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ピコ太郎=古坂大魔王のPPAPは何故世界ブレーク?(通訳者ハシモト・ミホにも注目)

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。
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ピコ太郎のPPAP(Pen-Pineapple-Apple-Pen)【ペンパイナッポーアッポーペン】がものすごいことになっている。

YouTubeを見ると、ピコ太郎の様々なバージョンや世界中の色々な人が真似している動画で溢れかえっている。

私のような中高年がこの現象に何を感じるか

特に古坂大魔王というお笑い芸人が、大衆的な人気を得られてはいなかったにもかかわらず
ピコ太郎が何故あそこまで世界で受け入れられているかを、真面目に(?)考察してみます。

公式PPAP↓

外国特派員協会でのピコ太郎記者会見の概要

 私はピコ太郎のPPAP【ペンパイナッポーアッポーペン】のことを全く知りませんでした。
 
 
10月28日の昼にあった外国特派員協会での「ピコ太郎記者会見」で初めて知りました。(司会はアンディ・シャープ)
 
最初見た時、ピコ太郎が古坂大魔王であることに気付きませんでした。
 
しばらく見ていて、「どこかで見たことある人だなぁ、ん?こんな芸人を知っているような?」と感じたのです。
 
そもそも古坂大魔王という芸人について、それほどファミリア―でなかったので、すぐに気付かなかったのです。
 
この約1時間の記者会見はYouTubeにノーカットでアップされていますので、あとでじっくり見直しました。
 
●特派員協会記者会見では「ピコ太郎というキャラクター」を最初から最後まで見事に演じていて、そこから逸脱し古坂大魔王が現れることはありませんでした。
 
実によく考えられて作り込まれているキャラクターだと感じました。
 

ピコ太郎のキャラ設定

質問者(外国人、日本人)による質疑応答でピコ太郎のキャラ設定が明らかになってゆきました。

・名札はPIKOTAROと書かれていました。(注:私はPICOTAROもいいのでは?と思いました。ピカチュウみたいで^^)

・結婚している。まだ新婚である(2年前に結婚)
 奥さんは78歳、名前は多味(Tami)
 出会いは病院のトイレの前。お互いに一目ぼれだった。
 ちなみに多味さんは4度目の結婚とのこと。

・ピコ太郎の本名は?と聞かれて、ピコ太郎は本名であると答えていました。 漢字で書けば「否古太郎」、姓のほうは内緒と言ってました。

ギネス認定

ビルボード・ホット100で日本人としては26年ぶりに77位にランクイン。(ちなみに26年前は松田聖子、初ランクインは坂本九の「上を向いて歩こう」でした。)

それが最も短い(約50秒)ビルボード・ランクイン曲としてギネス認定されたということで、会場で認定証授与式もありました。

通訳

この日の通訳を担当したハシモト・ミホと言う女性の通訳は実に見事なものでした。
ピコ太郎のギャグ(例えば「驚き桃ノ木二十世紀」など)翻訳不能な箇所もあったのですが)あれ以上うまくはやれないというレベルの通訳でした。

PPAPにおける英語について

質問で 「a apple となっているが、本来は an apple のはずだがどういう意図か?」というものがありました。

これに対する回答は明快というか納得のゆくものでした。

ピコ太郎「もともと英語と思っていない。そして、日本国内しか意識していなかった。
正しく「アナップル」と発音すると日本人の耳には聞き取りにくくなる。

ナップル?ナポリ?ナポリタン?などと思われる恐れがある。
よってアップル→アポー にした。
(ミホ通訳さんは「ナポリタン・スパゲッティ」とまで言っていました)

*管理人注釈:私はここで、むかし関根勤ジャイアント馬場のマネをして「アポー!」と言っていたのを思い出しました。
もしかしたら芸人古坂大魔王の頭の中にはこのことも、よぎっていたかも知れません。

ジャイアント馬場がPPAPをやったら最高だったでしょう!

*また別の場所ですが(これもYouTubeで見ました)ピコ太郎はパイナップルについても、本来I have a pineapple ですが、こちらもちゃんと発音せずに被せるように省略して「アイ・ハッ・パイナッポー」のように言うべきと主張していました。

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世界中で発生しているPPAPカバー動画について

ピコ太郎自身がいま最も気に入っているのはインドのカバーである。(歌って見せた)

管理人注:私もそのインディアン・バージョンを見ましたが、本当に抱腹絶倒の出来です。

ピコ太郎:その他韓国、中国、台湾、タイのカバー、ヘビメタバージョン、バラード・バージョンなどもありがたい。

今後、ピコ太郎がカバーして欲しいと思う人は、アリアナ・グランデ、ジャスティン・ビーバー(今回の世界ブレイクのトリガーになった人)、アントニオ猪木、そしてジャパニーズ・ツインズのマナ・カナ

PPAPがブレイクした後について

このようなブレイクをして何が変わったか?という質問に対しては

「まだ1か月しか経っていないので給料日が来ていない。この曲による収入はまだ1円も発生していない。
今日もここに来る前にアルバイトをしてきた。
ちなみに今のバイトはカナブンに角をつけてカブトムシと言って売るものである」という答えでした。(笑)

ファッションについて

そのユニークなファッションについても質問がありました。

ピコ太郎:「ファッションには昔から興味があった。あらゆるファッション雑誌を見てきたし、ファッションショーもビデオで見てきた。その結果をつきつめるとこの様になった。絵の具を全部混ぜると真っ黒になるようなもの」

通訳:This is the way I am.

