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ジャズの1枚:最良ハードバップ盤、ドナルド・バードのByrd’s Word「バーズ・ワード」

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ドナルド・バード(Donald Byrd、1932年12月9日 – 2013年2月4日、80歳没)
は、長い経歴があり録音も多く、特にハードバップ時代には名作・秀作がたくさんあります。
後年はフュージョンやファンク・ロック的な作品も出しています。

以前 バードの’50年代後期の名作にスポットした記事を書きました。
ドナルド・バードというトランペッターの50年代終わりころの演奏を聴く=クリフォード・ブラウンの跡を継ぐ者

今回は1955年に録音された、バードの最初期の作品(リーダー2作目)〈Byrd’s Word〉にスポットします。

Byrd’s Word のデータ 

1955年9月29日録音  SAVOY 盤 (バード22歳です)

ジャケットも当時の雰囲気満点の秀逸なモノ。

曲目  Tune List

1.ウインターセット Winterset
2.ゴッチャ・ゴーイン・アンド・カミン   Gotcha Goin’ n’ Comin’
3.ロング・グリーン   Long Green
4.スターアイズ         Stareyes
5.サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー  Someone To Watch Over Me

メンバー Personnel

このメンバーがまた素晴らしい。

ドナルド・バード    Donald Byrd  (trumpet)
フランク・フォスター      Frank Foster  (tenor sax)
ハンク・ジョーンズ         Hank Jones  (piano)
ポール・チェンバース      Paul Chambers (bass)
ケニー・クラーク            Kenny Clarke  (drums) 

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では順番に聴きましょう。

Winterset

 

 

●ポイント
冒頭テーマ合奏のあと、飛び出してくるフォスターのテナーの当時のハードバップらしい音にしびれます。(後のソロも)
続くバードのペットの輝かしい音に「バードは最初からバードだったんだ!」と思います。
またハンク・ジョーンズも「やっぱり最初から巧かったんだ」と感心。

5:43 からのフォスターとバードの引用フレーズの応酬には びっくり。
1曲目を飾る華やかな1曲。

引用フレーズ:フォスターは”You and a night and a music”.  バードは何とコルトレーの”Mr.PC”

 
 

 Gotcha Goin’ n’ Comin’

 

 

●ポイント
2曲目はブルージーなミディアム・テンポの曲でグッと落ち着かせる巧い配置。
それぞれのソロが聴かせる。ケニー・クラークのブラッシュ・ワークが効果的。
ポール・チェンバースが一番若くて20歳。
 

 Long Green

 

●ポイント
これはまたフランク・フォスターの急速ロング・ソロから始まる。
しかし曲としてはやや単調か。(あっけなく終わる)

 
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Stareyes

終わりの2曲は有名スタンダード・ナンバーです。

●ポイント
こういうアルバムではやはり良く知ったスタンダード曲が必須ですね。4,5番にスタンダードを置くのも巧いやり方です。
バードが伸びやかにソロを取ってまるでこの後の長い活躍を予見させるよう。

 

Someone To Watch Over Me

 

●ポイント
最後はガーシュイン兄弟作のバラード曲。
バード~フォスターのソロが見事。特にフォスターのソロがイイです。
年長37歳のハンク・ジョーンズがさすがのプレイで曲を締める。

 

まとめ

若さとともに刻んだ最良のハード・バップの1枚と言えるのではないでしょうか。

バードはその後ヒット盤が多いので、この初期盤は余り語られることが無いような気がして取り上げました。

 

 

ありがとうございました。
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