10/18(2018)のプレバト俳句・お題は「運動会」三遊亭円楽肺がん手術から復帰!

【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
9月末にタイトル戦の「金秋戦」が終わり
10月初のプレバトです。
お題は「運動会」
Contents
出演者
・潮田玲子 (元バドミントン選手)ーー初登場
・前田吟
・山口真由
・橋本直 (銀シャリ)ーー4回目
・二階堂高嗣 (Kis-My-Ft2)ーー16回目
○特待生
・三遊亭円楽 (特待生2級)
・千原ジュニア (特待生3級)
*番組予告では、肺がん手術から復帰した三遊亭円楽が渾身の作で夏井いつき先生を唸らせる、とありますが?
司会はいつものこの二人です
査定結果速報
4位 橋本直
まかせとけ 逞しき君 風の秋
⇩
まかせとけ バトン受けとる 風の秋
千原ジュニア:写真に乗ればわかるが、この句だけで分かってもらえるか、疑問。
先生:その通り、ただ「風の秋」に才能のカケラが見える。
運動会と分かるものを入れる。
具体的な表現を心がけるべし。
3位 前田吟
秋の朝 爺の張り切る 陣地取り
⇩
運動会 朝の陣取り 役は爺
円楽:これも句だけでは何の句か分からない。
先生:これも運動会であることを書くべき。
じ で韻を踏んだ。
2位 山口まゆ
前回は才能なし、最下位だった。
運動会 駆け抜ける子の 腿の無垢
⇩
運動会 駆け抜ける子の 腿清し
写真をフォーカスしてゆくように、、、
先生:小さく切り取っているのがいい。
「無垢」という言葉があまり良くない。違う感情を湧かせる恐れあり。言い過ぎ?
もっと軽やかな言葉「清し」とした。清々しい、の清。
5位 二階堂高嗣
16回出場が屈辱の最下位。
レンズ越し 我が子の涙は 身に入む
⇩
レンズ越し 運動会の 子の涙
二階堂:実体験を詠んだ。
先生:「身に入む」が秋の時候の季語。これはもっと骨身に沁みるような感情を表す言葉。人生の寂寥感。
たかが運動会にはそぐわない。もっと人生を学ばないとこの季語は使いこなせない。
1位 潮田玲子
爽やかに 早まる鼓動 待つバトン
⇩
爽やかに 早まる鼓動 バトン待つ
先生:「爽やか」は秋の時候の季語。
「バトン」という小道具の使い方がうまい。
言葉が効率良く使われている。
「待つ」と「バトン」を入れ替えるとより明快になる。(「鼓動」のすぐ後に「待つ」が来ないようにした)
昇格試験
千原ジュニア
運動会 アキレス腱の 切れる音
⇩
秋天を仰ぐ アキレス腱 切れる
査定結果はーー現状維持!
先生:これでは、単なる報告!
悪いわけじゃない。評価はできる。
自分の体験を生々しく書く態度はいつも感心する。
問題は、季語「運動会」の置き方。
それを変えることで劇的にすることが可能。緊迫感を出す。
三遊亭円楽
段雷に 靴紐きつく 秋の朝
⇩
直しなし
査定結果:1ランク昇格
円楽:色々勉強すると、音物の花火を段雷と呼ぶことを知った。
先生:見事な省略。
段雷という季語、よく見つけた。私も調べた。わかった瞬間に光景が立ち上がった。
上5の「に」は散文的になるので要注意だが、この「に」は「によって」という意味でOK。
省略の判断を良しとして褒めたい。
◆2018年になってからの放送分まとめはこちらです。