9月5日のプレバト俳句・お題は「回転寿司の秋刀魚」志らくとジュニアは昇格できるのか?
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
9月に入りました。
9月最初のお題は「回転寿司の秋刀魚」
Contents
出演者
・森昌子
・宮尾俊太郎 (バレエダンサー)
・ゆきぽよ
・相田翔子
・石野真子
夏井先生:「近年まれにみる出来の悪さ。一体どの句を誰が作ったんだ!」
と酷評。才能ナシが3人だそうです。
特待生
・立川志らく1級
・千原ジュニア1級
査定結果速報
3位 ゆきぽよ
秋の風 煙が乗って 目が染みる
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秋刀魚焼く 煙の染みる 夕の風
志らく:秋刀魚かどうか分からない。
ゆきぽよ:秋刀魚と書かないで表したかった。
先生:10年早い。書かなくちゃ!。
みんな:このぽよより下がまだ二人いる!
2位 石野真子
きたきたと 豊漁まわる 皿の秋
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回りくる 皿豊漁の 皿の秋
先生:問題なのは語順。これでは誤解される。漁場にいるのかと思ってしまう。
添削句、「きたきた」は諦めてもらって、句またがりとして、皿をリフレイン(ぐるぐる廻る雰囲気)した。
4位 森昌子
秋の駒 寿司屋行く前 握り飯
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寿司屋行く 前におにぎり 食わす秋
森昌子:食べざかりの子供を駒(馬)に喩えた。
志らく:今話しを聞くと分かったが、何で馬が寿司屋に?と思う。
先生:比喩していたら意味が通じなくなる。
わざとぞんざいに「食わす」とする。
5位 相田翔子
取りそこね 流るる秋刀魚や 箸むなし
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箸むなし 秋刀魚の皿を 取りそこね
先生:写真を見てるから想像できるが、字面だけ見ると秋刀魚漁のことかと思い読みてはきょとんとなる。
添削のようにすれば、何を言いたいか分かるが、そうしても、ひねったあげく普通の所に着地した。「むなし」は入れたいようだから残した。
1位 宮尾俊太郎
回転寿司 根室さんまの ボレロかな
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直し無し
先生:前半は、素直に書けば良い、という見本のよう。
次に季語を含んだ地名が出てくる。そしてボレロという比喩が現れる。
こんな句は下手に直すと大変なことになる。
特待生昇格試験
立川志らく
秋刀魚寿司 廻りて外の 雨斜め
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回転寿司 とぎれて秋の 雨斜め
査定結果は現状維持!
先生:秋刀魚である必要があるのか?ということになっている。
雨斜めという表現はさすが。ここがポイント。
であれば、別に秋刀魚でなくとも良い。
志らく:「とぎれて」と言われた時、息の根を止められた。「それだ!」と。
千原ジュニア
回転寿司 醤油注しけり 待つ秋刀魚
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小皿に醤油 回転寿司に 待つ秋刀魚
査定結果:現状維持!
先生:「注しけり」は言う必要がない。それがあることで「待つ」という動詞の勢いを阻害している。
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残念な回でしたね。
5人も出来が良くないし、
特待生二人も昇格できる句ではありませんでした。