Louis Armstrong ルイ・アームストロング(サッチモ)の名演奏:ジャズトランぺッターとして歌手として
私はこのブログでたくさんのジャズのプレイヤーを取り上げてきましたが、ルイ・アームストロング(1901年8月4日 – 1971年7月6日)については特に書いてきませんでした。
ジャズファンでなくても知っている有名人ですし、何より「あの声」で歌う黒人というイメージが強かったからです。
ルイ・アームストロングは歌う人という以前に偉大なるジャズ・トランぺッターでした。
その大きな音はニューオーリンズのトランぺッターには不可欠なものでした。
前半では主にトランぺッターとして活躍しているルイ・アームストロングの古い映像
後半でルイの歌唱でヒットした曲を聴きたいと思います。
Contents
- 1 セントルイス・ブルース
- 2 TVショウ1957年
- 3 エド・サリヴァン‣ショウ In A Mellow Tone
- 4 エド・サリヴァン・ショウ Duke’s Place
- 5 ベルリンでのルイ・アームストロング・オールスターズのコンサート
- 6 この素晴らしき世界 What A Wonderful World
- 7 明るい表通りで On the Sunny Side of the Street
- 8 バラ色の人生 ラ・ヴィアン・ローズ
- 9 ハロー・ドリー Hello Dolly!
- 10 マック・ザ・ナイフ Mack The Knife
- 11 エラ&ルイ
- 12 サマータイム Ella Fitzgerald and Louis Armstrong
セントルイス・ブルース
1954年 ルイの輝かしいトランペットの音が響き渡ります。
TVショウ1957年
アメリカのTVショウの映像です。(1957年)
ビング・クロスビー、フランクシナトラ、ローズマリー・クルーニーなどと共演している珍しい映像です。
エド・サリヴァン‣ショウ In A Mellow Tone
アメリカのTV番組「エド・サリヴァン・ショウ」に1961年に出演した時の映像です。
ピアノがデューク・エリントンです。
デュークもルイもまだ若く溌剌としていますね。
ルイのトランペットが輝かしく大きな音だったことがよく分かります。
エド・サリヴァン・ショウ Duke’s Place
同じくエド・サリヴァン・ショウでのエリントンとの共演。
ここではエリントン・ナンバーのPerdid でしょうか、歌詞をつけてDuke’s Place として演奏しルイが歌っています。
ベルリンでのルイ・アームストロング・オールスターズのコンサート
ベルリン・1965年の貴重なライブ動画です。(56分)
演奏される曲目は以下。サッチモ(ルイの愛称)はほとんどの曲で歌っています。そしてトランペットもたっぷり聴かせてくれています。
1.When It’s Sleepy Time Down South
2.Indiana
3.Black and Blue
4.Hellow Dolly
5.Lover, Come Back to Me (この曲でのボーカルは Jewel Brown)
6.Can’t Help Loving That Man
7.When The Saints Go Marchin’ In
8.The Faithful Hussar
9.Royal Garden Blues
10.Blueberry Hill
この素晴らしき世界 What A Wonderful World
それではサッチモの最も有名な歌唱を聴きましょう。
このルイの歌唱はこの曲を代表するものになりました。
明るい表通りで On the Sunny Side of the Street
NHKの朝ドラでも有名になりました。
もともとスタンダード曲として有名な曲でしたので、わたしもジャズの名曲シリーズで11選を書いていました。⇒ On The Sunny Side of the Street
バラ色の人生 ラ・ヴィアン・ローズ
次はエディットピアフの曲 La vie en rose です。
サッチモが歌った後に輝かしいトランペットを吹くからこそ曲も生きる、と思っています。
ハロー・ドリー Hello Dolly!
1964年5月全米1位にランクされたヒット曲。
トランペットも歌も音楽をやる喜びに満ち溢れていますね。
マック・ザ・ナイフ Mack The Knife
1965年のライブ映像。
エラ&ルイ
ルイはエラ・フィッツジェラルドと組んでアルバムを出しました。当然ヒットアルバムとなりました。
The Nearness of You
エラが歌い、ルイがトランペットの伴奏をつけ、ルイが歌う、というパターンはたまらないものがありました。【音楽は人を幸せにするもの】という言葉を証明するようなアルバムです。
Cheek to Cheek
A Foggy Day
サマータイム Ella Fitzgerald and Louis Armstrong
最後に上のアルバムからではありませんが、やはりエラとルイの共演する
Summertime を聴いて終わりにします。
★最後までありがとうございました。