ジャズの名盤:トランペット編・クリフォード・ブラウン~リー・モーガン~チェット・ベイカー
ジャズの名盤:トランペットもまたフロントの花形楽器ですね。
本来ならルイ・アームストロングから始めて、ガレスピーに触れて・・・と系統立てて、書くべきなのでしょうが、何しろ気まぐれブログなもので、思いつくまま、好きなままに挙げさせてもらいます。
●また「JAZZの帝王」と呼ばれたマイルス・デイビスは個別に採り上げたいので、ここでは除外します。
*マイルスはこちらに書いています。
⇒ https://enjoyjazzlife.com/miles-davis
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まずは「トランペット吹いてます!!」というジャケットを集めてみました。
Contents
- 1 Joy Spring /Clifford Brown
- 2 George's Dilemma /Clifford Brown
- 3 I Remember Clifford /Lee Morgan
- 4 Candy /Lee Morgan
- 5 I'll Close My Eyes /Blue Mitchell
- 6 I'll Close My Eyes /Dizzy Reece
- 7 I'll Close My Eyes /Dusko Goykovich
- 8 You're My Everything /Freddie Hubbard
- 9 The Great Pretender /Lester Bowie
- 10 Everytime We Say Goodbye /Chet Baker
- 11 共有:
Joy Spring /Clifford Brown
まず、25歳で自動車事故死した天才トランぺッター、クリフォード・ブラウンから始めます。
(1930年10月30日 - 1956年6月26日)
Album:clifford brown and max roach(1954)
Clifford Brown (Trumpet),Harold Land (Tenor Saxophone)
George Morrow (Bass),Richie Powell (Piano),Max Roach (Drums)
George's Dilemma /Clifford Brown
クリフォード・ブラウンをもう1曲。
〈Study of Brown〉から〈George's Dilemma〉(ジョージのジレンマ)。
テナーはハロルド・ランドです。
I Remember Clifford /Lee Morgan
同じく早熟の天才と言われたリー・モーガンを聴きましょう。
クリフォードの事故死の後、ベニー・ゴルソンが作った名曲「アイ・リメンバー・クリフォード」です。
I Remember Clifford /Lee Morgan
album: Lee Morgan Vol.3(1957)
Lee Morgan (trumpet), Gigi Gryce (alto saxophone), Benny Golson (tenor saxophone), Wynton Kelly (piano), Paul Chambers (bass), Charlie Pership(drums).
Candy /Lee Morgan
Lee Morgan も1曲では物足りません。このチャーミングな曲はヒット曲となりました。
Candy Album:Candy (1958)
Lee Morgan(tp),Sonny Clark(p),Doug Watkins(b),Art Taylor (ds)
I'll Close My Eyes /Blue Mitchell
トランペットは本当に華やかですね。
Blue Mitchell は一番ヒットした有名曲
I'll Close My Eyes Album:Blue's Moods
Blue Mitchell (trumpet), Wynton Kelly (piano), Sam Jones (bass), Roy Brooks (drums)
いやー、何度聴いても、、、イイですね。
I'll Close My Eyes /Dizzy Reece
そう言えば同じ曲をDizzy Reece もやっていますので、聴きましょう。
Album:Star Bright
Dizzy Reece(tp),Hank Mobley(ts),Wynton Kelly(p)
Paul Chambers(b),Art Taylor(ds)
この演奏、リースのテーマの演奏が少しづつ遅れ2拍ほどズレる。
ケリーが左手強打で警告し、チェンバースも合わせようとする。
ところがハードボイルド・モブレイが委細構わず本来のカウントで入ってくるので、「おやおや」みたいになっている。普通なら取り直すはずだが、そのままOKテイクとしたBLUENOTEも面白い。
I'll Close My Eyes /Dusko Goykovich
こうなったら同じ曲をもう一つ別のプレイヤーで。
Album:Soul Connection (1993)
D.Goykovich(tp),Tommy Flanagan(p),Eddie Gomez(b),Micky Roker(ds)
ダスコ・ゴイコヴィッチは旧ユーゴスラビア出身のトランペットですが、いい味を出していますね。
そしてトミー・フラナガンのピアノが相変わらず品格のある見事なサポートです。 この人が入るとアルバムの格が一段上がるような気がします。
You're My Everything /Freddie Hubbard
フレディー・ハバードを是非聴きたいですね。
Album:Hub-Tones (1962)
Freddie Hubbard (tp); James Spaulding (as); Herbie Hancock (p); Reggie Workman (b); Clifford Jarvis (ds).
The Great Pretender /Lester Bowie
紹介されることが少ないと思われるレスター・ボウイーのグループの演奏を聴いて欲しいです。
Album:The Great Pretender (ECM 1981)
Lester Bowie(tp),Hamiet Bluiett(bs),Donald Smith(p),Fred Williams(b),Philip Wilson(ds)
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◎Wynton Marsalis やRoy Hargrove、Terence Blanchard など現代のトランぺッターも入れるべきでしょうが、そのあたりはまた別の機会に譲りたいと思います。
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Everytime We Say Goodbye /Chet Baker
最後はチェット・ベイカーにします。
若いころのいい演奏もたくさんあるのですが、
ここでは晩年の録音にします。
1985年、死の3年前です。↓このベイカーの顔。
ベイカーはジャズを生き抜いた人という気がします。
Everytime We Say Goodbye / Chet Baker
Album:Diane (1985)
Chet Baker (trumpet), Paul Bley (piano)
・・・・・・・・Everytime we say goodbye, I die a little・・・
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ジャズ・トランペットのほんの一部を紹介しただけになってしまいました。
余りにも広大な世界があるので、このようにまとめることには無理がありました。 ランダムな紹介になりましたが、思い出すきかっけとなれば幸いです。
●サド・ジョーンズ⇒については個別に記事を書いていますので、よろしかったらご覧ください。