ミシェル・ルグランの名曲:I Will Wait For Youを6つのJAZZバージョンで聴く

1964年のフランスのミュージカル映画「シェルブールの雨傘」の主題歌としてミシェル・ルグランによって作られた曲 I Will Wait For You はその後も多くの人に歌われ演奏されることになりました。
ロマンティックで心に沁みる名曲です。
そのいくつかのバージョンを聴いてみたいと思います。
追記)ミシェル・ルグランは2019年1月に86歳で亡くなりました。
Contents
映画「シェルブールの雨傘」
カバー・バージョンを聴く前に映画を見ましょう。
女優はカトリーヌ・ドヌーヴでした。
コニー・エヴィンソン
この曲のカバー、最初は大好きなアメリカ人歌手、コニー・エヴィンソンの歌からです。
いい歌唱ですね。ボサノヴァ・リズムでやっています。
間奏のスタン・ゲッツのようなサックスも良かったです。
このアルバムに入っています↓
ミシェル・ルグラン&トゥーツ・シールマンス
作曲者のミシェル・ルグランのピアノにトゥーツ・シールマンスのハーモニカで演奏されたバージョンです。
今さらですが、トゥーツのハーモニカでここまで演れることに驚きます‼️
この演奏はこちらのCDに入っています。
マッコイ・タイナー
例によって本格的に、ジャズ・インスト演奏に行くのですが、意外に思われるかも知れませんが あのマッコイ・タイナーがやっているのです。
(まぁ、日本製作ですが)
McCoy Tyner: piano
Christian McBride: bass
Marvin “Smitty” Smith: drums
ニッキ・パロット
オーストラリアのベース&ヴォーカル、ニッキ・パロットも〈The Last Time I Saw Paris〉というアルバムで演っています。
ドナルド・バード
これも意外かも知れませんがドナルド・バードも演っていました。
ピアノはチック・コリア。
ロマンティックな演奏に聞こえますが、それだけではないようです。ジャズの演奏スタイルで言えば、モードのように聞こえます。
ブルーノートの未発表音源を収めた『ブルーノートBNLT999シリーズ』から出ています。1967年録音。
オスカー・ピーターソン
最後はオスカー・ピーターソンのピアノにしましょう。
まとめ
ミシェル・ルグラン(1932~)は本当にいい曲を書きます。
風のささやき The Windmills of Your Mind
おもいでの夏 Summer of ’42
などもルグランの曲です。
もともとクラシックのピアニストですが、ジャズ・ピアニストとしても一流という困った(?)人です。
ジャズ曲ならジャズ・スタンダード化している
・I Will Say Goodbye
・You Must Believe In Spring
・Watch What Happens
などの名曲もルグランの作曲です。
これ↓、ルグランのジャズアルバムとして好きなヤツです。ジャズピアニストとしてのルグランを味わえます。レイブラウン(ベース)、シェリー・マン(ドラムス)ですし。
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