プレバト7月26日・お題は「離婚届」女性の離婚経験者5人が集まりました
【全ての画像は番組HPより引用】https://www.mbs.jp/p-battle/
7月26日のプレバト・俳句の才能査定ランキング
今回のお題は珍しいもので「離婚届」
そして出演者も離婚経験者の女性ばかり5人。
夏井いつき先生は次のように言ってあります。↓
Contents
出演者
・高畑淳子
・手塚理美
・野村真美
・河中あい (元アイドルー元夫は袴田吉彦→アパホテル!)
・宮崎宜子 (元日テレアナウンサー)
特待生
・千原ジュニア (当日、唯一離婚未経験者)
・東国原英夫 名人9段
査定結果速報
「離婚届」は季語ではない。どのように季節を持ってくるか?
夏井いつき先生も離婚経験者。
「生々しい」句を期待している、とのこと。
2位 手塚理美
真田広之と離婚
薄紙に 透けし未来の 風薫る
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離婚届に 透ける未来や 風薫る
東国原:「薄紙」が読む人に分かるか?疑問がある。
先生:名人の言う通りだが、「風薫る」(夏の季語)で希望がちゃんと見える。それが伝わる。
しかし、「離婚届」は6音だが、ちゃんと書いた方が良い(上5の字余りは許される)「に」をつけて7音にする。
4位 宮崎宣子
彦星と 敬語に戻る 緑紙
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訣別や 敬語に戻る 二星の夜
先生:文字面ではわかりにくい。
しかし中7の「敬語に戻る」にリアルがある。「実体験は俳句の核となる」
諸悪の根源は「緑紙」これは分かってもらえない。
傍題の「二星」が織姫、彦星を指す季語、これを使う。
3位 野村真美
青空へ 解き放たれや しゃぼん玉
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しゃぼん玉 こころを 青空へ放つ
東国原:気持ちは分かるが「しゃぼん玉」では凡人。
先生:発想的に凡人、離婚後の開放感を詠みたいのは分かるが、これでは・・
解き放つのはこころの方と分かるようにする。「しゃぼん玉」は春の季語。
5位 高畑淳子
赤い糸 緑の紙で 白紙なり
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冷房機 外した穴と 離婚の日
高畑:離婚届が何故緑なのか、不思議だったので赤、白と対比させて作った。
娘に句を見せたら褒められた話をする、、、。
先生:これは俳句ではなくなぞなぞです!
これは添削不能ですが・・・
今聞いた話にいいエピソードがあった。
クーラーを外した時の穴の話。それで、私が作ったけどね。
1位 河中あい
区役所で 秋の声聴く ソファ席
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区役所に 秋の声聴く ソファ席
先生:こういうのを待っていた。
具体的に書くことで、読み手の脳の中で再生される。
「秋の声」という難しい季語をうまくこなしている。
(寂しげな季語に心情を託す)
「で」という散文的な助詞を変えるだけで、もっと良くなる。
感覚がいいし勉強する意欲もあるので、勉強すればいい俳人になる。
特待生昇格試験
千原ジュニア (特待生4級)
夏休み明け 名簿順 抜かされる
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名簿順 抜かされる 二学期の現姓
千原ジュニア:子供になって作った。
査定結果:現状維持
先生:発想はリアル!しかし単語があと一つ足りない。
「夏休み明け」は季語だが長いので、言い換える→二学期。
添削句で完璧に伝わる。
東国原英夫
普段30句くらい作る。今回は60句位できた!と語る東国原。
調停の 席着く妻の サングラス
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直し無し
東国原:経験ではない。想像です。
査定結果:1ランク昇格!!
名人10段へ!
先生:さすがの臨場感。
「席着く」が寸詰まりの感があるが、、
「席着く妻→席に着く妻」とすると、ニュアンスが変わるので変えない。
サングラスが季語。
絶対あなたの体験でしょ!
まとめ
5人の女性がそれぞれの句を披露しました。
褒められたのはリアル、具体的な句を作った河中あいでした。
そして
東国原英夫が昇格し、梅沢富美男に続いて名人10段となりました。
次回から永世名人を目指すこととなる。
次回は夏の「炎帝戦」ーー昨年の王者は藤本敏史だった。
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★夏井いつき先生の新刊です。