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【この動画永久保存版】ビリー・ホリディとジャズの巨人たち1957年

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

↑画像はYoutubeより

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この動画は20世紀の遺産として永久保存されるべきものだと思います。

何故なら

ビリー・ホリディとジャズ・ジャイアンツたちの姿をとらえた見事なドキュメントだからです。

単なる歌の動画ではありません。

ビリー・ホリディの生きた人生は苦難に満ちたものでした。

しかし彼女には歌がありました。

歌を歌うことの喜び、至福ともいえる表情がとらえられています。

 

ビリー・ホリディ

ビリー・ホリディ
写真出典:Wikipedia

Billie Holiday (1915-1959)

1910年代のアメリカに黒人として生まれ、44才で亡くなったその人生はあらゆる辛酸をなめ尽くすものだった。

母子家庭に生まれ母親は売春婦。
人種差別、11才でのレイプ、アルコール依存、麻薬中毒、ついには投獄ーと人生のあらゆる苦難を経験した。

しかしそのホリディの歌声は人々の心を掴んだ。

今もなお人種、国籍を超え世界中でその歌が聴かれている。

 

動画 ”FINE AND MELLOW”

曲は”Fine And Mellow”です。

撮影されたのは1957年。ホリディ死の2年前です。

参加ミュージシャン:

Ben Webster — tenor saxophone
Lester Young — tenor saxophone
Vic Dickenson — trombone
Gerry Mulligan — baritone saxophone(一人だけの白人)
Coleman Hawkins — tenor saxophone
Roy Eldridge — trumpet
Doc Cheatham — trumpet
Danny Barker — guitar
Milt Hinton — double bass

ソロの順番は、
ベン・ウェブスター(テナーサックス)レスター・ヤング(テナーサックス)ヴィック・ディッケンソン(トロンボーン)ジェリー・マリガン(バリトンサックス)コールマン・ホーキンス(テナーサックス)ドク・チータム(トランペット) だと思います。

◆この動画を撮影したカメラマンが見事です。

歌っているビリー・ホリディの姿だけではなく、演奏者が演奏している間のホリディの表情、ゆったりとリズムに乗る姿もアップでとらえています。

特にレスター・ヤングがソロを取っている時の喜びに満ちた表情が印象的です。

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最後に

もしビリー・ホリディに歌がなかったら、その人生はただ苦難の連続だったかもしれません。

しかし、ビリー・ホリディには、このように至福の時がありました。

この動画には、人が音楽を演奏するということ、歌を歌うということの根源的な意味が記録されていると思われます。

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