12/6のプレバト俳句:お題は「銀座のイルミネーション」

【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
今年も師走に入りました。
12月第1週の「プレバト・俳句の才能査定ランキング」
お題は「銀座のイルミネーション」
Contents
出演者
・相田翔子
・篠田麻里子
・ダイヤモンド☆ユカイ
・松丸亮吾 (メンタリストDaiGoの弟、現役東大生)
・千原せいじ
フジモンと千原ジュニアが楽屋で俳句を作っていてうるさい、とぼやいているそうです。
特待生
・梅沢富美男 (名人10段)
・横尾渉 (Kis-My-Ft2 名人3段)
横尾は久しぶりの登場
梅沢名人また先生と一悶着起こすようです。
そしてまた新たな特待生が誕生とのこと。あれっ?誰?
そんな実績のある人、この中にいますかねぇ。
あっ、篠田麻里子か。
査定結果速報
2位 ダイヤモンド☆ユカイ
オリオンよ 俺にシャウトを させてくれ
⇩
直しなし
先生:洋服見て納得するのは初めての経験。
「させてくれ」と叫ぶ、勢いがこの句の持ち味。屈託も感じることができる。これも一つの才能。
こういう句はさわらない方がよい。
3位 松丸亮吾
松丸が祖母が俳人、と言うと、浜田が「廃人?」とカマしてました。(笑)
足早に 駆ける街並み 流れ星
⇩
足早に 行けば流星めく 街並み
松丸:走る人には街並み(イルミネーション)が流れるように見えるはず。
先生:作者が言いたいことを聞くと、字面と作者が表現したいことにズレがある。街並み(イルミネーション)が流れ星のように見えたのであれば、添削句のようにすれば、意図が読んだ人の脳裏に再生される。
4位 篠田麻里子
着膨れの 母の手を引き ベネチアよ
⇩
着膨れの 母連れベネチアを 行かん
おっちゃん(梅沢):篠田のお母さんならもっと若いはず。これではヨボヨボのババアに感じる。「母を連れて歩く」とかでいいじゃないか。
先生:おっちゃんの言う通り。エライ!
着膨れと使うと、俗っぽくしょぼい句になりやすい。
添削句で着膨れてはいてもおしゃれな親子と分かる句に。
5位 千原せいじ
3年ぶりに満を持して登場した!と言う千原。
冬の蠅 ふわりふわりと 花籠へ
⇩
街は花籠 冬蝿のごと 我ら
千原せいじ:飲み屋街をうろつくおっさんを詠んだ。
梅沢:千原の意図が伝わらない。
先生:私は字面通りに読んだ。それはそれでよい。ところが話を聞けば比喩だと。
その発想は面白い。後はそれを的確に表す力だけ。
添削は、句まがたりとして全体で17音にした。
1位 相田翔子
不夜城の 孤独にまとう 毛皮なり
⇩
直し無し
先生:キチンと言いたいことが表現されている。
不夜城、孤独、毛皮が、順に正確に読者の脳裏に再現される。
直すべき点は「に」かと、可能性として「を」を考えた。「孤独をまとう」
そうすると意味が変わる。話を聞いて、「に」のままで良いと分かった。
特待生昇格試験
横尾渉
足袋汚し 初日輝き 演舞城
⇩
足袋汚す 稽古百日 初日の灯
横尾:演舞場を演舞城とした。滝沢歌舞伎に出たときの体験。
査定結果は現状維持!
先生:材料がたくさんありすぎてギチギチになり、足袋が置き去りになっている。やろうとしていることは悪くない。
まえがきを付ける手もある。5・7・5の前に「滝沢歌舞伎」とか「演舞城」と前書く。
添削句は百日、初日と韻を踏んだ。
梅沢富美男
義士の日の まねきに白く 降る夜空
⇩
義士の日の 看板や白く 降る夜空
梅沢:歌舞伎座をテーマにした。
先生:評価のポイントは「に」
査定結果:現状維持
先生からのひとことは「切れ!」
先生:「義士の日」というマニアックな季語を使った。
雪を使うと季重なりになるので、よく工夫している。
「まねき」が看板だと若い人は分からない。
奥の手として、(余りおすすめできる手ではないが)「看板」と書いて「まねき」とルビをふる手がある。
これは「愛のヒント」。これで若い人にも理解できることになる。
「に」が散文的。ここは「や」で切るべき!
梅沢:そんなの後で部屋で言えばいいじゃないか!
10段が3人もいるのに!
ーーーと吠えていました。
まとめ
予告を見て、てっきり篠田麻里子が特待生に昇格するのかと思いました。
新しい特待生昇格はありませんでした!(予告は何だった?)
そして、二人の名人はどちらも現状維持でした。
◆2018年になってからの放送分まとめはこちらです。
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