Cleopatra’s Dream「クレオパトラの夢」という曲バド・パウエルの名曲であり、日本のジャズ喫茶で大ヒットした曲でした
この「クレオパトラの夢」(Cleoptra’s Dream)という一度聴いたら忘れられないタイトルを持った曲は決定的な名演奏があります。
勿論、皆様ご存知、作曲者バド・パウエルによる演奏です。
それを1曲聴けば良いようなものですが、そうはいきません。
他の人の演奏も聴いてみたいと思います。
当然 ほかの演奏は パウエルへのオマージュになることは仕方ありません。
Contents
バド・パウエル
そのパウエルの演奏です。
〈The Scean Changes 〉(1958年録音)というアルバムの1曲目として入っていました。
バド・パウエル – ピアノ
ポール・チェンバース – ベース
アート・テイラー – ドラム
このジャケットがまた素晴らしかったのです。
ちなみに後ろから覗き込んでいる子供はバドの息子です。
親しみのあるエキゾチックなテーマメロディ。素晴らしいアドリブ。ヒットする要素を揃えています。
こんな曲を作れるパウエルの天才も改めて感じるのです。
秋吉敏子
パウエルへのオマージュと言えばまず思い出すのは日本女性、秋吉敏子です。
1990年にG.ムラーツを始めとするメンバーで吹き込まれた〈Remembering Bud〉というアルバムからですが、CDは入手困難です。
山下洋輔+渡辺香津美
日本人の演奏を続けましょう。
この曲を世界で一番愛し、有名にしたのは間違いなく日本です。
(特にジャズ喫茶という文化が大きかったでしょう)
この演奏は、もう、名演と言っていいですね。
ハンク・ジョーンズ
ハンク・ジョーンズさんもやっていました。
Hank Jones (p), David Wong (b), Lee Pearson (ds)
Album:”Hank Jones The Great Jazz Trio/ Last Recording”
Recorded:Sony Music Studios Tokyo,February 24, 2010
これはもう死ぬ直前のレコーディングですね。
デヴィッド・ヘイゼルタイン
ヘイゼルタインももう65歳になってるんですね。若いピアニストと思っていたのが・・
日本のVenus の録音です。ジャケ写とともにお楽しみください。
クレオパトラの夢/アントニーの叫び M’s
M’sとは、まさちゃんズ:佐山雅弘(p)大坂昌彦(ds)小井政都志(b)のトリオのこと。
クレオパトラだからアンソニーも登場させようと、同じコード進行の別の曲を合体させたというちょっと冗談ぽい曲。
しかしいい出来です。
大井貴司&Super Vibration
ヴァイブラフォンでやっちゃおうという演奏。(ピアノもいるんですけどね)
マンハッタン・ジャズ・クィンテット
最後はデヴィッド・マシューズ率いる Manhattan Jazz Quintetによるハードな演奏で締めましょう。
Manhattan Jazz Quintet
David Matthews:pf.
Lew Soloff: tp
Geroge Young:ts
Chip Jackson:b
Danny Gottlieb :ds.
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