JAZZという音楽の魅力を中心に

ジャズの名曲:EAST OF THE SUN「太陽の西」の名演、スタン・ゲッツなど8つのバージョン

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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イースト・オブ・ザ・サン」 という曲

正確には East Of The Sun (And West Of The MOON)と続きます。

「イースト・オブ・ザ・サン(アンド・ウェスト・オブ・ザ・ムーン)」

筆者はこの曲には決定的名演が2つあると思っています。

スタン・ゲッツとポール・デスモンドによるものです。

そしてその他にも多くのいい演奏があります。

スタン・ゲッツ

Stan Getz、1927年2月2日 – 1991年6月6日・64歳没)

ゲッツは1955年のVerve盤〈West Coast Jazz〉で演奏しています。他にもいくつか演奏していると思います。

これもいいのですが、
私が名演と呼ぶのは死のちょうど3ヶ月前に録音した〈People Time〉での演奏のほうです。
それを聴きます。ケニー・バロン(ピアノ)とのデュオです。
*クラブ・モンマルトル(コペンハーゲン)1991年6月ライブ録音

 

ゲッツは肝臓がんでしたから、この時には自らの死期を悟っていたはずです。テナーサックスという楽器は思いのほか体力が要る楽器ですから、キツかったと思うのですが、その演奏は力強いものです。長く関わった麻薬癖を考えても、人並み外れた体力を持っていたゲッツだからこそ出来る演奏です。
最後の演奏を俗に「白鳥の歌」といいますが、このアルバム(通常版)の14曲は余りにも見事な白鳥の歌です。

スタン・ゲッツ・白人テナーサックスの最高峰の傑作・名作CDアルバムを聴く

ポール・デスモンド

もう一つのこの曲の名演ーーそれはポール・デスモンドの演奏です。

ポール・デスモンド1959年の録音です。
メンバーはポール・デスモンド(as)、ジム・ホール(g)、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds)

この曲に限らないのですが、デスモンドのアルトサックスの音、1音聴いただけでデスモンド!とわかります。そしてその音がとてつもなく魅力的(きれい、美しい)のです。こんな風にアルトを吹ける人はデスモンドしかいません。
ここでは、後に数々の名盤を残すことになったジム・ホールのギターとの音のブレンドが例えようもなく素晴らしいのです。MJQの二人のサポートも見事です。

ポール・デスモンドも52歳でガンで亡くなっています。

ポール・デスモンド:唯一無二のアルトサックスを吹き続けた男の名盤 ⇨

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ダイアナ・クラール

 

現代においてこの曲を最も魅力的に演奏して有名なのはダイアナ・クラールでしょう。公式動画もあるのですが、CD収録の演奏を聴きます。

ラッセル・マローンのギターとベースを入れたトリオでの演奏でした。 このスタンダード曲集は本当に見事な仕上がりです。収録曲が全てイイです。

雨だからダイアナ・クラールを聴こう・過去の名作から新作Wallflowerまで

チャールス・ロイド

チャールス・ロイドのヒット・アルバム〈Forest Flower〉の中で〈East Of The Sun〉をやっていました。

’66年のモントレー・ジャズ・フェスでのライブ録音です。

Charles Lloyd (tenor sax)
Keith Jarrett (piano)
Cecil MCBee (bass)
Jack Dejohnette (drums)

かなり速いテンポで演奏される「イースト」ですが、このロイド=キース=マクビー=ディジョネットに比肩するカッコよさ、新しさを持っていたのは’66時点ではマイルス・グループのショーター=ハンコック=カーター=ウィリアムスしか思いつきません。
26歳のキースのピアノはマイルスに呼ばれるのが当然と思われる閃きを既に身につけています。
その8人全員のその後の軌跡を見ても、いかに優れたプレイヤーたちだったのか!
貴重な記録です。聴衆の盛り上がりもライブ録音ならではです。

*後のキースのスタンダード・トリオがキース=ピーコック=ディジョネットになったことも感慨深いことです。

チャーリー・パーカー

チャーリー・パーカーは〈With Strings〉というアルバムで〈East Of The Sun〉を演っています。

パーカーはウィズストリングスでも何でもパーカーです。

 

モダンジャズを作った男チャーリー・パーカーのどこが天才的だったのか?

バド・パウエル

バド・パウエルが1955年のアルバム〈Piano Interpretations〉でこの曲をやっています。

 

このジャケットはデヴィッド・ストーン・マーティンのイラストです。

バリー・ハリス

ピアノ・トリオの見事な演奏を見つけました。
バリー・ハリスが日本(新宿ジャズ喫茶DUG) で録音したものです。

■演奏:バリー・ハリス(p) 稲葉国光(b) 渡辺文男(ds)
■録音:及川公生 1995年5月新宿DUGでのライヴ録音

●バリー・ハリスの評価は決して高くは無いと思います。
テクニック的にも派手なところはありません。
しかし、その味のある演奏は一度いいと思うと病みつきになるような魅力があったと思います。この演奏がハリスのベストとは言いませんが、やはりこれも魅力的です。

トゥーツ・シールマンス

最後はジャズハーモニカの第1人者、トゥーツ・シールマンスの演奏で終わりたいと思います。

この3枚組CDに入っています。

CD1 – Man Bites Harmonica
1. East of the Sun 2. Don’t Blame Me 3. 18th Century Ballroom 4. Soul Station 5. Fundamental Frequency 6. Strutting With Some Barbecue 7. Imagination 8. Isn’t It Romantic
CD2 – Time Out For Toots
1. The Nearness of You 2. In a Sentimental Mood 3. You Took Advantage of Me 4. Cool And Easy 5. Body And Easy 6. The Cuckoo In the Clock 7. Tangerine 8. Early Autumn 9. Them There Eyes 10. A Handful of Stars 11. Can’t Help Lovin’ Dat Man
CD3 – The Soul Of Toots Thielemans
1. You Are My Sunshine 2. Nuages 3. Five O’clock Whistle 4. Soul 5. Lonesome Road 6. Misty 7. Confirmation 8. Les enfants s’ennuient le dimanche 9. Brother John

まとめ

・この曲、もっともっと演奏があるのですが、好きな8バージョンでアップさせて頂きました。

・サックス奏者の演奏が多く、ソニー・スティットスコット・ハミルトンアル・コーンのバージョンなども良かったのですが割愛しました。

・またピアノではレッド・ガーランドマーカス・ロバーツの演奏なども魅力的なのですが、こちらも割愛しました。

・ボーカルも数多くあるのですが、ダイアナ・クラールを除いて割愛しました。

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