関ジャムを見ましたか？最後にビル・エヴァンスBill Evansの「ピース・ピース」Peace Pieceが演奏されました

2022年4月18日

2022年5月9日

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団塊世代ど真ん中です。定年退職してからアルト・サックスを始めました。プロのジャズサックス奏者に習っています。（高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました）主にジャズについて自由に書いています。独断偏見お許しください。

ビル・エヴァンス

これです。

エヴァンス　1958年のアルバム　Everybody Digs に入っていた曲です。

LPレコードで言うとＢ面の２曲目でした。

Peace Piece　ですから「平和なひとつのもの」みたいな意味だと思います。
1958年のジャズのアルバムにこのようなまるでドビュッシーの曲のような美しい曲が演奏されたこと自体が、驚きでした。

このアルバムは
ビル・エヴァンスーピアノ
サム・ジョーンズーベース
フィリー・ジョー・ジョーンズードラムス

のトリオで演奏しているのですが

Peace Piece　はピアノ・ソロで演奏されています。

ビル・エヴァンス自身が作曲した曲です。

ビル・エヴァンスのヒストリーに詳しくない方のために書きますと

録音された1958年12月というと、エヴァンスがマイルス・デイビスの、あのジャズ史上最も有名なアルバム”Kind Of Blue ”に参加する4カ月前のことになります。

こちらにビル・エヴァンス・ヒストリーが分かる紹介文を書いていますので、良かったらご覧下さい。

Peace Piece に続いて演奏される　What Is There To Say？　というスタンダード・ナンバー（ヴァ―ノン・デュークの曲）の演奏もとても美しいものですのでそれも聴きましょう。

1978年にliveで録音されたPeace PieceがYoutubeにアップされていますので、それも共有しておきます。

これはレコード化・CD化はされていないはずです。

↑ここに「おそらくEverybody Digs 以降ただ１回の録音された　Peace Piece の演奏であろう」
と書いてあります。だとしたらとても貴重です。

◆関ジャムという番組、時々興味深い番組作りをしますが

今日はまた随分粋なことをやってくれました。

はじめのメジャー‐マイナー(major minor)の話,　Major ７th コード、ペンタトニック・スケールの話（ケルト音楽も４，７抜きなど驚きでした）も面白かったですが、

最後にビル・エヴァンスの曲が演奏されたのには突然だったので驚きました。しかもそれがPeace Piece　であったこと・・・

清塚さんたちが話したいことは、とても約４５分の番組に収めきれる内容ではなかったですね。

清塚さんの結論が「人類はみな同じ感覚を持っている」というのも、多少強引ですが言いたいことは分かりました。

エヴァンスの　Peace Piece　という選曲は清塚さんのアイディアでしょうか？
現在の世界の状況を鑑みての選曲のように思えました。

★　★　★

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