プレバト俳句夏の炎帝戦2018・千賀健永は予選を勝ち上がって本戦に進めるか
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
プレバト・俳句の才能査定ランキング
昨年度から始まった四季の俳王戦
今年も夏の炎帝戦が行われます。
ちなみに昨年(2017)夏の炎帝戦・覇者は藤本敏史でした。
6/29プレバト俳句・夏の炎帝戦スペシャル・お題は「海」名人特待生のみ集合
今回のお題はシンプルに「夏の太陽」
お題写真も夏の空だけです。
今回は予選(8月2日)、本戦(8月9日)と2回に分けて行われるそうです。
予選は7人の特待生が出場し、上位2名だけが本戦に進んで名人と対決!
というシステムとのこと。
Contents
予選出演者
・岩永徹也 (5級)
・千賀健永 (1級) (Kis-My-Ft2)
・立川志らく (5級)
・ミッツ・マングローブ (3級)
・千原ジュニア (4級)
・中田喜子 (1級)
・松岡充 (4級)
(*名人の横尾渉は本戦に出場)
◎本戦出場は以下5人の名人+予選通過者2名
・梅沢富美男
・東国原英夫
・藤本敏史 (FUJIWARA)
・村上健志 (フルーツポンチ)
・横尾渉 (Kis-My-Ft2)
名人5人も、予選にもコメンテーターとして出場しています。
査定結果速報
◎査定の前に話題になったこと。
東国原の次の句
梅雨明けや 指名手配の 顔に☓
これが盗作ではないかとSNS上で炎上しているとのこと
6月7日プレバト俳句・お題は「梅雨の駅」昇格試験に挑むのは東国原英夫と横尾渉 ⇨
ちなみに2017年6月に宮崎日日新聞の文芸欄に掲載された次の句
「梅雨寒や 指名手配の 顔に×」
だそうです。ここまで似ているとそれは疑われますね。
まして宮崎日日新聞。
しかし、すぐバレるようなことを東国原英夫がするとは思えません。
夏井先生の見解はーー俳句の世界ではたった17音だから類句ができるのはよくあること。その時は性善説を取る。
夏井先生も高浜虚子と一言一句変わらない句を作ったことがある。
その時は「私も虚子のレベルに達した」と考えたとのこと。
4位 千原ジュニア
風死すや 現場検証 顰め面
⇩
現場検証 風死する日の 顰め面
千原:自分がバイクで事故った時の体験を詠んだ。
梅沢:非常にいい。好きよ!。だけど言葉が全部切れている。
先生:「風死す」が季語。自分の体験を書いていることが良い結果となっている。
問題はやはり3段切れ。上5を字余りにしても、3段切れを避ける。
千原:でけへんもん!
3位 ミッツ・マングローブ
惜しくも3位に呼ばれたミッツ:「人生いつもギリギリアウト・・・みたいな」
満タンの声 炎天の 肩まくり
⇩
直し無し
ミッツ:夏の太陽というとガソリンスタンドを思う。
藤本:「肩まくり」という言葉は聞いたことがないが。「腕まくり」はあるが。
先生:「肩まくり」は造語でしょう。その造語を生かしているかが問題。
この場合、その造語を生かす装置がきっちり置かれている。
作者の意図を尊重して、直しは無し。
6位 松岡充
議事堂の 壁齧り付く 空蝉よ
⇩
議事堂の壁 空蝉の 齧り付く
横尾:蝉と議員?想像が難しい。
空蝉:季語、セミの抜け殻
先生:やろうとしていることは面白いのだが、映像をはっきりと描く方が伝わる句となる。語順を変えるだけでそれができる。
7位 岩永徹也
炎帝や 船の影 海底に落とす
⇩
炎帝の黙 海底に 船の影
梅沢:ダメな破調。5・5・7にすべき。5・5・8が良くない。
村上:影、落とす は要らない。
先生:映像の切り取り方は良かった。ただ「落とす」が罪深い。説明の言葉。
「炎帝」は擬人化の季語。添削は7・5・5。
破調に見合う句と見合わない句がある。破調は上級技。
2位 立川志らく
本戦出場の2位の発表。
油照り 毛糸のような 犬拾う
⇩
直し無し
東国原:「油照り」と「毛糸」という冬を思わせる言葉の対比。
先生:非常に愉快な句。
「毛糸のような」が比喩と分かる。
物語として成立している。見事なもの。
5位 千賀健永
日蝕の 森の灯火や 向日葵よ
⇩
日蝕の 森の灯火として 向日葵
横尾:ひまわりのことを言っているのか、灯火か?無理があるように思える。
先生:一種のファンタジーであることは分かるが、やはり比喩が分からない。
たった1文字が問題「や」。それを変えれば意味が通じる。「や」~「よ」の強調、詠嘆は無理がある。
千賀:「として」という言葉は浮かばない。
1位 中田喜子
光束ねるごと 日焼け子ら 走る
⇩
直し無し
東国原:女性が残ってよかった!
梅沢:この破調はいい!
先生:9・5・3の破調。トータルは17音。
破調は難しい。この句の内容がその調べを要求しているかを考える。
光束ねるごと に 日焼け子ら が飛び出してくる 見事。
これが普通の回なら、文句なく名人!だった。
まとめ
◎予選通過は立川志らく、中田喜子の二人でした。
この2人に名人5人を加えた7人での「炎帝戦・決勝」は次週。
★ ★ ★ ★ ★ ★
★夏井いつき先生の新刊です。
★ ★ ★ ★ ★ ★