲です。
ラフマニノフピアノ協奏曲2番の第2楽章をモティーフにしたそうです。
上の辻井伸行の演奏で言えば、第2楽章の終盤 20分40秒辺りからの旋律がそれにあたります。
All By Myself / エリック・カルメン
エリック・カルメンのAll By Myself 聴きましょう。
途中にピアノ演奏を含む7分の大作です。
画像はラフマニノフを描いた映画「ラフマニノフ・愛の調べ」からの抜粋だそうです。
All By Myself / セリーヌ・ディオン
セリーヌ・ディオンの1996年のアルバム〈FALLING INTO YOU〉にこの曲が含まれ
再ヒットしました。
この曲をセリーヌ・ディオンの歌で知った人も多いのかもしれません。
All By Myself / その他のヴァージョン
実は他にも以下の人たちが歌っています。
興味ある方はYoutubeをご覧ください。
◎マライヤ・キャリー
◎マイケル・ジャクソン
◎イル・ディーヴォ
ピアノ協奏曲2番第1楽章と第3楽章から生まれたポップス曲
フランク・シナトラの I Think Of You
これは第1楽章から旋律を取った曲です。
映像の女優はエヴァ・ガードナーです、シナトラとは噂の関係でした。
Full Moon and Empty Arms
「フルムーン・アンド・エムプティ・アームズ」は第3楽章から取られた曲です。
シナトラを始めとして多くの歌手が歌っています。
ここでは日本でも人気があったヨーロッパの歌手(父がスペイン、母がイタリア)
カテリーナ・ヴァレンテの歌で聴きましょう。
ヴァレンテの歌は「エリーゼのために」(ベートーヴェン)をポップス化した、「情熱の花」のヒットのほうがもっと有名です。
まとめ
ラフマニノフの2番から生まれた〈All By Myself〉を中心にして、主要なものを紹介しました。
一つのピアノ協奏曲の3つの楽章から、それぞれポップス曲ができているのは他にはないでしょうね。