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キスマイ千賀建永が見事な句で夏井先生を泣かせました・2018新年プレバト俳句第1弾・名人特待生スペシャル「冬の冬麗戦」

 
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団塊世代ど真ん中です。 定年退職してからアルト・サックスを始めました。 プロのジャズサックス奏者に習っています。 (高校時代にブラスバンドでしたけど当時は自分の楽器を持っていませんでしたので、それっきりになりました) 主にジャズについて自由に書いています。 独断偏見お許しください。

*使用画像は番組HPより引用

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あけましておめでとうございます。

新年1回目のプレバト・俳句です。

2部構成で、

1部:番組対抗戦 お題は「初詣」

2部:名人、特待生スペシャル「冬の冬麗戦」 お題は「雪と青空」

とのこと。

司会はこの二人です。

豊崎由里絵アナと浜田雅功

◯夏井いつき先生に異変が!

冬の冬麗戦出演者

8人参加(段位順)

梅沢富美男

藤本敏史

横尾渉(Kis-My-Ft2)

村上健志(フルーツポンチ)

石田明(ノンスタイル)

 

千賀健永(Kis-My-Ft2)

 

中田喜子

千原ジュニア

*名人、東国原英夫が出ませんね。

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番組始まりましたらここで速報します。
まずは番組対抗戦からです。

人気番組対抗戦 査定結果速報

各人気5番組から一人づつが参加とのことです。

お題は「初詣」

3位→4位→5位→2位→1位と発表です。

3位 「アンナチュラル」 池田鉄洋

決意をも かじかますな 初手水はつちょうず 

決意かじかますな 今朝の 初手水

梅沢名人、先生:中7が一音足りない。

句またがりの手法で添削。

4位 「きみが心に棲みついた」 吉岡里帆

寒空に みくじの花や 夢満開

寒空や 夢咲くように みくじ咲く

先生:何故凡人は夢満開といいたがるのか。
添削句、「夢」は残して「咲く」をリフレインさせた。

吉岡:勉強不足でした。すみませんでした。ーーと何故か謝る。

5位 「S☆1」 松田丈志

初詣 飛躍を誓い しるす絵馬

初絵馬の 飛び立つ如く 風に鳴る

千原ジュニア:人はそれを絵馬という。(絵馬の説明ですね。)
先生:要らない言葉だらけ。

添削すると本人の言葉は何もないが・・・

2位 「アッコにおまかせ!」 斎藤司

かじかめる 契りの指輪 包み込む

指輪の手包む かじかむ手を 包む

先生:「契り」という言葉は陳腐という感性を持って欲しい。
指輪というものが既にそういう(契り)意味を含んでいる。

1位 「プレバト!!」 千原ジュニア

トランプを 一旦伏せて 初詣

トランプを 伏せて初詣へ 繰り出す

先生:「一旦」という言葉のニュアンスが、話を聞くとちょっと違うようなので、添削のようにした。

◎まあ、プレバトチームは勝って当然ということでしょう。

(*余計なことですが、今トランプというと、どうしてもドナルドのことを思いますね)

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◎さて本日のメインイベントです。

冬の冬麗戦 結果速報

「冬麗」とは冬の季語、冬晴れのうららかな様子。

みんな「東国原英夫が逃げた」と合唱。

 

*みなさん、着物で勢揃い!

お題は、「雪と青空」

フルポン村上:「最初見た時、国旗かと思った」

5位 村上健志

春永はるながや サイドミラーの 透ける空

春永や サイドミラーの 小さき空

先生:春永という季語、よく勉強しているなと。

しかし、弱点があるとすれば「透ける」という描写。曖昧か?
どんな空なのか。 単純には「サイドミラー 走る空」でも良かった。

4位 中田喜子

中田(4位という結果に)悔しがる。

くら谷を 震わせたるや 雪の声

直し無し

先生:十分良い句。

くら谷:深い切り立った谷
雪の声:これ全部で季語:樹木などに積もった雪が落ちる音

先生:添削というより、本人が表現したかったことが、これでいいのかという確認の作業になる。「たる」は完了、一瞬の静寂。

◎これで4位とはレベルが高いと、みんなの声。

6位 石田明

冬青空 きちのおみくじの 余白

冬青空 吉のみくじに ある余白

先生:色の対比をさりげなくやっている、青と白。

6・8・3の破調句としているが、その調べが内容と合っていない。
みくじ」を「みくじ」として「余白」の前に「ある」の2字を入れるときれいに整う。

わたし
この添削は非常に納得が行きました。
石田句では感心しませんが、添削のようにすると、驚きの秀句になりますね!
6・7・5でも違和感無しです。

2位 藤本敏史

船長の 側にペンギン 日向ぼこ

直し無し

村上:日向ぼこが季語?→藤本:冬の季語です。
村上:かわいいのやらせたらフジモンさん。しかし、これで2位なら誰が梅沢を倒すのか?

