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ジャズの名曲・Here’s That Rainy Day ヒアズ・ザット・レイニー・デイ:楽器別&ヴォーカルと色んなヴァージョンを聴きましょう

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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Here’s That Rainy Day

ジミー・ヴァン・ヒューゼン(曲)とジョニー・バーク(詩)によって1953年に作られました。
例によってミュージカルのために作られています。

早速曲に行きます。

サックス

スタン・ゲッツ

ゲッツからです。

 

 Stan Getz (tenor saxophone)
Gary Burton (vibraphone) 
Gene Cherico (bass)
Joe Hunt (drums)

● 素晴らしいです。ゲッツのカルテット。ゲイリー・バートンはそれ程好きなタイプのヴァイブではないのですが、ゲッツのグループにあっては効果的な役割を果たしていますね。
こういう曲、ゲッツは得意ですねー。1963年の録音。

ポール・デスモンド

こうなったらデスモンド行きましょう!


Paul Desmond (alto sax)
Jim Hall (guitar)
Percy Heath (bass)
Connie Kay (drums)

● これもまた大好きな演奏です。デスモンドとホールのブレンドが織りなす音のカーペット。
パーシー・ヒースにコニー・ケイと言えばMJQのベース&ドラムですね。

アート・ペッパー

次はアート・ペッパーです。

Art Pepper (alto sax)
Stanley Cowell (piano)
Howard Roberts (guitar)
Cecil McBee (bass)
Carl Burnett (drums)
Arrange and conducted by Bill Holman and Jimmy Bond

● 82年に56歳でこの世を去ったアート・ペッパーですが、これはその晩年、死の2年前の録音です。
ストリングス付きでバラード曲中心にやっていますが決して「軟弱」な演奏ではありません。
ペッパー晩年の演奏は本当の「哭き」です。

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フランク・フォスター/ エルヴィン・ジョーンズ

エルヴィン・ジョーンズのリーダー盤 Heavy Sounds の 中で演奏されるバラード曲としての ヒアズ・ザット~ 。 テナーを担当するのは フランク・フォスター。

ピアノ

ビル・エヴァンス

ピアノに行きます。エヴァンスです。

”Alone”でソロで弾いています。

ブラッド・メルドー

ラリー・グレナディア、ジェフ・バラードのブラッド・メルドーのトリオの最新のライブ録音です。
最も新しいこの曲の演奏。

 

27.07.2021 Marciac, France
Brad Mehldau (piano)
Larry Grenadier (bass)
Jeff Ballard (drums)
*近年のマルシアック・ジャズ・フェスは充実していますね。

ゴンザロ・ルバルカバ

ゴンザロのソロ・ピアノ。

深い内省の演奏になっていると思います。

 

きれいなジャケットですね、BLUENOTEですか。

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トランペット

チェット・ベイカー

どこからの出典かわかりません、ストリングスが入っている(オーバータブ?)、最後拍手が入る。
いずれにしろ晩年のチェトです。チェトの演奏自体は悪くない。抑え気味だが切々としてます。

*こちら↓も、良く知りませんが1979年録音のようです。
但しこれもベイカーの演奏はいい。バスター・ウィリアムズ(ベース)の音が大きく録れている。その辺も悪くないです。
Wolfgang Lackerschmid (vib), Larry Coryell(guitar), Buster Williams (bass), Tony Williams(ds)

アルトゥーロ・サンドバル

 

● キューバが生んだ天才トランペッター、アルトゥーロ・サンドバルの素晴らしい演奏。
中盤のシンセがウルサイ!(ピアノがあるからシンセは要らなかった)

 

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ギター

ウエス・モンゴメリー

ウエスの演奏を動画で!

Stan Tracey (piano) Wes Montgomery (guitar) Rick Laird (bass) Jackie Dougan (drums) Television broadcast, “Tempo”, ABC TV, London, England, May 7, 1965

ジョー・パス

ヴァーチュオーソはもう安定したソロで文句は言わせません。

ヴォーカル

元来歌物の曲なのに筆者がインスト好きなため遅くなってすみません。最後ヴォーカル・バージョンです。

サミー・デイヴィス・ジュニア

私にとってこの曲の最高の歌唱はこれなのです。
サミーがローリンド・アルメイダのギター1本の伴奏で歌う ヒアズ、ザット~~

 

エラ・フィッツジェラルドwith トミー・フラナガン・トリオ

エラ、しっとりっと巧いです。円熟の境地かな。トミー・フラナガンは長年エラの伴奏を務めたので、何も言うことはありません。

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スー・レイニー

スーレ・イニーは当然この曲は歌っているはずですね。

 

シンガーズ・アンリミテッド+オスカー・ピーターソン・トリオ

これは好きなアルバム。よくBGM的に流しています。

ジョージ大塚クインテット

最後は日本人の演奏を聴いて終わりましょう。

 

*この曲は大野 (tp)がソロを取る曲として演奏されています。

アルバム・メンバーは
大野俊三 Shunzo Ohno (tp, flh)
山口真文 Mabumi Yamaguchi (ss, ts)
大徳俊幸 Toshiyuki Daitoku (p, el-p)
水橋孝 Takashi Mizuhashi (b)
ジョージ大塚George Otsuka (ds)
Recorded:Tokyo , November 28 & 29, 1972

まとめ

ヒアズ・ザット・レイニー・デイーーーいかがだったでしょうか。

名曲だと思うのですが、決定的名演は出てないかもしれないですね。

筆者の好みでは、スミマセン、最初のサックスの3人です。

それとサミーデイヴィス。あとルバルカバのピアノよかったです。

ありがとうございました
Thank you very much for visiting the site.

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