ウェス・モンゴメリーのA Day In The Lifeはイージー・リスニング・ジャズの最高傑作・金字塔
ウェス・モンゴメリーです。
いいアルバムはたくさんあるのですけど、
今日は A Day In The Life です。
1967年に録音されました。
これです。
Contents
ウエス・モンゴメリー
A Day In The Life
データ
ミュージシャン
Wes Montgomery:guitar
Herbie Hancock: piano
Ron Carter : bass
Grady Tate : drums
Ray Barretto他2人:percussion
24人のブラスとストリングス
Arranged and Conducted by Don Sebesky
レコーディング・データ
Produced by Creed Taylor
Recorded at Van Gelder Studio
Engineer: Rudy Van Gelder
Recorded June 6,7,8 and 26 ,1967
Cover photographs by Pete Turner
A&Mレコード、CTIシリーズ
収録曲
選曲がまた絶妙です。
この10曲です。
男が女を愛する時
When A Man Loves A Woman
Watch What Happens
ミシェル・ルグランが作って、半ばスタンダード化した名曲です。
A Day in The Life
ビートルズのオリジナルより遥かに好きです。
グラディ・テイトのスティック音で始まる出だしでゾクッとします。
他の7曲も全部が素晴らしいのです。
With Strings というそれまでパーカーやクリフォードがやった(やらされた)単純なものではなく、これはウェスのギターとドン・セベスキーのコラボレーションと呼ぶのが相応しい作品です。
タイトル曲と〈Eleanor Rigby〉 の2曲、ビートルズナンバーが採りあげられているのですが、’67年はまだ曲が発表されて間もない頃でしょう。
ウエスのオクターブ奏法による深いギター音がオーケストラと見事に調和しています。
ピート・ターナーの写真を使ったジャケットも評判になりました。
そういう色んな意味でイージー・リスニングの大傑作、金字塔と言っても大げさではない記念碑的アルバムだったと思います。
この前後の2枚のアルバム
と、散々 A Day In The Life を持ち上げておいて、こう書くのも少し気がひけるのですが、
実は前年の’66年にほぼ同じコンセプト、同じメンバーでVerveレコードから
〈California Dreaming〉 というアルバムが出ているのです。
このアルバムの出来が良かったので、そのままA&Mレコードに移行して作られたのが A Day In The Life だったのです。
■そして A Day In The Life の成功を受けて翌’68年に 〈Road Song〉という続編アルバムが出ました。
この年 ’68年にウェス・モンゴメリーは亡くなりますのでこれが遺作になりました。
〈California Dreaming〉からタイトル曲を聴いて、この記事の終わりにします。
California Dreaming
★最後まで付き合ってくださってありがとうございました★
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