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綾部珈琲店で聴きたいマイルス・デイヴィス・ベスト10アルバムズ(福岡市城南区)

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

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綾部珈琲店

福岡市城南区茶山 城南高校の正門の真前にある

綾部珈琲店

その自家焙煎の美味しいコーヒーで静かにブームです。

手作りのチーズケーキ、プリン、チョコレートテリーヌも評判で特に女性は必ずコーヒーと一緒に注文すると言っても過言ではありません。

マスターこだわりのコーヒーカップもビューティフル。

 

 

このブログ、ジャズブログでした。

店に入るとにジャズがかかっていることに気づくでしょう。

マスターの後ろの棚にさりげなく置いてあるCDが行く度に増えています。

今日も入るとビル・エヴァンスがかかっています。

しかし、エヴァンスはかなり聴いているはずなのに初めて聴くエヴァンス。

オーケストラがアコンパインしてクラシック曲をやっています。

分からないのでCDを見せてもらいました。

これでした。

クラウス・オガーマン編曲・指揮のオーケストラを従えたエヴァンスのトリオが
バッハ、スクリャービン、フォーレ、ショパンなどをやっています。1曲だけエヴァンスの曲Time Remembered もやっています。(‛65年作品)
多分ジャズファンには余り評判が良くないのでしょうね。だから話題になることも少ない盤のようです。しかし、私は少なくともハッとしました。いいんじゃないでしょうか。

綾部珈琲でかかるといいマイルスのアルバム

行く度にマスターと話すんですが、マスターThelonious Monkにはまっています。

若い頃モンクにはまった筆者としても共感を感じます。

でも、店ではMonkは余りかけない。それはそうでしょうね。

夜店を閉めた後にひとりで聴く。モンクはそういう音楽かもしれません。

(追記)→失礼、今来たら、モンクのCDかかってます。

さて、この店でまだマイルス・デイヴィスを聴いたことがありません

ジャズは基本的に「都会の夜の音楽」と思います。

もちろん色んなジャズがあるのですが、マイルス・デイヴィスは特にそう思います。

マイルスという人は生涯「カッコいい音楽」を追及したミュージシャンですから。

だから綾部珈琲店でも夕暮れから閉店時間(PM8時)くらいにかけるといいと筆者が思うマイルスの曲(アルバム)ベスト10を勝手に選んでみることにします。

*ベスト10と言いましたが特に順序はつけません。ランダムです。

マイルスの演奏に順位をつけるほど筆者は不遜ではありません。^^

 

何故マイルスなのか?を書き忘れていました。=マスターからのリクエストです。

 

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マイルス・アンド・ザ・モダンジャズ・ジャイアンツ  Miles Davis and the Modern Jazz Giants–The Man I Love

モンクの名前が出ましたが、そのモンクを始めとする正にタイトル通りのジャズ・ジャイアンツと共演したアルバムです。(’54年録音)
これを聴かずしてジャズを語るなかれという名盤です。
’54のクリスマスの日に録音されたので俗にクリスマス・セッションなどとも呼ばれます。
曲はThe Man I Love (take2)

 

マイルス(trumpet)
ミルト・ジャクソン(vibraphon)
セロニアス・モンク (piano)
パーシー・ヒース (bass)
ケニー・クラーク (drums)
途中でテンポが変わり(速くなる)ミルト・ジャクソンの入魂の名演があります。
モンクは何故か始め弾き淀んでいます。不思議でしょう?モンク。(笑)ヘタ?と思ったりするんですが、次の瞬間いい演奏したりするんですよね。マイルスとモンクの共演は特に面白いです。

コルトレーンとモンクは相性がいいんですけどねぇ。

改めて思いましたが、マイルスって「哀愁の」トランペットでもあったんですね。

リラキシン Relaxin’–If I Were A Bell

マイルス(tp)
ジョン・コルトレーン(ts)
レッド・ガーランド(p)
ポール・チェンバース(b)
フィリージョー・ジョーンズ(ds)

という史上余りにも有名なクインテットの演奏からまずRelaxin’を選びました。(’56)
夕暮れ、日没近くにかけても違和感はないでしょう。

曲は迷いましたが1曲目の「イフ・アイ・ワー・ア・ベル」If I Were A Bell にします。
(アタマに指示をするマイルスの肉声が入っていますーーこのアルバム、外の曲もそうなっていてスタジオの雰囲気が捉えられています)

 

サムシン・エルス Somethin’ Else–Autumn Leaves

秋になったらこの「枯葉」Autumn Leaves を聴きましょう。

但しこのアルバムはキャノンボール・アダレイ名義でBLUENOTEから出たものですが、実際のリーダーはマイルス。
「枯葉」での見事なミュート・プレイそして曲全体を仕切っているのがマイルスであることは明らかです。
ハンク・ジョーンズのピアノもキレイに応えていて終わり方見事です。(職人芸ですね、こういうプレイヤーが少なくなったような気がします)

