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ネイチャー・ボーイNature Boyという曲のジャズバージョン:コルトレーン、アート・ペッパーから椎名林檎まで

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

ネイチャー・ボーイはナットキングコールが歌ってヒットさせ世に出た曲です。

1948年(昭和23年です)のことでした。

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しかし、あまりにもいい曲だったのでその後ジャズ系ポップス系のさまざまな人がカバーしました。

シンガーは勿論、インストルメンタルでもジャズメン達に演奏されています。

しかもそれがことごとくいい歌唱、演奏なのです。

聴いて下さい。

ナット・キング・コール

最初はやはり敬意を表してナット・キング・コールの歌を聴くべきですね。

ピアノの弾き語り動画がありますので、折角ですからそれを。
ナット・コールはピアニストとしてキャリアをスタートしていますから。

 

コニー・エヴィンソン

現代のアメリカの女性ジャズシンガー、コニー・エヴィンソンの歌に行きます。

 

●この歌唱はコニーがジャンゴ・ラインハルトの音楽に取り組んだ意欲作〈Gypsy In My Soul〉というアルバムからの1曲でした。ネイチャーボーイという曲を見事にジャンゴ・ミュージックに仕上げています。

ジョン・コルトレーン

●最初から飛ばしますが、あのコルトレーンが1965年のアルバム〈Quartet Plays〉の中でこの曲を演奏しました。コルトレーンがこの曲を取り上げただけでも驚きがありましたが、’65と言えば死の二年前、「至上の愛」の翌年です。もちろんコルトレーン=タイナー=ギャリソン=エルヴィンの黄金のカルテットです。

 

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アート・ペッパー

●アート・ペッパーが1979年のアルバム「ストレート・ライフ」の中でこの曲を演奏していました。いわゆる後期のペッパーですが、これほど切ないネイチャーボーイがあるでしょうか。
アルトが泣いています。
そしてまわりのメンバーの演奏も同じように泣いているような演奏になっています。
トミー・フラナガン(piano)、レッド・ミッチェル(bass)、ビリー・ヒギンズ(drums)

 

ジャッキー・マクリーン

●あのジャッキーマクリーンがこの曲を演っていることは余り知られていないのではないでしょうか。
1999年に日本の企画で有名曲ばかりを演奏したアルバムに入っているのです。

評価は分かれるところかもしれませんが、Jackie Mclean – alto saxophone Cedar Walton – piano David Williams – bass Billy Higgins – drums というメンバーで気持ちよく吹いています。上のペッパーとは随分違います。(ペッパーを聴いた後で聴くと「深みにかける」と言われそうです)

 

トニーベネット&レディ・ガガ

歌に戻ります。 トニー・ベネットとレディ・ガガが〈Cheek To Cheek〉というデュエットアルバムを出していますが、その中で歌われています。

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アビー・リンカーン

アビー・リンカーンAbbey Lincoln、1930年-2010年)
ユニークな活動をしたシンガーだったと思います。

 

椎名林檎

椎名林檎がこの曲を演るのは当然という気がしてしまいます・・・。

 

カート・エリング

1967年生まれのアメリカのジャズ歌手。
オーストラリア、シドニー・オペラハウスでシンフォニー・オーケストラと共演したライブ映像を聴いて終わります。

まとめ

ネイチャーボーイという不思議な魅力をもった曲の特集でした。

実は他にもデヴィッド・ボウイ、マイケル・ジャクソン、セリーヌ・ディオンのバージョンなど多数あったのですが、採りませんでした。

筆者はこの曲の最も優れた演奏として、アート・ペッパー。好みではコニー・エヴィンソンを挙げたいと思っています。

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