ジャズ・ハーモニカの第一人者、トゥーツ・シールマンス死去、94歳でした

ジャズ・ハーモニカという、特殊な分野で活躍した人
トゥーツ・シールマンスが亡くなりました。(2016年8月22日)
1922年ベルギー生まれ。94歳でした。
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The Shadow of Your Smile
まずは多分トゥーツの演奏では一番親しみを感じる、ロマンティックな演奏を聴きましょう。
◎トゥーツは実は最初はギタリストとしてそのキャリアをスタートしています。
Anthropology~Moten Swing
その頃の演奏がありますので、聴いてみましょう。
この映像では4曲が続けて演奏されていますが、最初の2曲がギタリストとしての演奏です。
1曲目はチャーリー・パーカーの曲 Anthropology です。口笛とギターがトゥーツです。
ギターも充分に巧いので何故ギタリストを続けなかったのかと思うのですが、口笛を吹いているところが将来を暗示しているのでしょうか?(笑)
2曲目が ジャンゴ・ラインハルトの Minor Swing 、フランスのジャズ・バイオリンのステファン・グラッペリが共演しています。
↑視聴できないようですので、ギターと口笛の別の映像を探しました。
こちらです。自作曲〈Bluesette〉をやっています。
Bluesette (record)
●次はビル・エヴァンズとの共演から
Body And Soul
Bill Evans : piano
Toots Thielemans : harmonica
Marc Johnson : Double bass
Eliot Zigmund : drums
「しかしエヴァンズはいつもエヴァンズですね。驚くほどです(笑)」
アルバムは〈Affinity〉1979年です。
●コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」などもやっています。
Giant Steps
このアルバムはジャズの有名曲(バップの曲が多い)をたくさん演奏していて、好きなアルバムです。
まるでサックスのような表現力には驚きます。
●ヒットしたアルバム〈Brasil Project〉から1曲
Coisa Feita
Joao Bosco -guitar &vocal
●これも思いっきり抒情的なアルバムです。
ケニー・ワーナー(ピアノ)との共演盤から、ルイス・エサの名曲
The Dolphin など
*The Dolphin は残念ながら、削除されたようですので
Sinatra Medleyにします。
アルバムはこれです。↓
ミシェル・ルグラン・メドレーもやっています。
●The Dolphin の動画がアップされたようですので追加します。
●最後に良い演奏がありましたのでそれをアップします。
Emmanuel – played by Toots Thielemans ( Michel Colombier ) とタイトルされています。
まとめ
大きな存在がなくなったっという気がします。
しかしミュージシャンはこうして、音楽が残るのですから…
ある意味幸せですね。