ガーシュウィンの名曲Summertime(サマータイム):厳選10個のジャズ・バージョン

Summertime and the livin’ is easyFish are jumpin’ and the cotton is highOh your Daddy’s rich and your ma is good lookin’So hush little baby, don’t you cry
Contents
ノラ・ジョーンズ
ノラ・ジョーンズが人気があるのが分かります。 これはライブの録音のようです。
ハービー・ハンコック
ハンコックに「ガーシュウィンズ・ワールド」という作品があります。
単にガーシュウィンの音楽を演奏するのではなく、作曲者の気持ちにまで迫った上で、音楽を再構成、再構築したものだとハンコックが自負しています。
そこでの Summertime を聴きましょう。
歌はジョニ・ミッチェルです。この人は実にユニークな活動をしている歌手ですが、やはりその巧さに感心します。
ソプラノサックスはウェイン・ショーター。
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◯この後はヴォーカル無しのインスト演奏になります。
チェット・ベイカー
これはどのアルバムに入っていたのか?筆者は知らないのですが、クレジットには1955年とあります。 悪くないです。
アート・ペッパー
アート・ペッパーの1957年のアルバム〈Modern Art〉の中にこの1曲が入っています。
これは当時のペッパーの演奏としても珍しい「泣き」の演奏だと思います。
ピアノのラス・フリーマンもとてもイイ。
スタン・ゲッツ
チェット~ペッパーと来たので、スタン・ゲッツに行きます。
トランペットはコンテ・カンドリ、ピアノはルー・レビィ、ドラムスがシェリー・マンでした。1955年です。ゲッツは既に成熟していますね。
チャーリー・パーカー
チャリー・パーカーは〈With Strings〉で演っていました。
ジョン・コルトレーン
コルトレーンはあの〈My Favorite Things〉の中で演っていたのですが、意外に忘れられているのではないでしょうか。
John Coltrane – soprano & tenor saxophone
McCoy Tyner – piano
Steve Davis – bass
Elvin Jones – drums
1961年のAtlantic盤ですから、黄金のカルテットまであと一歩です。
この演奏、出だしを聴いた時点ではソプラノサックスを吹いているのかと思います。ところがそれはテナーの高音なのですね。テナーの低い音域も出てきて気づきます。コルトレーンらしい演奏だと思います。今となってはソプラノでのタイトル曲〈My Favorite Things〉より興味深い演奏です。
アルバート・アイラー
フリージャズの闘士アルバート・アイラーの演奏を聴きます。
ほぼデビュー作の〈My name is Albert Ayler〉に入っていて、衝撃を与えました。
シェリー・マン
シェリー・マンのブラックホークでのライブアルバム5枚シリーズの1枚目に
Summertime が演奏されていました。
Drums: Shelly Manne
Piano: Victor Feldman
Trumpet: Joe Gordon
Tenor Sax: Richie Kamuca
Double Bass: Monty Budwig
ビル・エヴァンズ
さて、最後です。
最後はビル・エヴァンズにします。
アルバム〈How My Heart Sings!〉に入っています。
Bill Evans – piano
Chuck Israels – bass
Larry Bunker – drums
まとめ
超有名曲Summertime を無理やり10曲(ヴァージョン)に押し込みました。
そのためにジャズ以外の多くのヴァージョンを除きました。
ジャズでもボーカル・ヴァージョンがたくさんあるのですが、ほとんど省略させてもらいました。
ビリー・ホリディ、ルイ・アームストロング、エラ・フィッツジェラルド、ニーナ・シモン、フランク・シナトラーーー全部はぶいてしまいました。
インストだってもっとあるのですが、絞りました。(例えばマイルス・ディビスも)
これだけ、あらゆるジャンルに渡って歌われ演奏される曲は珍しいでしょう。
やはりそれだけの名曲だと思います。
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アレサ・フランクリンの訃報に接して追加
8月16日アレサ・フランクリンの訃報に接しました。(76歳)
アレサがルイ・アームストロングのtrumpet&vocalと共に歌ったSummertimeです。
「ソウルの女王」と呼ばれる前のアレサはジャズ歌手として出発しました。
R.I.P