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It could happen to youイット・クッド・ハップン・トゥ・ユー ボーカル、ペット、サックス、ピアノで聴く11バージョン

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

お馴染みのコンビ、ジミー・ヴァン・ヒューゼン(曲)とジョニー・バーク(詩)の作品です。

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It Could Happen To You
を訳せば 「(それが)あなたに起こるかもしれない」

となります。

古い作詞家、作曲家が」作る曲はほぼ全てが恋の歌です。
だからタイトルの「それ」 はやはり「恋」なんですね。
だから恋に気をつけろみたいな余計なお世話みたいな他愛ない歌詞ですね。
(ミュージカルや映画のために作られているせいも大きいでしょう)

しかし、プロの歌手はみんな自分なりの解釈で、魅力的に歌います。

楽器奏者はそのメロディの魅力をやはり自分のやり方で再現します。 

ましてこれだけ覚えやすい(これ、大事!)いいメロディの曲だとみんながやるはずです。

歌詞

 
Hide your heart from sight,
Lock your dreams at night,
It could happen to you.
Don’t count stars
Or you might stumble,
Someone drops a sigh
And down you tumble,
Keep an eye on spring,
Run when church bells ring.
It could happen to you
All I did was wonder
How your arms would be
And it happened to me
提供元: LyricFind
ソングライター: James Van Heusen / Johnny Burke
イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー 歌詞 © Sony/ATV Music Publishing LLC
 

ダイアナクラール

まずは新しいところでダイアナ・クラールの歌で

 
ダイアナの歌自体は大変よろしいんですが、(最初から文句で申し訳ないですが)ビッグバンドの伴奏は違和感有り。やはりダイアナはピアノ弾き語りプラス、ギター、ベース、ドラムくらいのスモールコンボが雰囲気がいいと思うのですが。フルバンドは必要ないですねぇ。
 
 

管楽器の部(トランペット・サックス)

チェット・ベイカー

 

 
●チェット巧いです。
若い頃この人の歌の魅力がわかりませんでした。
歳を経てようやくその良さが分かるようになってきました。
特にこれではない晩年のチェットの歌には何とも言えない気持ちになります。(切なさ、哀しみ、そして強さなど)
 
この1958年の歌唱には若さと恍惚を感じます。この曲では途中のスキャットがイイですね。
 
このジャケット写真が表す時代でしたね。^^(チェットがジャズ界のジェイムス・ディーンと言われていた頃、’50sのアメリカ)
 
 
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マイルス・デイヴィス

 

●例のマラソンセッションの1枚ですから、マイルス=コルトレーン=ガーランド=チェンバース=フィリー・ジョーのクインテットです。

手慣れたものです。まるでディズニー・ソング(「いつかは王子様が」みたいな)のように聞こえます。彼らの技量が高いレベルにあったことの証明です。

ジャッキー・マクリーン

 

Jackie McLean (alto sax)
Bill Hardman ( trumpet)
Mal Waldron (piano)
Paul Chambers (bass)
Philly Joe Jones (drums)

●ここでジャッキー・マクリーンですが、アルバムタイトルのようにトランペットのビル・ハードマンをパルに迎え、さらにピアノがマル・ウォルドロンで例の「Left Alone」のコンビですね。
この曲に限ると完全にハードマンがリードしている。シブい演奏。それがとてもイイ。

他の曲はここまでシブくはないが、全体をハードマン的あるいはマル的雰囲気が支配しているように聴こえる。それがとてもイイのです。マクリーンは張り切り過ぎの時があるがここでは終始落ち着いたプレイが聴ける。

ケニー・ドーハム

ケニードーハムとジャッキーマクリーンのグループのライブ盤〈Inta Somrthin’〉でこの曲やっていました。

1961年
〈 Matador〉と2in1になっているお得盤⇩

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ソニー・ロリンズ

 

ロリンズのぶっとい音で! しかも、最後までソロで吹ききります。

ソニー・スティット

 

スティットも信頼して聴けるプレイヤーの一人。

膨大な録音があるはずだが、これは  ⇩

 

【スティットの醍醐味はワン・ホーンにあり。絶頂期のレア・パフォーマンスを40曲収録】

1940年代から80年代まで現役で活動し、約200枚ものアルバムを残したといわれるソニー・スティット。「あまりにも数が多すぎて、どれから買っていいかわからない」というファンにも絶対オススメのアルバムが登場しました。2枚組で全40曲を収録。しかもその大半がよく知られたスタンダード・ナンバーなので、スティットの歌心をタップリ楽しむことができます。またワン・ホーン・カルテットですので、他の管楽器が入っておらず、殆どの曲がスティットの独り舞台となっています。さらにピアニストには、サラ・ボーン、ヘレン・メリル等、数多くの歌手のサポートを務めた名手ジミー・ジョーンズが参加。極上のタッチでスティットのサックスを支えています。(jazzyellより)
【Member】Sonny Stitt(as,ts), Jimmy Jones(p), Aaron Bell(b), Charlie Persip(ds), Roy Haynes(ds) Recorded in New York City, 1959-1960

 

ピアノの部

●この曲ってピアノにも向いていますよね。
ピアノトリオでの演奏を聴きましょう。

ジョー・ボナー

ジョー・ボナーはマッコイ・タイナーをよりスタイリッシュにしたようなカッコいいピアノです。 これはデンマークのSteepleChaseレーベルから出た〈NEW LIFE〉というアルバムからの1曲です。

ハンク・ジョーンズ

 

Hank Jones(piano)
Mads Vinding (bass)
 Shelly Manne (drums)
Live at Jazzhus Slukefter 1983  コペンハーゲン、デンマーク

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ビル・エヴァンス

 

Bill Evans(p)
Eddie Gomez(b)
Jack DeJohnette(ds)
エヴァンス、やはりいい演奏しています。
お蔵入りしていたテープの復刻2枚組とのこと。ワタシこれ持っていません。
1968年録音(1回目のモントルーライブの年ですね)

 

秋吉敏子

 

凄いですね秋吉敏子。バップピアノですねー!。
渡米後の初レコ-ディング。

Thanks a lot for visiting the site.

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