It’s the Talk of the Town (街の噂)というノスタルジックな曲を聴きなおしてみよう【12バージョン】
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It’s the Talk of the Town (日本語タイトルは「街の噂」)
という佳曲があります。
曲の由来は良くわかりません。
ジャズ曲というよりポピュラーソングのように思います。
この曲はマーティ・サイムズ、アレン・J・ニーバーグ作詞、ジェリー・リヴィングストン作曲の1933年の作品だ。ミュージカル、映画とは関係なく、バンド・ナンバーとしてつくられたようだ。—ジャズ詩大全・電子版より引用
聴いてみましょう! 皆さんも聞き覚えがあると思います。
Contents
レイ・コニフ・シンガーズ
ポピュラー・ソングだと思いますので、まずはレイ・コニフ・シンガーズで聴きましょう。
何か「古き良き時代」という雰囲気ですね。
レイ・コニフ・シンガーズは一世を風靡した楽団で、日本でも彼らのアメリカのテレビ番組が放送されていました(そういう時代でした)。
懐かしくて死にそうです。または禁煙を破りそうです^^。
後のSingers Unlimited などに引き継がれるコーラスですね。
ブレンダ・リー
続けてポップス畑のグレイトなシンガー、ブレンダ・リーの歌でも聴きましょう。
この人もワン・アンド・オンリーな声を持った歌手でした。
ジャズ曲としての伴奏バージョン
この曲をジャズ曲として演奏する(歌う)場合の伴奏音源・楽譜がありましたので、ジャズ・バージョンにゆく前に見てみたいと思います。
曲の成り立ちが良く分かりますので。
コールマン・ホーキンス
ではジャズ演奏でのこの曲に行きます。 まずは「テナーの父」コールマン・ホーキンスの演奏です。
Coleman Hawkins – tenor sax
Howard McGhee – trumpet
Sir Charles Thompson – piano
Allan Reuss – guitar
John Simmons – bass
Denzil Best – drums
Recorded in Los Angeles March 9, 1945
ホーキンスは後年のこのアルバムでもTalk of the Town を演っていました。こちらではピアノがトミフラでした。
ワーデル・グレイ
ホーキンスよりは大分若いのですが、同じような貫禄ある演奏を聞かせるワーデル・グレイのテナーでも聴きます。
これもいいメンバーですよ。
Wardell Gray (tenor sax), Al Haig (piano), Jimmy Raney (guitar), Tommy Potter (bass), Charlie Perry (drums)
ディズ&ゲッツ
Dizzy Gillespie (trumpet), Stan Getz (tenor sax), Oscar Peterson (piano), Herb Ellis (guitar), Ray Brown (bass), Max Roach (drums)
若い頃からこんな演奏が出来たゲッツはやはり天才ですね。
ジュリー・ロンドン
テナーサックスの演奏が続きましたので女性歌手ーージュリー・ロンドンの歌で聴きましょう。あっさりと歌っていますね。
レスター・ヤング
またテナーサックスに戻ります。
レスター・ヤングを忘れてはいけません。
tpのハリー”スウィーツ”エディソンとの共演からの演奏です。
レスターの演奏はこの曲に合っていると思います。1955年です。
ジーン・アモンズ
ボス・テナーのトップ、ジーン・アモンズのテナーでも聴きましょう。
ヒューストン・パーソン&テディ・エドワーズ
アモンズの跡を継ぐテナー、ヒューストン・パーソンもやっています。途中からテディ・エドワーズも入ります。
これはオムニバス盤からのピックアップです。↓
ダスコ・ゴイコヴィッチ
この曲はテナーサックスが合うようです。
アルトサックスではあり得ないですね。
ユーゴ(マケドニア)のトランぺッター、ダスコ・ゴイコヴィッチの若いころの演奏があります。
ハンク・ジョーンズ
最後はピアノ・トリオの演奏で締めたいと思います。
古くはアート・テイタム、エロール・ガーナー、テディ・ウィルソンなどの演奏もあり
またバリー・ハリスのいい演奏などもあったのですが、、
ここは好みでハンク・ジョーンズの(ライブ)演奏にします。
まとめ
It’s the Talk of the Town
というほぼ忘れられかけている(?)曲を聴いてみました。
いかがだったでしょうか。 素敵なメロディを持った粋な歌だったと思います。
★ありがとうございました★