わたし
村上いいこと言います!
梅沢を倒すのは・・・ 

先生:発想の飛躍は褒めるしかない。驚いた。

8位 千原ジュニア

新雪に 放物線の 飛ばし合い

新雪に 交わす 放物線の尿しと

千原の説明だと、放物線は立ちションだと。

藤本:雪合戦かと思った。季語にションベンかけてるのはイカンのじゃない?

先生:俳句でやっていけないことは何もないのだが、これは詩情が全くない。しかも、意図が伝わってない。

千原ジュニア:すみませんでした。–と謝るしかないジュニアでした^^

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3位 梅沢富美男

梅沢名人:フジモンの下かい、冗談じゃないぞ!と吠える

ざくざくと 空切りひらく 雪下ろし

直し無し

浜田:村上、言うたれ!

村上:アイディアが足りないと思います。(!!)

先生:ざくざくという当たり前のオノマトペでも語順で何とかなる。
直す必要はないが、その分発展性もない・・・という句。

ーーーーー

◎キスマイ対決!
これでキスマイの二人、横尾と千賀が残りました。どちらが1位を取るのか?

7位 横尾渉

産ぶ声や 皆の顔が 冬暖か

産声や 冬暖かき 顔々かお

浜田:村上どう思う?(浜田がいちいち村上にコメントを求める)

村上:なんかがダメなんだと思います。(!!)

◎そして、千賀が一位の座に座ります。

 

1位 千賀建永けんと

雪原や 星を指す 大樹のむくろ

直し無し

浜田:村上どうですか?
村上:いいところがたくさんあると思います。(!!!)

千賀:大樹が星に憧れるイメージ。

先生:自分の句を理論的に説明できましたね。

千賀:今まで背伸びしていた。今回自分の中で一番素直な句。

先生:(雪原、星、指す、大樹、骸)と一語一語出てくるたびに光景が少しづつ動く。最後は美しい絵画のように1枚に入っている。

しかも5・5・7の調べが見事な緊張感を呼んでいる。

文句なし1位の見事な作品に、夏井先生「頑張った子はエライ!」と激賞。
(*夏井先生は添削する時は誰の句か分かっていないので、驚いたようです)

 

千賀嬉し泣き、夏井先生もらい泣き。

感動のシーンでしたよ!

まとめ

千賀の句、見事でしたね。

名人や先輩たちを抑えて、冬の冬麗戦を制しました。

・筆者は秋の金秋戦で横尾渉が作った句

千年の 樹海の風と 枯葉の香」を思い起こしました。

いやいや、それを遥かに超える感動句でした!

・横尾と張り合うのではなく、素直になって作った句がこのような美しい句となったのですね。うーん、素晴らしいです。
エラソーなこと言いますが、筆者も最初から見ていますが、ここまで成長するとは思いませんでした。果たして名人にまで駆け上るのでしょうか?今後のケント(?)にも期待です。

2位になった藤本敏史の句ですが

夏井先生は発想の飛躍を褒めるしか無いと言ってありましたが、筆者(私)は全然こころが動きませんでした。
「船長のそばペンギン」と言われても「またか」という陳腐感しか持てませんでした。もうディズニー風(?)の作風には飽きましたねぇ。
しかも、作者の意図なら「側の→傍の」じゃないでしょうか?

3位の梅沢富美男句もありきたりな感じですね。
あきたりないーーです。梅沢らしくない普通句ですね。

横尾渉にはいつも感心することが多いのですが、今回は明らかに失敗作でしたね。

千賀の句は2位3位より10倍良かったです。
Kis-My-Ft2という私がけなしまくっているジャニーズ事務所のグループから横尾渉、千賀建永という才能が出てきたことに驚き、感心しています。

◎トリビア:優勝者が席に向かう時かかる音楽はエルガーの「威風堂々」です。この番組けっこう音楽に凝っているようです。

ビリの人の場合はバッハ「トッカータとフーガ」ですね。
(チャララ~、です)

これで四季の俳句王者が揃いました。

春の「俳桜戦」⇨

夏の「炎帝戦」⇨

秋の「金秋戦」⇨

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