2018年9月・岡江久美子出演のプレバト俳句・お題は「古書店街」梅沢富美男名人は?

【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
9月第2週 9月13日のプレバト・俳句の才能査定ランキング
お題は 古書店街 です。
読書の秋という訳ですね。
Contents
出演者
・相田翔子
・有村架純→俳句には出なくて、生花のほうに出るそうです。
・大和田伸也
・岡江久美子
・ジェジュン (韓国の歌手)
・ひょっこりはん
*岡江久美子は大和田獏の奥さんだから大和田伸也とは義理の兄妹ということになります。
特待生昇格試験
・村上健志 (フルーツポンチ)
・梅沢富美男
査定結果速報
3位 ジェジュン
俳句は本で勉強して来たとのこと。
夕虹や 母のカレーや 馨る路地
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夕虹や 母のカレーを おもう路地
先生:上5(季語)+12音という基本中の基本。
凡人3点セット(夕暮れ、母、カレー)みたいと思われるかも知れないが。
話を聞くと母のカレーを思い出したのだからそれを素直に書けばいい。
「おもう」と素直に入れる。
2位 岡江久美子
魂祭 父の香を追う 書斎かな
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父の香を 慕う魂祭の 書斎
梅沢名人:中七「追う」に違う言葉をもってきていれば、1位だったかも。
先生:魂祭が秋の季語。
「追う」は強すぎるかも。添削句、やわらかくしながら十分言いたいことが伝わる。
4位 大和田伸也
大和田:また凡人・・・
街漁り 見つけし古書や 帰路良夜
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古書街を 漁る一冊 帰路良夜
村上健志:ちょっと窮屈な感じがする。
先生:下5 帰路良夜 はすばらしい。
ただ、動作を入れ込み過ぎている(漁る、見つける、帰る)ので、せわしない。まず「見つけし」は要らない。
5位 ひょっこりはん
参考書 窓から灯す 花火かな
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参考書 めくれば窓の 大花火
先生:日本語として変。窓から線香花火?
とりあえず、こんな添削で済ませるしかない。
1位 相田翔子
初恋と 秋の陽香る 古書百円
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直し無し
先生:詩心がある。
初恋や と詠嘆も考えられるだろうが、
初恋と古書が並列に並ぶところがこの句の良いところ。
よって直し無し。
特待生昇格試験
村上健志
作家別に 揃え直して 夜は長し
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直し無し
梅沢:許せないのは季語「夜長」を壊したな!降格だ!ーーーと吠える!
査定結果:1ランク昇格 名人5段へ!
先生:本が好きな人の動作がそのまま読み手に伝わる。
夜長を楽しむ気持ちもよく分かる。
「揃え直して」も考えた上のことと推察できる。
夜は長しは本来は梅沢名人の言う通りだが、「夜は」に思いが強調される効果がある。それを意図したと読み取れる。
梅沢富美男
長き夜に 母の声音の 「ぐりとぐら」
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長き夜や 母の声音の 「ぐりとぐら」
査定結果:現状維持
先生:10段のくせに安易!
まず「ぐりとぐら」がイイ。
先生:上5の「に」は散文的になりがちな助詞。本当に「に」で良いか一歩止まって考えるべき。
梅沢:「長き夜の」とも考えた。
先生:ここは「や」の強調が定石ですよ。10段のくせに!!。
ーーーという訳で、
1位になったのは相田翔子の句
特待生昇格試験は
村上健志が昇格で
梅沢富美男が現状維持 という結果でした。