ウエス・モンゴメリーの名盤を(A Day In The Lifeを中心に)

ウエス・モンゴメリー
Wes Montgomery(1923年3月6日ー 1968年6月15日)
一世を風靡して45歳で没したジャズギタリスト
ウエスが残した名盤の中から、いくつかを聴いて彼の足跡を辿りたいと思います。
ただし順不同です。
Contents
男が女を愛する時 (A Day In The Life)
CTIレーベルが全力を投入したイージー・リスニング・ジャズの金字塔ー
A Day In The Lifeから 〈When A Man Loves A Woman〉 を聴くことから始めます。
インクレディブル・ジャズ・ギター
The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery ’60から
ロリンズの曲〈Airegin〉
Wes Montgomery(guitar)
Tommy Flanagan(piano)
Percy Heath(bass)
Albert Heath(drums)
ピアノがトミフラでした。
ウエスと言えば「オクターブ奏法」が代名詞のようになっていますが、この頃からオクターブ奏法でやっています。
*ウエスのオクターブ奏法:左手でオクターブ離れた弦を押さえて、右手親指でオクターブ離れた音を同時に弾く奏法。
フルハウス
’62年 サックスにジョニー・グリフィンを入れ、ウィントン・ケリー、ポール・チェンバース、ジミー・コブのトリオで録音されたウエスの出世作〈Full House〉。
ライブ録音です。
表題曲〈Full House〉
Wes Montgomery – guitar
Johnny Griffin – tenor sax
Wynton Kelly – piano
Paul Chambers – bass
Jimmy Cobb – drums
エレノア・リグビー (A Day In The Life)
またA Day In The Lifeから、ビートルズナンバー〈Eleanor Rigby〉
Smokin’ At The Half Note
上のウィントン・ケリーのトリオとの相性が良かったようで’65年にクラブHalf Note でのライブが録音され、このアルバムは大ヒットしました。
フルアルバムです。
01. No Blues – 00:00
02.If You Could See Me Now – 12:56
03. Unit 7 – 21:21
04. Four on Six – 28:08
05.What’s New? – 34:54
インプレッションズ (from Smokin’ at the half note vol.2)
●後にVol.2 も出ました。
そこからコルトレーンの曲〈Impressions〉を聴きましょう。
動画’65 Nica’s Dream
動画を一つ見ます。 ’65年にオランダで放送用に録画されたものだそうです。 共演者はオランダの若いミュージシャンたち(Pim Jacobs piano, his younger brother Ruud on bass and drummer Han Bennink ーー彼らもその後世界に知られることになりました)
曲はホレス・シルバーが作った〈Nica’s Dream〉
*Nicaとはジャズのパトロネスとして有名だったパノニカ男爵夫人(ロスチャイルド家)のことです。
先程のオクターブ奏法を見ることができます。
バグズ・ミーツ・ウエス
バグズことミルト・ジャクソンとの共演盤があります。
ヴァイブとギターは大変相性がいいようです。
このアルバムからベニー・ゴルソンが作った名曲〈Stablemates〉を聴きます。
Milt Jackson – vibraphone, Wes Montgomery – guitar, Philly Joe Jones – drums, Sam Jones – bass, Wynton Kelly – piano
Movin’ Along
バラード演奏も聴きたいので、〈Body and Soul〉を聴きます。
Wes Montgomery (Guitar), James Clay (Flute), Victor Feldman (Piano), Sam Jones (Bass), Louis Hayes (Drums). ’60
モンゴメリー3兄弟 Groove Yard
ウエス・モンゴメリーの兄弟、バディ(ピアノ)とモンク(ベース)との共演盤を聴きます。
〈 Just for now〉
Wes Montgomery – Guitar
Buddy Montgomery – Piano
Monk Montgomery – bass
Bobby Thomas – drums
California Dreamin’
Verveレーベルでクリード・テイラー・プロデュース、ドン・セベスキー編曲のストリングス入りで作ったアルバム〈California Dreamin’〉
これがそのまま、CTIでの〈A Day In The Life〉に繋がりました。
ダイナミック・デュオーーナイト・トレイン
最後はオルガンのジミー・スミスと共演した名盤〈The Dynamic Duo〉
から〈Night Train〉を聴きながらお別れします。
★Thank you very much for Reading and Listening to.
★ありがとうございました