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ジャズの名曲:言い出しかねてー I Can’t Get Started

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

 

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ジャズのスタンダードナンバーには数多くの名曲と呼ばれるものがあります。

その多くは’30年代、’40年代に映画やミュージカルのために作られた曲が中心になっているようです。

そして長い年月を経る間に名演が生まれるという事情が「名曲」と呼ばれるゆえんかもしれません。

今日紹介する I Can’t Get Started (with You) もそんな曲です。

言い出しかねて (歌詞)

この日本語のタイトルは若き日の大橋巨泉(先日亡くなりました)が名付けたという説を聞いたことがあります。

よくできたタイトルですね。

 アイラ・ガーシュイン:作詞、ヴァーノン・デューク:作曲   (1936年)

************************

I’ve flown around the world in a plane
I’ve settled revolutions in Spain
The North Pole I have charted
Still I can’t get started with you
   
On the golf course, I’m under par
and Metro-Goldwyn’s asked me to star
I’ve got a house, a show place
Still I can’t get no place with you

Cause you’re so supreme
Lyrics I write of you
I dream, dream night and day of you
and I steam just for the sight of you
Baby what good does it do

I’ve been consulted by Franklin D
and Greta Garbo had me to tea
Still I’m broken hearted
Cause I can’t get started with you

 
歌詞をうまく訳すことは私にはちょっと難しいですが、大体の意味は分かりますよね。
大ぼら吹きの男の戯言のような歌詞です^^
 
 
おとこ
 

世界中を飛行機で飛び回った
スペインでは内戦を鎮圧した
 
ゴルフコースに出ればアンダーパー
MGMは映画に出てくれと言う
 
フランクリン・ルーズベルトからはコンサルタントを頼まれ
グレタ・ガルボとはお茶した
 
それなのに…そんな僕なのに
君にはふられてしまう
 
君とは何にも始まらない…
 
 
 
みたいな感じですね。
 
たくさんの人が歌って、演奏していますので、どれを選ぶか迷いますが、まずは王道
 

フランク・シナトラ

で聴きましょう。シナトラは長めヴァース(Verse:序奏部分)から歌っていますので、上記の歌詞が出てくるまで少し間があります。
 

 
 
 
次は一番新しいところでノラ・ジョーンズの歌で聴いてみましょう。
 

ノラ・ジョーンズ

 

↑このノラの映像はすごい美人ですね。お父さんはラビ・シャンカールというインド人のシタール奏者でした。母親はアメリカ人だと思います。

はい、ノラの次はーーずっと時代が戻って

ビリー・ホリディ

の歌唱で聴きましょう。テナーサックス・ソロはレスター・ヤングです。

 

チェット・ベイカー

の歌唱を聴いてみましょう。 晩年(1985年)の歌と演奏です。

退廃的な雰囲気が漂いますが、、、それがチェットの持ち味です。

このようにちゃんと歌詞つきのものが多いのですが

私の場合むしろインストルメンタル、歌詞無しの演奏の方で親しんできました。

クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット

有名なこのバンドの演奏を聞きましょう。
1954年8月、カリフォルニアでのライブ録音です。

クリフォードのトランペットが輝かしいです。

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もう好きな順にアップすることにします。

バド・パウエル

バド・パウエルの演奏です。
晩年(1963年)の演奏ですが、この味わいは若いころには無かったものです。といってもこの時まだ39 歳なのですが。この3年後には亡くなります。

アルバムはこれです。愛聴盤の1枚です。

ソニー・スティット

の演奏を聴きたかったのですが、このアート・ブレイキー・バンドの演奏で聴けるので、それを。

次はちょっと異色なもの

バニー・マニロウ

バニー・マニロウはジャズ歌手ではありませんが、近年こういう歌を唄っていて結構気に入っています。
この映像、初めに出てくるのはオリジナルヒットした、1930年代のバニー・ベリガン(トランペット)の演奏だと思います。 それにかぶせるという趣向ですね。

英国の若手

ジェイミー・カラム

がなかなかいい味を出して歌っています。

プラターズ

「あの」プラターズも歌っていました。

 

 

最後はアニタ・オディの歌声でしめたいと思います。

アニタ・オディ

まとめ

 

これほど有名な曲になると、ほとんどの人が歌っていますね。
古い人も新しい人も歌っています。

ロッド・スチュアートとかも歌っていましたがそれは省略です。

演奏の方でも、もっと多くの人が演っています。

オスカー・ピーターソン、スタン・ゲッツ、エディ・ロックジョウ・ディヴィスなどがありますが、キリがないので省略させて頂きました。

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◆スタンダード・ナンバー一覧はこちら

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