 

ピコ太郎がこの曲に込めた思い

それは、世界平和、愛、そして宇宙のダーク・マター(!)

●その他、アベノミクスも行き詰まりを感じさせる今日この頃、この曲がブレイクスルーになるのでは? 首相官邸からまだ連絡はないか?などとの質問もあってこれには「知らない電話番号には出ないことにしている。後で留守録を確認します」と答えていた。

●レコード大賞を一億円で買う気はあるか?という質問もありました。

(*週刊文春による、ジェイソウルブラザーズが去年のレーコード大賞を1億円で買ったというスクープを受けて)

これに対する答えは「今の時給だと1億貯めるには20万年(だったか?)かかるので、想像できない」

●以上簡略に特派員協会記者会見の要点をまとめました。

古坂大魔王について

piko-kosaka-tarenntomeikann

古坂大魔王(こさか だいまおう)

ミュージシャン、歌手、アーティスト

本名:古坂和仁(こさかかずひと)

誕生日:1973年7月17日 (43歳)

血液型:A型

出身:青森県

身長:186cm

最終学歴:青森県立青森東高等学校

趣味:総合格闘技鑑賞、バイク、マンガ

特技:リミックス、モノマネ

事務所:エイベックス

元、底ぬけAIR-LINEのメンバー

       ーーーーーーwikipediaより

これを見て、ボキャブラ天国に「底抜けエアーライン」というコント・グループで出ていたことを思い出しました。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

●古坂大魔王という人、仲間内では「こんなに面白い人はいない」という評判だったらしいです。
特にクリームシチュー(ボキャブラ時代は貝砂利水魚)の上田や有田は昔から絶賛していたらしいのです。

いわゆる楽屋受けする芸人ということになるのでしょうか。

●しかしテレビではその面白さが十分に伝わっていなかった。

テレビの短い時間では、その面白さが充分に伝わるタイプの芸人ではなかったようです。

その高身長、体の大きさも災いしていた感があります。正にテレビという枠に収まり切れなかったようです。

古坂大魔王という大仰な芸名もプラスには働いていなかったと思います。

●その古坂大魔王がプロデュースするピコ太郎というキャラをわずか50秒の動画にコンパクトにパッケージして、SNSにアップしたことで、世界ブレイクになった訳ですから、今回は「ネットの力」の凄さを改めて認識することになったのですね。

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何故ピコ太郎、PPAPがこれほど受けるのか?

 何故ここまでブレイクしてるのか?

それを考えるにはYouTubeにアップされている様々なカバー(と言って良いのか?)を見るのがいいようです。

セクシー

 右手にペンを持って、左手にアッポーを持って「アンッ!」と衝突?ペネトレイト?させるしぐさからは、男は誰でも感じると思うのですが、セクシュアルな感覚があります。

えー、ちなみに〈PPAP Sexy Girl Version〉と打ち込んでみると分かるのですが、若い女の子たちがやっている動画がたくさんあります。

これを一口にセクシーであるというのは不謹慎かもしれません。

しかし何故かおっぱいが大きい子が多いです。(^^)

特にアジアの人たちの感情移入の仕方の方が西洋の人達よりも正統的(?)な感じがします。(タイ、韓国、中国、フィリピンなど)

女の子があのしぐさで「ペンパイナッポーアッポーペン!」と言うと絶対セクシーです。

ピコ太郎がリクエストしたように「マナカナ・バージョン」は是非見てみたいものです。
外国特派員協会での発言があったくらいですから、そのうちきっとやってくれるでしょう。

かわいい

 

一方子供がやると、これはまたすごくかわいいですね。

シンプルな歌詞(単語がほんの4つくらい)なのがいいです。

ピカチュウも動画でやってました。

11/22追記)トランプ時期大統領の孫(娘イヴァンカの娘)がやっている動画がアップされていますね。

愛(LOVE)を感じる

 

ピコ太郎が言っていたように、何故か「愛」とかハッピーを感じさせます。

私はAKB「恋するフォーチュンクッキー」で皆さんが幸せそうに踊っていたのを思い出しました。

サイの「江南(カンナム)スタイル」との類似を言う声もありますが、私は「フォーチュンクッキー」のLOVEとの類似の方を感じます。

 

極限までシンプル

曲も振付も全てがシンプルです。

ピコ太郎の外見、ファッション、ヘアースタイルも究極的に漫画のようにシンプル。

50秒という短さもいいのではないでしょうか。

まとめ

 
 
アジア圏での受け方が圧倒的です。
 
しかし、まだまだ西洋圏では今から伸びる余地があると思われます。
西洋人はまだ「何これ?」という反応が大多数と思われます。
 
東洋人はWhat?とかWhy?とか思う前に無条件に受け入れている感があります。そこに差を感じます。
 
インドはさすがに凄いですね。あの取り入れ方は尋常ではないです。
 
西洋は今から本当のブレイクが来るような気がします。
 
(*ただYahoo知恵袋などを見ると「どこが面白いの?」「腹立たしい」みたいな意見もあり、やはり受け取り方は個人差とも言えるでしょう。)
 
いまYouTube再生回数3億3千万回だそうですが、もまだまだ伸びることでしょう。
 
●いやはや2016年も終りに近づいて、とんでもない「もの」が出現したものです。
 
しかしこれはピコ太郎のいや古坂大魔王の世界制覇の序章に過ぎないのかもしれません!
 
●アメリカ大統領選本選もあと8日まで迫っているというのに!
 
 
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