 

マイルス (tp)
キャノンボール・アダレイ (as)
ハンク・ジョーンズ (p)
サム・ジョーンズ (b)
アート・ブレイキー (ds)   (’58年録音)

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ワーキンWorkin’ –It Never Entered My Mind 

上のRelaxin’と同じメンバーのクインテットです。(マイルス~コルトレーン~ガーランド~チェンバース~フィリー・ジョー) 
録音もほぼ同時期です(’56)

ここでもマイルスの繊細なミュート・プレイとガーランドのコロコロピアノが!。

ラウンド・ミッドナイト ’Round About Midnight

もう真夜中の音楽にいきます。ラウンド・ミッドナイトです。
あのモンクが作ったジャズ史上最も有名なオリジナル曲かもしれません。
そして⬇️ジャズ史上最もジャズの雰囲気のあるジャケットかもしれません。

上と同じメンバーのクインテットです。タイトル曲を聴きましょう。

 

ミュージング オブ マイルス The Musing of Miles –Will You Still Be Mine?

1年時を戻そう(by ぺコパ^^)’55年のマイルス。珍しくトランペット1本のカルテットでやっています。(こんな盤は他にないはずです)

何も書いてないモノクロ・ジャケもなかなか。マイルスのファッションセンスがイケてることが分かります。

マイルス(tp)
レッド・ガーランド(p)
オスカー・ぺティフォード(b)
フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)

曲は Will You Still Be Mine ?

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カインド・オブ・ブルー Kind Of Blue  –So What &Blue In Green

カインドオブブルーを外す訳にはいきません。

何しろ私のブログの「ジャズの名盤100」で1位に置いている盤ですし。

マスターの好きなビル・エヴァンスがピアノ弾いているし。

21世紀を超えてジャズのクラシックとして残るのはこのアルバムかも知れません。

So What   !!!

Blue In Green

マイルス(tp)
キャノンボール・アダレイ(as)
ジョン・コルトレーン(ts)
ビル・エヴァンス(p)
ポール・チェンバース(b)
ジミー・コブ(ds)

モード・ジャズはここから始まったと(一般的には)言われています。

スケッチ・オブ・スペイン Sketches Of Spain –アランフェス協奏曲

関係が深かったギル・エヴァンスとのコラボレーションの一つの成果。
スペインの風が吹き抜けるように。ロドリゴの曲、アランフェスを。

 

マイ・ファニー・ヴァレンタイン My Funny Valentine

Liveのマイルスと言われるほどライブアルバム、動画が多いマイルスです。
せめて1個はライブアルバムを入れます。

1964年2月 NY・リンカーン・センターでのライブから My Funny Valentine

マイルス(tp)
ジョージ・コールマン(ts)
ハービー・ハンコック(p)
ロン・カーター(b)
トニー・ウィリアムス(ds)     という新しいクインテット

この日の演奏はもう1枚の〈”Four”And More〉にも収められています。
静の〈My Funny ~〉動の〈”Four”And More〉とも言われる双子アルバムです。

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イン・ア・サイレント・ウェイ In A Silent Way

セレクトし始めた時、エレクトリック期のマイルスを入れるつもりはありませんでした。

しかし私はブログにも書くようにエレクトリック・マイルスも好きなんです。
電化したマイルス・グループとは要はピアノがエレクトリックピアノ(しかも複数台のキーボード)、ベースがエレキベースになって、エレキギターが入るわけです。そしてそのためリズムもロック化するというものです。

しかし慎重なマイルスは最初は徐々にそうなりました。紹介する電化後3枚目のこのアルバムなど、急激な変化をしている訳ではありません。マイルスは相変わらずマイルスなのです。
だから電化マイルスを1枚は入れたくてこれを選びました。これ1969年のアルバムであることをお忘れなく。あの「カインド・オブ・ブルー」からたった10年しか経っていないのです。天才の所業。

Miles Davis:trumpet
Wayne Shorter: soprano sax
Chick Corea&Herbie Hankock:electric piano
Joe Zawinul:organ
John McLaughlin:electric guitar
Dave Holand:bass
Tony Williams:drums  

どうですか?綾部珈琲でこれが流れても違和感ないと私は思うのですが・・・

まとめ    

イヤー、10枚に絞るのは結構大変でした。あれもこれも入れたくなるものですから。

例えばコレなんかジャケットのアンティークな雰囲気が綾部珈琲に飾るのにいいと思うんです。
内容もソニーロリンズが入っていて良い盤なののですが、それでも押し出されました。

 

これでマイルスいけます。
ま、徐々に気に入るヤツを見つけて・・・

あとこの辺のシリーズ記事見て頂くともっと詳しく書いています。

new york cheese cake & brazil pudding

2階もあるんです。

読んで下さった皆様ありがとうございます!

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