ジャズファンも満足するブルース・ギタリスト:スティーヴィー・レイ・ヴォーンの名演、名盤
スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan, 1954年10月3日テキサス州ダラス生まれ -1990年8月27日ー35歳没、ヘリコプター事故死)
SRVと略されます。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第7位、2011年の改訂版では第12位。
ーーーーWikipedia
*この順位がいかにスゴイことであるかは、100人のギタリストのラインナップを見てもらえば分かります。→100人のギタリスト
筆者は主にジャズを聴いていますが、ジャズ以外で好きなギタリストとして、スティーヴィー・レイ・ヴォーンの名前を挙げたいと思います。あと、ロイ・ブキャナンも好きです。
*余談ですが、この人を見ているとネイティブ・インディアンの血が入っているとしか思えません。
*ブルースやロックはそれほど聴いていませんし、エレクトリックギターについても詳しくはないので、専門的な話はできませんが、ジャズ好きから見たレイ・ヴォーンの魅力について書いています。
なお、レイ・ヴォーンを聴いていると「これはもうジャズ・ギターじゃん!」と感じる瞬間があります。それについても紹介してみたいと思います。
Contents
TEXAS FLOOD 「ブルースの洪水」
スティーヴィー・レイ・ヴォーン・アンド・ダブルトラブル(なんとカッコいいグループ名!)
の最初のアルバム〈TEXAS FLOOD〉を聴いた時の驚きは新鮮でした。
Stevie Ray Vaughan – guitar, vocal
Chris Layton – drums
Tommy Shannon – bass
■このアルバムからインストの曲〈Rude Mood〉を聴きたいと思います。
ひどく速いテンポのブルース・ナンバーです。(速いけど12小節ブルースです)
■そしてこのアルバムのBonus Trackに〈Tin Pan Alley〉も入っていました。
こんなことをやったブルース、ロック系の人は余りいないと思います。
沁みる、痺れる演奏、歌です。ジャズ風味も間違いなく入ってます。
■このアルバム収録曲から、もう1曲〈Lenny〉を聴きます。
DVDになっている〈 Live at the El Mocambo〉での演奏から同曲。
*「デビュー作にその全てがある」と言われますが、このSRV&Double Troubleの第1作も、正にそのような傑作でした。
Couldn’t Stand The Weather 「テキサス・ハリケーン」
そして次のアルバム〈Couldn’t Stand The Weather〉がどこを取ってもカッコいい最高のアルバムだったのです。
■冒頭に入っっていたのが〈Scuttle Buttin’〉でした。
これは東京でのライブ動画(1985年)で聴くことにしましょう。
■そしてタイトルナンバー「テキサス・ハリケーン」Couldn’t Stand The Weather
■Stang’s Swang
●これはもうジャズですね。グラント・グリーンです!。
そして、この曲ではサックス(Stan Harrison)も入ってますからね!
■SRVがライブでは必ずやったジミヘンの曲〈VooDoo Chil〉も入っています。
SRVの使用ギター
使用ギターはフェンダーのストラトキャスター「ナンバーワン」だそうです。
SOUL TO SOUL
SRV And Double Trouble 3枚目のアルバムです。
キーボードにリース・ワイナンスが加わっています。
■Lookin Out The Window
■Life Wuthout You
更に余計なことを言えば、例えば日本のバンドJ-WALKなどに通じるものを感じます。 SRVが日本、世界に与えた影響は大きかったのです。
ブルース~ロック~ジャズ~AOR ジャンルを超える名曲だと思います。
IN STEP
4枚目のアルバムです。
■Crossfire
これは公式PVです。
■Riviera Paradise(リヴィエラ・パラダイス)
このSRV特集最後の曲になります。
勿論ブルース(&ロック)・ギタリストとして最高なのですが、それだけではないものを感じさてくれるのです。
この曲も【ブルース・ロック・ジャズ】が混然となった他では聴けない素晴らしい曲になっています。5分30秒辺りからのギター、ウェス*かと思いました。
まとめ
いやー、SRV 素晴らしかったですね。
’80年代の10年に満たない活動期間でしたが、その後のギタリスト、音楽に与えた影響は計り知れないと思います。
ジャズファンの方も納得されたことと思っています。
■SRVその他のCD
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