プレバト・俳句・ひまわり畑・2016年7月28日放送・東国原英夫の句に注目

放送始まりますね。
さあ、去年のような 名句 ができるでしょうか。
いやいや、あれを超えるのはなかなか難しいでしょうね。
今日は5人が参戦ですね。
Contents
◎第4位から発表、市毛良枝でした。
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日を睨む
仁王立ちの
ひまわりよ
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添削後:↓
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太陽を
睨むひまわり
仁王立ち
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東国原:中7は字余り、字足らずは避けたほうが良い。
先生:特待生、正しい!
◎第3位 東大卒の作家 大宮エリー
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空蝉(うつせみ)に
吹く風ひとつ
どこへゆく
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添削後:↓
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空蝉の
ひとつは風に
転がりぬ
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空蝉(うつせみ):蝉の抜け殻
特待生 東国原英夫が また、いいコメント!先生ほめる。
浜田:残りのガラクタ3人の中に 才能アリがいる
◎第2位 佐野ひなこ
浜ちゃんお決まりの
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向日葵が
波打ち出した
草の海
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添削後:↓
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つぎつぎに
波打つ向日葵の
海原
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先生:特待生東国原のいう通り
比喩、波打つのは ひまわり?草?
比喩は結構難しい
さて、第1位はどっちだ? キスマイの北山 か ウーマンラッシュアワーの村本か
◎才能無し最下位 村本の句
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向日葵も
ヤンチャな姫には
道譲る
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添削後:↓
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向日葵や
ヤンチャな姫の
お通りぞ
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先生:これでひまわりが主役になる しかし、添削しても腹立たしい!
村本、東国原に漫才までけなされました^^
◎1位 キスマイ北山 の句
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蝉歌う
僕らの「さんぽ」の
音にのせ
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添削後:↓
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蝉歌う
僕らの「さんぽ」の
歌にのせ
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先生:「の」のリズムを刻むことで中7の字余りが気にならない
◎特待生2級の東国原英夫の句
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向日葵や
眠るむくろに
頭(こうべ)垂れ
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添削後:↓
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向日葵や 畜魂二十九万頭
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(畜魂【ちくこん】殺された家畜たちの魂)
宮崎県知事の時の、口蹄疫で29万頭の家畜を処分した経験を詠んだ。
先生:明るさと暗さ そこへ鎮魂の意をこめたのはいいのだが、
ぼんやりとした言い方になっている
ちゃんと分かるように・・・
せっかく、の良い題材を生かし切れていない。
東国原が話した家畜処分の具体的なことをそのまま詠み込むという、添削になりました。
昇格なし、現状維持
先生の添削で 具体的で感動的な句になりましたね。
東国原もショック!!
この句を書いた「畜魂碑」を建てたくなる・・・と言っていました。
*私が思ったイタリア映画「ひまわり」のテーマが、かかりましたね。
まとめ
さすが、夏井先生
良く他の人の句をこんなにうまく変身させることが出来るものだ・・・
今回もいい句が出来たが、ほぼ夏井先生の作ということになります。
〇光とその裏の陰(影)が歌いこまれると、立体的な、深い味わいのある句になるようですね。
昨年⇨の秀句
『向日葵の 波に逆らひ 兄逝きぬ』
筒井真理子
もそんな奥行きのある句でした。