ジャズの名盤-MJQ(モダン・ジャズ・カルテット) “ジャンゴ”&“ヴァンドーム” 最初の数小節で名盤と分かる

      2017/02/20

名盤というものは最初の数小節いや数音を聴いただけで「あっ、これは素晴らしい音楽に違いない」と思わせるものです。

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今日紹介するMJQの2枚のレコードもそんな音楽です。

MJQ : Modern Jazz Quartet

1951年~1974年という長い活動期間がありました。

その間に数々の名盤を世に送り出し続けた稀有のグループです。

■ともかく”DJANGO”「ジャンゴ」を聴きましょう。

1954,55年の録音です。ちなみにジャンゴとは、不世出のジプシー・ジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトのことかと思います。

一聴クラシック音楽的な響きがしますね。

これはピアノのJohn Lewis  ジョン・ルイスの趣味なのです。

いや、趣味と言ったら悪いか。
この人はアメリカの田舎(ニューメキシコ州)に生まれた黒人なのですが、生涯クラシック音楽に「憧れ」を持ち続け「ジャズとクラシックの融合」という困難な命題に取り込み、そしておそらく唯一それに成功したグループMJQのリーダーです。

MJQの魅力はそのヘンな黒人ジョン・ルイスの世界に野人と言われるヴァイブラフォーン奏者Milt Jacksonミルト・ジャクソン という黒人がブルース・フィーリングで迫りまくる葛藤の美学みたいなところにあるのかもしれません。

もう、次を聴いちゃいましょう。

■MJQがフランスのコーラス・グループSwingle Singers スウィングル・シンガーズと競演したアルバム”VENDOME” です。

アルバムの1曲目〈Little David’s Fugue〉です。

ジョン・ルイスの作曲ですが、〈フーガ〉と名前に入っている通りもうクラシックですよね。しかし、やっぱりジャズでもあります。

先ほど「ジャズとクラシックの融合」と書きましたが、これほど素晴らしい完成度で、それをやったアルバムは他に無いと思います。

バッハの〈G線上のアリア〉なんかもやっています。

このアルバム全曲素晴らしいです。

ジョン・ルイスはスウィングル・シンガーズと一緒にレコードを作るのが夢だったようで、2年の歳月をかけて曲を用意したそうです。

スウィングル・シンガーズはフランスのグループと書きましたが、確かにパリで結成されたフランス人主体のグループなんですが、リーダーのワード・スウィングルはアメリカ人なんです。(かなりややこしい) で、ミシェル・ルグランの姉のクリスチャンヌ・ルグランがリード・ソプラノをやっていたりします。

このアルバムは1966年にパリで録音されています。

 

*ここでクラシック音楽と書いたところはバロック音楽と置き換えてもいいのかもしれません。

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