プレバト俳句に舛添要一初登場、その添削がとんでもない句に!梅沢名人降格
もう11月も終わりですね。
11月30日のプレバト俳句。
舛添要一元東京都知事が初参戦です!
お題は「初冬の代々木公園」
Contents
出演者
・舛添要一(肩書は無職!)
*イヤなお題、代々木は都知事時代の悪夢が蘇るとコメントして(笑)
・渡辺満里奈
・若槻千夏
・グローバー (ミュージシャン、東京大学文学部卒)
・児嶋一哉 (アンジャッシュ)
*浜田ーーお馴染み紹介忘れの技!
・特待生 ミッツ・マングローブ
・名人 梅沢富美男
*番組が始まりましたらここで速報します。
俳句の才能査定結果
「初冬の代々木公園」がお題です。
4位 若槻千夏
手を繋ぐ ぬくもりの先 散り紅葉
⇩
繋ぐ手の なかに握っている 紅葉
梅沢名人がけなす。
若槻:先生ならいいけど、梅沢に言われると腹が立つ。
先生:ぬくもりの先に何があるか曖昧。
詠みたいことを明確に文字にする。
2位 グローバー
「もういいよ」 子ふたり隠す 冬木かな
⇩
子 ふたり 隠れる冬木 もういいよ
梅沢名人:もういいよ→かくれんぼ と書けばいい
先生:もういいよ で分かるから効果としてアリ。
それよりも勿体無いのは語順。
たしかに「もういいよ」は下5に置くほうが効果的ですね
「子○ふたり」で5音と数えるテクニックがある。
3位 児嶋一哉
原宿の 少女に負けじと 色落ち葉
⇩
原宿の 少女ら さんざめく 落ち葉
梅沢名人:「色落ち葉」が問題、「年増の女」と誤解される。
先生:「負けじと」と説明するのではなく、さんざめく のような映像を示す言葉を使うことで読者に悟らせる。
5位 舛添要一
落葉して 都の宰 杜の外
⇩
首都落葉 職を追われて よりの日々
舛添:自分の境遇を詠んだ・・・
都の宰:都知事のこと、杜:明治神宮
先生:字面通りで読むと、全然違う景色が立ち上がり、意図が伝わらない
説明を聞いて間違いなく才能なしと分かった。
正直に添削のように書くしかない。
舛添:今日ここに出て良かった。これで過去は捨てたほうがいいと分かりました。
それにしても、強烈な添削になりましたねっ!
「職を追われて」はスゴイです。
1位 渡辺満里奈
渡辺は絵本作家という一面ももつそうです。
しゃくしゃくと 踏む足楽し 霜柱
⇩
直し無し
先生:「しゃくしゃく」がいい。
語順がいい。感触を表す言葉として足は必要。
「し」の韻を踏んでいる
しゃくしゃくと 踏むあし楽し しもばしら
こういうところに気づくのが才能あり。
特待生2級 ミッツマングローブ
「金秋戦」では屈辱の最下位だった。
木枯らしに 刺され冷む デングの熱か
⇩
デング熱フィーバー 冷めたる木枯の 公園
先生:これでは正しく意味が伝わらない
自分がデング熱を出している?という誤解も呼ぶ。
よって現状維持。
意味を伝えるためには、思い切って上5を長めの字余りとする。(冷めるのはデング熱のフィーバーなのだから)
その上で全体のバランス、調べを整える。
結果こんな9,9,4の破調句になってしまいました。
テーマ選定のミスという気がしますね。
名人8段 梅沢富美男
自信有りと、さんざん吠える。
えり足に 冬の風あり LINE消す
⇩
首筋に 冬の風あり LINE消す
または
冬の恋 終わりぬ風に 消すLINE
査定結果:現状維持
先生:「えり足」がポイント。
添削1のようにすれば(首筋に)、読み手はある程度理解できる。
しかし、おっちゃん(梅沢)は恋に拘りたいの?
だったら「えり足」とかは消して、添削のようにはっきりと「冬の恋終わりぬ」と書く!
梅沢がごちゃごちゃと文句を言った結果、8段→7段に降格。
まとめ
・舛添句、ミッツ句、梅沢句とも 曖昧だったところをはっきり分かるように添削されました。
何となくイメージで作るのではなく、はっきり意図が分かるようにすることも大事
ということを確認した、回でした。
・舛添の添削など残酷なほど、きっぱりと直されましたねぇ。
・梅沢名人の句も
えり足に 冬の風あり LINE消す
冬の恋 終わりぬ風に 消すLINE
と並べて見ると、はっきりと言った分だけ、作者意図が明快に伝わることが分かります。
なおかつ詩的風格が上がりますね。
冬の恋 終わりぬ 風に消すLINE と読めば「いい句」じゃない!と思います。
今日は以上でした。
まとめはこちらです⇨プレバト俳句2017放送分まとめ