8/16プレバトは女性ばかり5人の挑戦、千賀健永は名人に挑む

【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
プレバト・俳句の才能査定ランキング
夏の炎帝戦も終わり(梅沢富美男10段の優勝)
8月16日は女性ばかり5人の挑戦者が揃います。
お題は満席の新幹線の空席案内の写真で「帰省ラッシュ」
Contents
出演者
・山口真由 (初出場)
ーー新潮社HPより引用:http://www.shinchosha.co.jp/writer/5153/
・草刈民代
・柴田理恵
・光浦靖子
・中川翔子
*中田喜子(1級)に続く、女性2番めの新しい特待生が誕生するそうです。
昇格試験
・千賀健永 (今度こそ名人を狙う)1級
・立川志らく 5級
査定結果速報
2位 光浦靖子
カナブンに 撃たれて起きる 郷の駅
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カナブンに 撃たれ目の覚む 郷の駅
先生:カナブンに撃たれた人の実感がストレートの書かれている。
勿体無いのは「て」ーー時間がゆったりしてしまう。「て」でユルむ。
3位 草刈民代
江戸ッ子の 帰る故郷 夏祭り
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江戸ッ子の ふるさとは この夏祭り
先生:「帰る」が紛らわしくさせている。
「この」の臨場感を使う。ふるさとはひらがなとして江戸、夏祭りの漢字を強調する。こういう発想が出来ることはセンスはある。
4位 中川翔子
高速の 渋滞彩る 花火の音
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渋滞の 窓を彩る 花火の音
または
渋滞の 窓に花火の 音ひらく
志らく:「高速」は特に関係ないという気がする。
先生:志らくの言う通り、「高速の」を消して車内の情景を詠み込む。
5位 山口真由
神ほとけ モアイ ケルトや 墓まいり
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モアイ像 並ぶ霊園 墓参り
志らく:意味が全くわからない。
先生:これでは伝わらない。読む方はお手上げ。
山口の説明によれば、実体験なんですね。妄想じゃなくて。
しかし、それは絶対無理。モアイだけで勝負する。
しかし、最初最低点5点でその後飛躍した岩永徹也の例もあるという浜田に対して
先生:東大の人の頭ん中はわからん!
1位 柴田理恵
降り立ちて 夜のしじまに あいの風
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直しなし
先生:一見あっさりと書いているように見えるがなかなか考えられている。
「あいの風」という地域性を持った季語を入れることで場所も分かるという。
あいの風:4月から8月に日本海沿岸に吹く風、夏の季語。
7回目の才能アリという成績に
「特待生になっていただきましょう!」
特待生昇格試験
立川志らく
炎帝戦も4位だった。
啄木の 顔して帰る 盆休み
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直しなし
査定結果:1ランク昇格 特待生4級へ
先生:人選が的確。(誰の顔をしても成り立つのだが)
これ以上を目指すなら、下のようにすると名人句になる。
啄木の 顔し盆休みの 無心
啄木は借金の名人だったという有名な事実を詠み込むコトで「啄木が動かない」。
千賀健永
藍を着る 祖母の端居や 鐘の声
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藍を着る 祖母の端居や 夕の声
志らく:「端居」が季語とは知らなかった。
査定結果:現状維持
先生:古臭い!
端居という季語もよく見つけた。ここまでは実力を示している。
問題は「鐘の声」!。
自分の実感を書けばかけがえのないオリジナリティとリアリティーになる。
それを肝に命じて!
まとめ
◯という訳で女だらけの戦いから一抜けして、新しい特待生になったのは
柴田理恵 でした。
◯千賀健永は現状維持でまた名人昇格ならず、でした。
◯立川志らくは順調に昇っています。
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★夏井いつき先生の新刊です。
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