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7月18日プレバト俳句はタイトル戦・夏の「炎帝戦」予選・お題は「打ち上げ花火」

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/

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夏恒例のスペシャル「炎帝戦」です。

お題は「打ち上げ花火」

夏祭り – Whiteberry

「打ち上げ花火」と言えばこの歌ですよねぇ~。

昨年の覇者は梅沢富美男

昨年の炎帝戦のお題は「ラジカセ」でした。
そして制覇したのはプレバトの帝王・梅沢富美男でした。

旱星ひでりぼし ラジオは余震 しらせおり

今年2連覇を狙います。

昨年は予選、決勝と2週かけて炎帝戦が行われたのですが、今年も同じやり方でしょうか? お題も予選と決勝で違うお題でした。

2018炎帝戦予選

2018炎帝戦決勝

○今回も今日は予選で決勝は次週(7/25)です。

出演者

◆名人5人(決勝戦からの登場です)

・梅沢富美男
・東国原英夫
・藤本敏史(FUJIWARA)
・村上健志(フルーツポンチ)
・横尾 渉(Kis-My-Ft2)

◆特待生・9人

・石田 明 (ノンスタイル)  1級
・皆藤愛子 5級
・北山宏光 (Kis-My-Ft2) 5級
・千賀健永 (Kis-My-Ft2) 1級
・立川志らく 1級
・千原ジュニア 1級
・パックン 5級
・松岡 充 2級
・ミッツ・マングローブ 3級

キスマイから横尾渉、千賀健永、北山宏光の3人が揃うのも見どころです。

志らくの天敵、鈴木光がいないですね!

司会、アシスタントは勿論この2人。

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予選結果速報

まず予選を9人の特待生で争います。
うち上位3人が決勝に進むことができます。

3位 皆藤愛子

決勝進出決定!

ラムネ瓶 浮かぶ未明の 五行川

⇩ 

ラムネ瓶 浮かぶ未明の 川しづか

梅沢名人:五行川で花火大会があるとわからない!
村上名人:固有名詞、五行川こそがいい!知っているかどうかは問題ではない。調べればいい。
梅沢名人:どこにあるんだよ!五行川って!

先生:名人ふたり、面白い言い合いだった。
ラムネ瓶、未明、五行川:お互いの言葉が邪魔していない。
ただ、この固有名詞(地名)は微妙。その3音を使って映像化ができる。
3音の可能性を突き詰めると更に上位の句になる。

5位 石田 明

予選敗退決定!

粒になるまで みとどける 菊花火

⇩ 

菊花火の ほむらが粒 なるまで

先生:これはよく頑張っている。
一物仕立ていちぶつじたて(一物は季語)という17音全てを季語の描写に使うという上級技に挑戦している。その挑戦が嬉しい。
ただ「みとどける」が惜しい。
添削:最後の「を」の一音で「みとどける」を言うことができる。

6位 パックン

 

新宿の もりを球音 夏の星

⇩ 

新宿の 杜を球音 涼しき夜

先生:型は出来上がっているが、内容がありがち。
「球音」で音を響かせたいのかと思う。

添削句は「涼しい」という季語を使い、音を響かせる空間を表現した。

 

7位 松岡 充

 

涼風や 火薬のにほい 流れ髪

⇩ 

涼風や 火薬の匂ふ 夜の髪

松岡:純粋な恋の句を詠んだ。

先生:(写真を見てなくて)この字面だけでは火薬が花火と解らない。怖い句と思う人もいるはず。
3段切れにもなっている。添削のようにすれば作者の意図が少し解るようになる。

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1位 千賀健永

*意外にもここでトップ通過1位が発表されました!
千賀 歓喜!!

黒き地の 正体は海 揚花火

⇩ 

直し無し

横尾名人:17音でコントラストを見せるのが見事。

先生:これは語順といい、言葉の選び方といい、見事。
「地」と「海」という大きな言葉を入れながら、両方が活きている。
実体験を詠んでいるので言葉選びに迷いがない。

8位 ミッツ・マングローブ

 

いたずらな背に 女王花じょうおうかの 爪の跡

⇩ 

女王花薫る 背に爪跡を のこすかに

ミッツ:女王花は夜咲く花。まるで花火のように。

東国原名人:感性が我々とは違う。「いたずらな背」が俳句としては説明的。
村上名人:女王花が実態なのか比喩なのかわかりにくいという状態がファンタジーを成立させていない。
先生:村上名人の言ったことが当たっている。
発想力は悪くない。「いたずらな」がやり過ぎで分かりにくくなっている。

添削のようにすることで比喩が冴える。ここまでやればミッツがやりたいことが、文字として表現される。

4位 立川志らく

またもや、惜しくも予選通過できず4位となったのは志らくでした。

花火果て 襟裳の朱華あかき 灯火かな

⇩ 

襟裳岬の 灯火の朱華あか 花火果

梅沢名人:惜しい!「灯火かな」をケツに持ってきたことで「花火」という季語が沈み目立たなくなる。

先生:勿体無い!おっちゃんの言う通り。
添削のようにすれば、灯火と花火という2種の火がどちらも活きて、「果つ」と言い切ることで花火が主役になる。こうしていれば1位を争う句だった。

9位 北山宏光

キスマイのもう一人、最下位でした。

揚花火 揺らす扇の 三葵みつあおい

⇩ 

花火あっぱれ かざす扇の 三葵

北山:三葵は徳川家の家紋。

梅沢名人:花火も扇も夏の季語。
先生:季重りはぎりぎり許せるとしても、動詞の選択を間違っている。「揺らす」では伝わらない。
ここから徳川吉宗を出すのは難しい!笑
意図した空気感だけ出してみた。
しかし、実体験を詠んだほうが絶対いい!

2位 千原ジュニア

予選通過!

渋滞や 花火の映る ボンネット

⇩ 

直し無し

先生:丁寧に作ってある。
普通「映る」は説明的になるが、この句の場合映像の言葉として使えている。光景が一気に完成する。
一つづつ自分のものにしている。良く勉強している。真面目!

*この番組、もちろん出演者の俳句を楽しみ、夏井先生の添削に納得したりすることが主眼ですが、出演者の他の人の作品へのコメントを聞くのもまた楽しみです。
今回村上健志、梅沢富美男の秀逸なコメントに感心しました。
そのような(夏井先生も感心する)コメントを言えることが、俳句の腕を証明することにもなるようです。

◆というわけで予選通過して次週・決勝に進むのはこの3名でした。

1位 千賀健永

2位 千原ジュニア

3位 皆藤愛子

   決勝はこちら⇩

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