JAZZという音楽の魅力を中心に

ジャズ・ピアニスト上原ひろみの即興演奏がすごいのだけど、やはり動画がいい!と思う件

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

↑キャッチ画像は https://www.arban-mag.com/article/3790 より引用

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上原ひろみ(1979年3月26日 静岡生まれ)ーーーいま日本の女性ジャズ・ピアニストとして、最も「きている」のはこの人ですね。

ライブ演奏が世界的に大好評のようです。

私は上原ひろみの演奏をライブで聴いたことはありませんし、CDを全部聴いている訳でもありません。
CDで聴くと全部を聴き通すことが少し難しいな、という印象を持っていました。
どれを聴いても同じように聴こえるというジャズ初心者のような感覚になってしまうのです。

実は筆者は、最初に上原を聴いた頃はその独特のタイム感覚、和音感覚、グルーブ感に気持ちよさを感じることができませんでしたので、ノレないピアノだと思ったことを覚えています。

しかし、ものすごいテクニックを持った天才的と言っていいピアニストだと思いますので、ここで反省しながら改めて聴いてみたいと思います。

加藤浩次が司会するテレビ番組出演時の動画

そのアドリブの秘密を探るというと大げさですが、原点的なところが見れるテレビ出演時の動画をまず見てみましょう。

(動画:8分37秒)

自作の「マルガリータ」という曲を2度繰り返すところで、上原のアドリブのやり方がよく理解できる動画でした。 また、初めて弾くという「マイ・ウェイ」では、(当たり前ですが)普通に弾けることもはっきりわかりました。
つまり上原は、普通に弾くことを選んでないんですね。

*タモリの「笑っていいとも」出演時動画では、6才からピアノを始めて、初めからジャズが好きだったこと、小学生でエロール・ガーナーオスカーピーターソンを良く聴いていたことを語っていました。

Beyond Standard

上原が2008年に出したスタンダード・アルバムが〈Beyond Standard〉です。

基本スタンダードを演っているのですが、何しろ「ビヨンド」ですから、普通のスタンダード・アルバムではありません。

ここから2曲を聴きます。と言っても動画です。

Hiromi’s Sonicbloom(ソニックブルーム) というユニット名になっています。

Hiromi Uehara (p)・Tony Grey (b)・Martin Valihora (ds)・David Fiuczynski

*ここから上原の呼称をHiromiに変えます。

朝日の如くさわやかに

代表的スタンダード曲〈Softly As In A Morning Sunrise〉です。
これをHiromiがどのようにアレンジ(即興演奏)してゆくのか?

Deep Into The Night

これは、特典DVDに入っているようです。
Hiromiの演奏も素晴らしいのですが、グループとしてのサウンドが魅力的です。ダブルネック・ギターのDavid Fiuczynski (読めない!)(レイ・チャールズの若い頃みたい!)(フュージンスキと読むそうです)の演奏も面白いです。

 

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The Trio Project の動画

現在はTHE TRIO PROJECT という名前で
アンソニー・ジャクソン Anthony Jackson(ベース)
サイモン・フィリップス Simon Philips(ドラム)
のトリオで 録音、ライブ(世界ツアー)を行っているようです。

Hiromi:YouTubeより引用

Anthony Jackson:YouTubeより引用

Simon Philips:YouTubeより引用

 

たくさんの動画がアップされているのですが、曲単位で気に入った〈Move〉というBLUE NOTE東京でのライブ動画を見ます。

(動画ー11分16秒)

ものすごく盛り上がっています。

これはCDが出ています。

動画では高揚して見れるのですが、CDで聴くとやや退屈に感じます。(曲の流れに起承転結が無く単調に感じられます。あと、曲の終わり方がみな同じ

少なくと、Hiromiの音楽はCDで聴くのに向いていない、ライブや動画の方が遥かにいい、と言えるのではないでしょうか。

○これもいい演奏だと思いました。Rainmaker

このTHE TRIO PROJECTで Voice,Move,Alive,Spark と4枚のアルバムを出しています。
このトリオの最新盤〈SPARK〉↓

 

Sicilian Blue from”Jazz in Marciac”

●海外のジャズ・フェス出演時の動画などもあるのですが、長くなるのでここでは控えます。 
日本以上に盛り上がっています。

いや、1曲だけ聴きましょう。いい演奏をみつけましたので(まるでキースのような)

南仏のスペインに近いマルシアック・ジャズ・フェスでの演奏。August 4, 2010.
曲は「シシリアン・ブルー」 ピアノ・ソロです。

*Hiromi は海外でもどこでも常にYAMAHAのピアノを弾いています。

チック・コリアとのピアノ・デュオ

チック・コリアとの競演動画も何本かありました。 「スペイン」や「アランフェス」などの有名曲よりもコレが一番いいようです。

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ソロアルバム Place To Be 

ところで、Hiromiにはソロ・アルバムがあります。

このアルバムはトリオとは逆にCDで聴くほうがいいように感じました。
〈Somewhere〉という曲を聴きます。

クラシック寄りの演奏ですが、これもHiromiの一面でしょうね。
こういう曲、アルバムはCDでの視聴に向いているようです。

まとめ

何だかごちゃごちゃと書きましたが、基本Hiromiはライブ(動画)で見るのが面白い!と言えそうです。

筆者は、日本の女性ジャズ・ピアニストと言えば秋吉敏子を別格として、大西順子が飛び抜けていると思っていました。

その考えに変わりはありませんが、上原ひろみのずば抜けた才能と実力を改めて認識しました。

最後に告白めいた書き方ですが、上原ひろみについて書くにあたって、「ライブでは楽しめるがCDで聴くとイマイチ没入できないピアニスト」という文脈で書こうと思って書き始めました。(そういう感じになっていると思います)

しかし、音源をいろいろと聞いていくうちに段々と引き込まれてゆく自分に気付かされました。それで文章も一貫性がないものになってゆきました。

特に〈Deep Into The Night〉〈Sicilian Blue〉などの曲で、いやこれはライブとかCDとか言っている場合ではないと思いました。

・・・上原ひろみが誰に似ているかと思って、誰も思いつきませんでした。
文中でチラッと触れましたが、ピアニストで誰を思い出すかといえば、キース・ジャレットですね!(過激と叙情を併せ持つ感性と、そのピアノの音と即興演奏でのメロディラインの作り方、演奏中にあげる声

上原ひろみ、まだ若いピアニストです。

これからどのように進化してゆくのか、世界が注目する日本が誇るピアニストだと思います。

 

大西順子を最大級に称賛することは変わりませんが)

最後まで読んでくださってありがとうございます
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