9/6プレバト俳句・お題は「秋の味覚」小倉優子が1位・千原ジュニアは昇格
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
9月になりました。
夏の終わりというのは、何となく物悲しいというか、去りゆく夏・・・
みたいな気分になるものですね。
プレバト・俳句の才能査定ランキング。
お題は店頭に並んだ秋刀魚(さんま)の写真で「秋の味覚」
司会&アシスタントはいつものこの二人
Contents
出演者
・瀧本美織 (女優)
・鈴木福 (中学生になったそうです)
・小倉優子
・篠田麻里子
・河合郁人 (A.B.C.-Z)
特待生昇格試験
・千原ジュニア (4級)
・梅沢富美男 (名人10段)
梅沢名人がいつものように大口を叩くようです。
さて、どうなることか?
査定結果速報
2位 篠田麻里子
秋の宵 独身女と サンマ缶
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独身や 秋の宵なる サンマ缶
梅沢名人:「独身女と」を変えれば1位が取れたかも。
先生:「独身女」が主役になって「秋の宵」が背景になっている。
女にした気持ちは分かるが、狭めないで「独身」で良かったのでは。
3位 鈴木福
夜の風 父とちびちび 栗おこわ
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栗おこわ 父と味わう 夜の風
梅沢名人:福くんとわからないので、酒を酌み交わしていると誤解される。
先生:中学生で「夜の風」は粋というか、大したもの。
梅沢名人が言う誤解を避けるために、「栗おこわ」を始めに持ってきて良い。
4位 瀧本美織
秋刀魚焼く 煙をまとい 出番待ち
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撮影の 出番はかって 焼く秋刀魚
千原:読み手は作者が女優とは知らないないので、出番を待つ女優のこととは分からない。
先生:分からない。サンマが出番を待っていると、誤解される。
「撮影の」と初めに言ってしまう。そして添削のようにして、主役が秋刀魚であることをはっきりさせる。
5位 河合郁人
秋日和 三尾冷やされ 夜七輪
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店先に 並ぶ三尾や 秋日和
先生:最も駄目なのは、時間軸が分からない点。ムリ!
添削は店先の光景を切り取った。
1位 小倉優子
前回は季語を入れ忘れたとのこと。
千原ジュニアに「パンツ穿かないでジーパン履くようなもの」と冷やかされる。
朝の陽や 父と煮詰めた 柿のジャム
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朝の陽や 父と煮ている 柿のジャム
先生:上5の切れが気持ちいい。
自分の経験を素直に表現するとリアリティーのある句になる。
一点だけ勿体無いのは「煮詰めた」はマズそうに感じる(笑)。→「煮ている」と現在形でいいのでは。
特待生昇格試験
千原ジュニア
舌先に 鰡子の粒 現れる
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直し無し
梅沢:素晴らしい。カラスミのことだけで1句を詠んでいる。
査定結果:1ランク昇格 3級へ!
先生:難しい技に挑戦して見事。
「一物仕立て」(季語)という技だが、同じようなことになり大変難しい。
何故難しいかと言うと、「観察」→「発見」→「表現する力」というプロセスが必要。小さな発見を文学作品にする俳句の力。
またカラスミを唐墨を使わず鰡子(ボラのこ)とした点も評価する。こちらの方が生々しいリアリティーがある。
梅沢富美男
震禍の港 あふるる笑顔 初さんま
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震禍七年 港に揚がる 初さんま
査定結果:現状維持
先生:10段にしては安易。
震禍は造語として認めるが、「あふるる笑顔」はいくらなんでも安易。
港に揚がる で あふるる笑顔は表現できる。
そして、あの震災から七年が経った感慨を表現したい。
あれっ、添削が入ると降格するルールでは?
わたし
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●梅沢名人、確かに10段としては安易でした。降格モノだったのでは?
千原ジュニアの句は・・・はっきり言ってよく分かりません。
◯小倉優子は素直な句で好感が持てますね。
確かに「煮詰める」はマズそうというより「詩的ではない」ですね。(笑)